4人形の少女
扉を開けると、玄関まで道が続いています。
ユキ「見て!花が咲いていく!」
四人があるくに連れ、玄関までの道の両脇は草ぼうぼうだったところが、どんどん花が咲いていきます。
ユキ「本当に異世界だわ。」
後ろをふりかえると、確かに門はあるのです、でも通りを歩く人にはこちらが見えてないようです。
香菜梨「まるでお伽噺の世界です、懐かしい気持ちになります。もしかして、私ここ見たことがあるのかしら?」
番田「これ以上進んだらやばいのでは。またあやしの世界が。」
チュー吉「いえ、あやしの波長ではありませんね、なんだろう危険ではないです。浄土ネズミの世界と同じ波長を感じます。」
ユキ「私も、あやしの波長は感じられるようになったけど、ここには無いですね。むしろかくれ里だわ!」
四人が進んで行くと、家の方に人影が見えました。
番田「人、いやお人形!」
人形のような少女はこちらを見つめているのですが、怖がっている様子です。
ユキ「どうしよう、あの子逃げてしまいそう。」
ュー吉が声をかけようとしました。そのとき。
香菜梨「待ってください、私が行ってお話ししてきます。」
番田「香菜梨さん、危ないです!」
香菜梨「いいえ、あの子には懐かしい波長を感じるのです。私、カナリヤになってそばに飛んで行きます。
そういうと
香菜梨「ローラカナリヤ♪」
と呪文のような歌を歌うと、たちまち香菜梨はカナリヤになり飛んで行きました。




