第50話(^ω^)小説家なろうのガイドラインには「異世界転生」と「異世界転移」の違いがちゃんと載っている
50 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/16 (水) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 聖域─塔:焼き肉会場 ■
( ・ω・)「あの……勇者さん。少しいいですか?」
「ん?えぇっと……君は、あのサキュバスと一緒に居た子か」(・ω・`)
「見たところ、君は人間のようだけれど何故魔族と一緒にいるんだい」(・ω・`)
( ・ω・)「実は、僕はこの世界の人間ではないんです」
「ということは……"シフト"か」(・ω・`)
「ん?でも、君のようなシフトは神殿で見たことがないぞ?」(・ω・`;)
( ・ω・)「はい。この世界に来た時、僕は魔王城の前にいました」
「あぁ……あそこの男と同じか」(;´・ω・)
「あ?何見てんだ、肉はやらんぞ」(^ω^ )
(;・ω・)「彼のことは放っておいて……勇者さん、この聖域に居る人間は全て"シフト"の子孫なんですよね」
「まぁ、そう言われているよ」(・ω・`)
(;・ω・)「じゃあ、"シフト"についても詳しいハズでは!?例えば、彼らはどうやってこの世界に来るのかとか!」
「なるほど。つまり、君は……」(・ω・`;)
「汝は元の世界に帰りたいのであろう?」( ω )
(;・ω・)「そ、そうです!」(なんでこの人いきなり僕たちの会話に?)
「残念だが、それは無理だ」( ω )
(;・ω・)「えっ?」
「汝も薄々気付いているだろう?我らは元の世界に帰ることはできぬ」( ω )
「あ……やっぱり?」(^ω^;)
50 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/16 (水) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 異世界転生したけど外出自粛で魔王城の外には出られないようです ■
■ 第50話 小説家なろうで初めて投稿しようとした時、ガイドラインに「異世界転生」と「異世界転移」の違いが載っていて笑った ■
50 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/16 (水) 21:00:00.00 ID:1399336
(#・ω・)「アナタはなんですか!神様か何か知らないですけど、勇者さんと僕の会話に急に入ってきて!」
「我が名はルキウス・ユリウス・ウェリタス・ピウス!ローマ帝国アッシリア属州総督である! ( ω )
(;・ω・)「ローマ帝国……ってことは!?」
「私も汝らと同じ"転生者"だということだ」( ω )
(;・ω・)「嘘でしょ!?どれだけ長生きなんですか貴方は!?」
「長生きの秘訣を聞きたいか?」( ω )
(;・ω・)「いや、そんなのは……っていうか、帰れないって……」
「言葉通りだ。この世界に来た人間が生きて帰れる方法は、まだ確立されていない」 ( ω )
「そんな方法があったら、先ずは私が帰っているからの」( ω )
「それに、帰れなかったからこそ人間はこの世界に定住して、これほどの国を作ることができたんだと思うよ」 (・ω・`)
(;・ω・)「そんな……じゃあ、僕はどうすれば……これまでの旅は、一体?」
( ^ω^)「残念だけど、やっぱり俺達は魔王城でおとなしく待っているしか無いんだよ」
( ^ω^)「君が出ていった後、閻魔大王の部下が地獄から魔王城へ来た……魔王は嘘なんかついてなかったってことだ」
(・ω・;)「っ……!でも、いや……僕は嫌だ!」
(・ω・;)「僕は僕の死を認めるなんて嫌だ!」
「……」( ω )
「……」(・ω・`)
「あの、君たちは何の話をしているんだ?」(・ω・`;)
「閻魔大王?地獄?"死を認める"ってどういうことだ?」(・ω・`;)
(;^ω^)「あれ?転生者って、死んでから異世界転生するんじゃないの?トラックに引かれたりとか」
「いや、そんな話は聞いたことが……"シフト"は皆、気付いたらこの世界に来ていたなんて口にするけど」 (・ω・`;)
「え?じゃあ、君たちは一体何者なの?」(・ω・`;)
( ^ω^)「え?」
( ・ω・)「え?」
「え?」(・ω・`;)
「その疑問!私がまるっと解決してあげましょう!」(・∀・ )
50 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/16 (水) 21:00:00.00 ID:1399336
(;・ω・)「誰っ!?」
「誰っ!?」(;´・ω・)
(;^ω^)「腹か……片原さん!?どうしてここに!?」
「いや、貴方が連れ去られたと聞きましてね、地獄から駆けつけたんですよ」(・∀・ )
「そしたらなんと!魔王城から逃げ出した転生者が他に2人も居るじゃあないですか!」 (・∀・ )
「居ても立ってもいられず、一緒に来ていた魔王殿を置いて、一人で先に来ちゃいました!」 (・∀・ )
(;^ω^)「置いてくるなよ……」
(;・ω・)「貴方が、閻魔大王の部下なんですか?」
「そのとおり!理解が早くて助かります!」(・∀・ )
「あの……閻魔大王とは一体!?」(;´・ω・)
「おっとすみません、貴方が勇者さんですね?存じておりますよ、魔王殿を倒そうとしているそうじゃないですか」(・∀・ )
「あぁ。だけど、もうそれも止めだよ。あのサキュバスと約束してしまったからね」
(;´・ω・)
「あ、止めたんですか?」(・∀・ )
「ほぼ無理やりだけどね……」(;´・ω・)
「それなら良かった。貴方を殺さずに済みました」(・∀・ )
「え?」(;´・ω・)
(;^ω^)「どういうことだってばよ?」
「その前に勇者さんの疑問から解説してあげましょう。サービスですよ?」
(・∀・ )
「恐らくですが、勇者さんの言う"シフト"とは異世界転移者だと思われます」
(・∀・ )
(;・ω・)「異世界転移……?転生と何が違うんですか?」
「例えば、神隠しや笛吹男などの伝説は世界中に見られます。彼らはある時、ふっと居なくなり、死体や消息も見つからない。現代でもそういった失踪・蒸発の話は多々ありますが……彼らは一体、どこへ消えたというのか?」 (・∀・ )
「ズバリ、この世界へ来ていたのですよ」(・∀・ )
(;^ω^);・ω・)「なんだってー!?」
(神隠しってなんだ?)(・ω・`;)
「一方あなた達転生者は、死後に輪廻から外れてしまった存在です」(・∀・ )
「同じ世界から、同じ異世界に来たということは変わりませんが、その道筋は大きく異なっているんですよ」 (・∀・ )
( ^ω^)「はぇ~~」(興味は無いし理解もあまり出来ていないが、とりあえず相槌を打っておこうという気概)
「ま、私達獄卒にとって重要なのは転生者だけですから、転移者なんて実際はどうでもいいんですがね」 (・∀・ )
( ^ω^)「なんでなん?」
「だって転移者って別に仏教徒とは限りませんし……」(・∀・ )
「仮に仏教徒だとしても死んでいないなら私達の管轄外です。金にもならない仕事なんてクソくらえですよ」 (・∀・ )
( ^ω^)「あ、やっぱり縦割り業務っすか」
「そういうことです」(・∀・ )
「あの……それで、貴方はなんで僕を殺すなんて?」(;´・ω・)
「だって魔王殿は私達の重要な取引相手ですし」(・∀・ )
「死者の魂がこの世界に転生してくる場所が魔王城の前なんですよ」(・∀・ )
( ^ω^)「【速報】魔王城、リスポーン地点だった」
「転生者を回収するのに魔王殿は重要な役割を持っています。まぁ、最近はあまり役立っていませんが……」 (・∀・ )
「魔王が居なくなったら困るから僕を殺すってことか……なんか思った以上に敵は多かったようだね」 (;´・ω・)
「ま、先程言ったように、もう魔王に関わらないようでしたら、あなた達に興味はありません。どうぞ、お好きなように生きて下さい」 (・∀・ )
「それと……転生者さん達、そろそろ地獄へ帰る頃ですよ」(・∀・ )
( ^ω^);・ω・)「え?」
「天界の様子がようやく落ち着いたそうで、そろそろ転生者を回収できるようになったんですよ」 (・∀・ )
(;・ω・)「い、嫌だ!僕はまだ死んでいない!僕は元の世界に帰るんだ!」
「何言ってるんですか。きっちり死んでますよ。四十九日も終えて、三途の川の渡し船の名簿にもちゃんとアナタの法名が載ってますよ」 (・∀・ )
(;・ω・)「……っ!」
「それに……アナタもですよ。大秦国のウェリタスさん」( ・∀・)
「……」( ω )
「2000年も見つからないと思ったら、こんなところに居たとは」( ・∀・)
(;^ω^)「え?この人仏門なの!?ローマ人なのに?」
「彼が生きていた時代は、大秦とインドの貿易も盛んでしたからね。少なからず仏教徒がいたのですよ」 (・∀・ )
「ふん。閻魔の下役風情が……私は輪廻になど戻らぬぞ」( ω )
「私は既に悟っているのだからな」( ω )
「……ほう?」( ・∀・)
→つづく!
次回、(^ω^)「最終話までのカウントダウンが(筆者の中で)始まりました」




