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ローラ・香菜梨はかごの外☆異世界のあやかしを退治する  作者: 天野幸道


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38 香菜梨のスマホでみんな転送、ミーとミーケの対決

 スーパーマウスはチーズの山に埋もれて恍惚状態。

マウス「僕は幸せだあ~チュー。」

ヴォルフ「なるほど、ネズミの好物はチーズだよなあ。」

バット君「ミーケさん、なんだかだんだん意地悪くなってるみたいだ。」

ミーケ「ワハハ、しょせんはネズミよ。」

 香菜梨は物陰から見ていました。

 そうです、カン九朗がこっそり渡した鍵で檻を脱出したのです。ローラ・香菜梨はかごの外です。

香菜梨「カン九朗さんも、みんなも本当は優しいのね。おかげで何とか鍵を開けて出て来られたわ。でもミーケは手ごわい。そうだったわ、転送アプリを起動しようとして途中だった。」

 香菜梨はスマホで隠れ里アプリを起動しました。

香菜梨「つながって、お願い。電波状態悪いわ。」

 スマホにユキから

「OK!」

香菜梨「あとは、ここをクリック、おねがいみんな来て!」

 スマホの画面が一瞬白くなりそこに皆の姿が映り、どんどん大きくなりとうとう画面から飛び出しました。

ミー「ヒャッホー!!お待たせにゃあ、ミーは猫又にゃ。ただいま参上!」

チュー吉「やばい、チーズの山だ。バリヤを張らなきゃあ。」

ユキ「出られたあ、こうして見るとミーケとミー似てるなあ。」

番田「ああ、香菜梨さん、あなたはやっぱり天使だ。」

ミーケ「何だお前たちは。こしゃくなまた檻に入れてやろう。うっ、術が効かない!」

ミー「今度はかくれ里バリヤを張ってるわよ。さあ互角に勝負よ。」

 そう言うと二人は戦い始めました。

ミーケが分身の術を使うと、ミーも分身し、蜘蛛のからめ糸を出すと、ミーもからめ糸を。

ミーケが空を飛ぶと、ミーも飛び、まるで忍術合戦です。

ミーケ「お前やるな。」

ミー「当たり前ニャ、ミーはあやしを倒して変化の術と、九つの命をもらっただニャ。」

ミーケ「ふん、こしゃくな。九つの命は西洋猫の伝説だ。こっちが本家だぞ。日本じゃ九つの尻尾だろ。」

ミー「九つ尻尾があるのは狐だニャ。」

ミーケ「私はあやしから術をさずかったのだ。負けるものか!」

ミー「あやしからだとニャ、そりゃあ、あやしい術だニャ。」

ユキ「戦いなのか漫才なのか(^^;)」

挿絵(By みてみん)

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