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第49話(^ω^)話ながら食べるのに焼き肉は丁度いい

49 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/15 (火) 21:00:00.00 ID:1399336



 ■ 聖域─塔:頂上 ■



              「いてて……あれ?僕は、一体……?」(・ω-`;)



                      「うっ……頭がっ!」(・ω-`;)



 「そうだ、僕は気絶したんだ……なにか、衝撃的なものを見て……」(・ω・`)



(`・ω・)「よう、ゆう君。久しぶりだな」



        「君は……けん君じゃないか!どうしてここに?」(・ω・`;)



(`・ω・)「成り行きでな。四天王とやらに協力することになっちまったんだ」



                      「そうか……あッ!」(・ω・`)



   「そうだっ!四天王が攻めてきたんだ!奴らは今どこに!?」(・ω・`;)



(・ω・´)「あっちでバーベキューしてるよ」





 ( ^ω^)w´‐_‐v (・ω・ (゜-゜*)


 ワイワイ ジュージュー ガヤガヤ ジュージュー


 川゜-゜) ゜⊿゜)ξ 从'-' (゜д゜,)





                 「何してんだアイツらッ!?」(・ω・`;)



 ( ω )「あ、ちょっと汝それ私が育ててた肉だぞ」



( ^ω^)「うるせぇ。焼き肉の前では神も人も等しく奪い奪われるんだよ」



                  「神様ァァッ!!!???」(・ω・`;)





49 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/15 (火) 21:00:00.00 ID:1399336




  ■ 異世界転生したけど外出自粛で魔王城の外には出られないようです ■


    ■ 第49話 話ながら食べるのに焼き肉は丁度いい ■




49 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/15 (火) 21:00:00.00 ID:1399336



 ■ 聖域─塔:頂上 ■



 「おいおい、まだ肉は沢山あるんだ。そんなみみっちことすんなよ」(゜д゜,)



( ^ω^)「肉の前に理性が抑えられんのだ」



ξ゜⊿゜)ξ「しっかし……ホント、いつ食べても炎魔大将軍の育てた……マカイノ牧場の牛は美味しいわね」モグモグ



               「うむ。この牛タンがまた素晴らしい」(゜-゜川



从 '-'从「あ、誰か辛口のタレってあります?」



w´‐_‐v「ここにあるぞ」



                            ムグムグ(・ω・ )



   「アナタ、さっきからお肉ばっかりじゃない。野菜も食べなさい」(゜-゜*)



                          ……ムグムグ(・ω・;)



 ( ω )「すまんがビールとかってあったりするか?」



「あ~……すまんな。一応攻撃作戦だから酒類は持ってきてねぇんだ」(゜д゜,;)



 ( ω )「そうか……じゃあ、勇者が起きたら後で買いに行かせるか……」



          「ちょいちょいちょいちょ~~~~いッ!!」(・ω・`;)



( ^ω^)「は?なんだオメェ、頭大丈夫か?」



w´‐_‐v「皆の衆。妃様の美貌に打ち倒された男が生還したぞ。拍手だ!」



「いや、何これ?何でバーベキューしてんの?なんで神様もしれっと参加して妙に打ち解けてんの?なんで?肉とかコンロはどこから持ってきたの?つーか何でバーベキューしてんの?バカなの?アホなの?」           (・ω・`;)



( ^ω^)「質問したい時は要点をまとめてから質問するようにして下さい」



                 「うっせバーーーーーカ!!!」(・ω・`)



 ( ω )「しょうがない。私から説明しよう」



                          「神様……」(・ω・`)



 ( ω )「私がお腹空いたと伝えたら、そこにいる氷魔大将軍さんがバーベキューに誘ってくれたのだ」



                          「おい待て」(・ω・`)



川゜-゜) 「親睦を深めるには、軽く料理しながら食べる焼き肉などが最適だからな」



      「なんで親睦深めようとしてんの!?敵同士だろ!?」(・ω・`;)



(;,゜д゜)「いや、まぁ……最初は俺もお前をぶっ倒してやろうと思ったよ?」



(;,゜д゜)「でもさ、妃様を見た途端に血反吐吐いて倒れるお前の姿見たらさ……なんというか……萎えちまったんだよな」



ξ;゜⊿゜)ξ「私も、哀れだな……って思ったわ」



从 '-'从「きっとそのうちいいことあるよ」



                「止めろ、そんな目で僕を見るな」(・ω・`)



川゜-゜)「それにだ。私達は元々この地を浄化(ジェノサイド)するためにここへ来たのだが……」



              「さらっと恐ろしい単語を口にするな」(・ω・`)



川゜-゜)「止めることにした。これからは人間と魔族は互いに宥和していこうじゃないか」



          「宥和だと?一体どういう風の吹き回しだ!」(・ω・`;)



川゜-゜)「全ては妃様の決定だ」



                    「妃……というと……」(・ω・`;)



(*゜-゜)「私よ」



         「くっ!僕はサキュバスなんかに屈しないぞ!」(・ω・`;)



( ^ω^)「さっきまで屈しとった奴が何をほざく」



 妃は網の上で焼かれているカルビをひっくり返しながら、勇者に向かって言った。



(*゜-゜)「たしかに、人間と魔族は敵対関係にあるわ。でも、その原因はただ単に交流が無いことだと思っているのよ」



「交流が無いのは当たり前じゃないか。僕らは昔から敵国同士なんだから」

                                (・ω・`)



「かつて魔族に破れてから、魔王は人間にとって倒すべき敵なんだよ」

                                (・ω・`)



(*゜-゜)「……聞いたことがあるかもしれないけれど、魔族は元々、歴史なんて持ってないのよ。昨日の敵は今日の友。お前のものは俺のもの。明日は明日の風が吹く。だから、現代の魔族の殆どは『人間と魔族が戦争していた』という事実すら興味がないし、知らないわ」



(*゜-゜)「言いたいこと分かる?つまり、現代の魔族にとって、人間は別に敵じゃないのよ。なんとなく、昔からの流れで国交は断絶してるけど……世論としてはたまに魔王を殺しにくるヤバい奴らね」



(*゜-゜)「過去に引っ張られて魔族を敵視しているのは人間だけよ」



       「それで、僕たちにも歴史を忘れろと言いたいのか?」(・ω・`)



 勇者の質問に妃は手を止め、勇者に対して妖しげな笑みを浮かべる。



(*゜-゜)「流石にそんなことは言わないわよ。でも、そうね……その歴史を教訓として、四天王が今、アナタの目の前に居るという事実は、事実として受け止めるべきだと思うわ」



                         「ぐぬ……」(・ω・`;)



 勇者は言葉に詰まった。ここでNOと言ってしまえば、魔族は本当に人間を敵とみなすだろう。そうなってしまえば、神の力が魔族に対して無力となった今、人間は再び魔族に蹂躙されてしまうに違いない。



(*゜-゜)「宥和なんて難しい言葉で言ったけれど、私は単純に聖域と魔界との国交を持つべきと考えているだけよ。今までは、魔族は聖域に入ることが出来なかったから、人間との交流が難しかったけれど……」



w´‐_‐v「私の作ったテキゴー燈のおかげで、その障壁は取り払われた!まだまだ改良は必要だが、やがては一般化もできる!その暁には、純血魔族でも聖域旅行を楽しめるだろう!」



(*゜-゜)「人間だって、魔族との混血が進んだ今、かつてのように魔族に対する偏見や差別は少なくなっているでしょう?だから、これを機に私達はもっと交流をするべきなのよ」



                           「……」(・ω・`;)



 彼女の口ぶりは、もはや提案でも交渉でも……ましてや最後通牒でも無く、決定事項を報告するようだ。しかし、勇者には、いや、全ての人間には彼女に抗う力など持ってはいないだろう。ただ、宥和を受け入れるしか無い。



 ( ω )「あれだな……聖域は人間を守る盾であるのと同時に、人間と魔族の繋がりを断つ壁であったのだ」



( ^ω^)(あ、コイツ今うまいこと言ったったみたいな雰囲気出しとる)



 「く……なんか良さげな理論で丸め込まれようとしている気がするけど……というより、神様は何も仰らなかったんですか?」          (・ω・`;)



 ( ω )「ここまで攻め込まれたらもう無理だろう」



( ^ω^)「ごもっともすぎる」



                          「くっ!」(・ω・`;)



 しかし、なおも抵抗の意思が透けて見える勇者。妃はそんな歯を食いしばる勇者に近づくと、彼の頬に手を当てて、絹のような声を耳元で囁いた。



(*゜-゜)「いいじゃない。要は『仲良くしましょ』ってことなんだから……それとも勇者さんはこういうことお嫌い?」



           「あ……いや、嫌いじゃないです……はい」(・ω・`*)



( ^ω^)「頬撫でられただけで籠絡されとる」



川゜-゜)「まぁまぁ、我らもここに来る途中、気前のいい喫茶店で盛大にサービスして貰ってな、人間も悪い者達ではないと気付かされたのだ。『引かぬ媚びぬ省みぬ』が信条の魔族としてもだ、見直す点はある」



川゜-゜)「そんな訳で久方ぶりの国際交流……焼き肉パーティといこうじゃないか」



                「お前らはそれでいいのか……?」(・ω・`)



    「あぁ……そうか。魔族は過去を振り返らないんだったな」(・ω・`;)



(,゜д゜)「そうだそうだ。同じ網の肉を喰えば情も芽生えるさ」



ξ゜⊿゜)ξ「コイツの育てたお肉は絶品ですわよ」



从 '-'从「ほら、どーぞどーぞ!お金なんて要らないよ!」



 そう言って風魔大将軍は半ば強引に、焼きたてのカルビが乗った皿を勇者に押し付ける。



                           「……」(・ω・`;)



 勇者が受け取った皿を呆然と見つめていると、チャーハン名人が彼の肩を軽く叩いた。



                      「勇者。どうする?」(`・ω・)



    「はぁ……僕の人生はサキュバスに狂わされる運命なんだね」(・ω・`)



 勇者は深い溜め息を吐くと、おもむろにカルビを口へ運んだ。




→つづく!



次回、(^ω^)「この話は人間と魔族が仲良くなることがテーマじゃないからね」

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