22 怪話 大泉八雨
鏡の中を抜けると、古い西洋風の部屋に出ました。
窓からは港が見えます。
ユキ「ここは、鏡の中にちらっと見えた場所?」
すみれ「はい、私の家です。」
香菜梨「本当に海のそばなのですね。」
番田「どこの海だろう?」
すみれ「大横浜港です。」
みんな「大横浜って!」
チュー吉「こちらの世界とあちらの世界は微妙に違っているとは聞いてましたが、、、、。」
すみれはみんなに紅茶を出してくれました。
スミレ「おばあちゃまから聞いたお話を思い出しました。若いころ、イギリス風にティータイムがあったって。」
すみれ「はい、イギリスの方と交流があったようです。」
香菜梨「もしかして、その方とこの鏡は関係あるのではないでしょうか?」
ユキ「手がかりを探すと言っても、、こちらの世界丸ごと相手だものね。」
番田「何かおばあさんと外国の方の手がかりはないでしょうか?」
すみれ「外国の方のお手紙とか箱に入っていたと思います。確か日本に来て、帰化したようなお話も聞いたことがあります。
そうそう、日本の妖怪のお話しに興味があって妖怪のお話を英語で書いたそうですよ。」
番田とユキは顔を見合わせました。
二人「どこかで聞いたようなお話しね。」
ユキ「その本とかありますか?」
すみれ「確か、、そうそうここだわ。」
すみれは本をスミレに渡しました。
スミレ「ん?これって。」
ユキ「大泉八雨、日本の妖怪『怪話』、えええ!これって!」
番田「小泉八雲 『怪談』のことだ!」
スミレ「読んでみましょうよ。」




