第48話(^ω^)四天王ト勇者、対峙ス
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 魔界─聖域:国境 ■
( ・∀・)「ついにここまで来ましたね」
(;'A`)「この壊れた柵の向こうは聖域か……正直、恐ろしいな」
さてさて、魔王たちは遂に聖域との境である山の峰まで来た。彼らの前には国境線となる長い柵が建てられているが、一部分だけが見事に破壊されている。恐らく四天王が侵入した痕跡だろう。
しかし、ここで問題が一つ発生した。国境を目の前に魔王が急に怖気づきだしたのだ。
(・∀・ )「魔王ともあろうお方が、何を弱気な事を仰っているんですか!?」
(;'A`)「いや、だって神の加護に触れたら魔王でも死ぬんだぞ?毒みたいなもんだ。恐くない方がおかしいだろ」
( ・∀メ)「大丈夫ですよ。賢者さんのテキゴー燈の光を浴びたじゃないですか」
(;'A`)「それも心配なんだよなぁ……アイツらホントに聖域に入っていったのか?死んでんじゃねぇのか?」
(゜A゜*)「全く……お父は弱虫やな」
「えいっ」(*゜A゜)(;'A`)
あーだこーだ言いながら越境を拒む父親に痺れを切らした姫は、片原に代わり車椅子の手押しハンドルを握ると、何の躊躇もなく国境を抜け、車椅子に乗った魔王ごと聖域へ入った。
「……ほ」(;'A`)
「ホァァァッ!?のー、何をやってるんだ!!?」((;'д`))
娘の無謀な暴挙に金切り声を上げる魔王。しかし、彼の身にはなにも起こらなかった。
「ほら、別に平気やん」(゜A゜*)
「え?俺死んでない?生きてるぅ!?俺生きてる!?」('A`;)
( ・∀・)「生きてますよー」
( ・∀メ)「良かったですね」
「……う」('A`;)
「うおおぉ!聖域に入って死ななかったら、もう恐いもんはねぇっ!」('A`)
( ・∀・)「調子がいいですね。それじゃこのまま四天王達を追いましょうか」
「おう!」('A`)
「れっつごーや!」(*゜A゜)
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 異世界転生したけど外出自粛で魔王城の外には出られないようです ■
■ 第48話 四天王ト勇者、対峙ス ■
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 聖域─塔:地上階外庭 ■
(,,゜д゜)「はぁ~まぁそれなりに高い塔だな」
ξ゜⊿゜)ξ「でも頂上が見えるから大したこと無いんじゃないかしら?バベルの塔の方がよほど高いですわ……でもエレベータも無さそうな古い塔だから、登るのは手間ね」
川゜-゜)「風魔大将軍。私達を乗せていけるか?」
从;'-'从「4人はぎりぎりだけど……重量級の炎魔大将軍が居るからキツイなぁ」
(;`・ω・)「すまん……居ても戦闘では役に立たないだろうし、俺は素直に階段を登って行くよ」
(,,゜д゜)「その必要はねぇ。この程度の高さなら、俺は頂上までジャンプできる。風魔大将軍は3人乗っけて飛んでくれ」
(;`・ω・)「バケモノかよ」
从 '-'从「あ、それなら大丈夫ー」
「待ちなさい」(゜-゜*)
(;,゜д゜)「ん?あれ、どうしたんスか妃様」
「あの、失礼を承知でお願いしたいんですけど、僕たちも一緒に頂上まで連れて行ってくれないでしょうか?」 (・ω・;)
ξ;゜⊿゜)ξ「でも、頂上には勇者が居るし、きっと激しい戦闘になりますわ……危険ですわよ?」
「その勇者に会いたいのよ」(゜-゜*)
ξ;゜⊿゜)ξ「え?」
「お願いします!勇者は、元の世界に帰れる方法を知っているかもしれないんです!」 (・ω・;)
少年は膝をつくと、自分の現状を四天王に打ち明けた。自分は転生者であり、元の世界に帰る方法を探している。そして、その鍵を勇者が握っているかも知れない……といった辺りのことだ。
四天王は黙って彼の話を聞いていたが、やがて氷魔大将軍が口を開いた。
川゜-゜)「……いいだろう。もとより我らは妃様の命令に背くつもりなど毛頭ない」
川゜-゜)「風魔大将軍。運ぶのは5人になるが、ほぼ女子どもだ。いけるか?」
从 '-'从「うん!その代わり、しっかり掴まって下さいね!?」
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
そんな訳で風魔大将軍に乗って他のメンバーは塔の頂上まで行く運びとなった。氷魔大将軍と雷魔大将軍が脚に捕まり、少年を抱えたチャーハン名人が背中におぶさった。そして妃は腕に抱えられ、丁重に運ばれることとなった。
从 '-'从「それじゃ飛びますよー!」
川゜-゜)゜⊿゜)ξ;`・ω・)
(*゜-゜);・ω・)「ハイッ!」
翼を広げ、天高く舞う風魔大将軍。流石はハーピィ、数秒にして塔の頂上まで翔け上がる。
(,,゜д゜)「よし、問題なさそうだな!んじゃ俺も続くか」
その様子を一人地上から見ていた炎魔大将軍。もしも誰かが空から落ちたりした場合に備えて、彼らを見守っていたが、どうやら彼らは問題なく頂上に降り立ったようだった。
(,,゜д゜)「……ムンッ!」
彼は脚に力を込め、垂直跳びの要領で飛び上がった。
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 聖域─塔:頂上 ■
( ^ω^)「しかしロリサキュバスとは、勇者もなかなか良い趣味をしていますね」
(・ω・`)「そうかい?」
|w´‐_‐v「ああ、だが……それを我が妹が知ったら、少々厄介なことになるかも知れないな」
(・ω・`)「?」
「あの……汝らちょっといいか?というか、そこの自称大賢者」( ω )
|w´‐_‐v「ん?あれ、誰だ貴様。なんで顔が無いんだ。のっぺらぼうか?」
( ^ω^)「あ、あの人ね。神様なんだって」
|w´‐_‐v「神様ぁ……?」
「如何にも。我が名はルキウス・ユリウス・ウェリタス・ピウス。聖域の神である」
( ω )
|w´‐_‐v「はぁ。それで、神様が何の用だ」
「汝は魔王の部下の親族と言ったな」( ω )
|w´‐_‐v「ああ、具体的に言うと、魔界四天王の氷魔大将軍という魔女の姉だ」
「なれば汝は魔族であろう?なぜ魔族がここ聖域に居られるのだ?」( ω )
「汝らのような魔族は、神の力に触れれば死んでしまうはず」( ω )
|w´‐_‐v「ふっふ……我らは神の力とやらを克服したのだよ!」
|w´‐_‐v「このテキゴー燈でなッ!」パンパカパッパパーパパー!
( ^ω^)「ひみつ道具みたいな名前してんな」
(・ω・`;)「テキゴー燈!?魔族め、そんなものを開発していたのか!」
「ふむ……勇者にも引けをとらぬメカニックが魔族にも居たというのか」( ω )
|w´‐_‐v「はっはっは!この†魔界一の大賢者†に不可能は無い!」
高笑いする大賢者。
(・ω・`)「それは危険だね。じゃあ、君はここで殺しておかないと」
そんな油断真っ最中の彼女に、隣に居た勇者は凶刃を差し向けた。
|w´‐_‐v「えっ?また?」
ベルトに仕込んでいた短刀を逆手に、大賢者の首を掻き切ろうとする勇者。
(;^ω^)「危なッ!」
しかし、咄嗟に(^ω^)が大賢者を突き飛ばしたおかげで、勇者の剣は空を切った。
「あでッ!」|w´‐_‐v
(´・ω・)「おっと、避けられちゃった」
だが、勇者は動じることなく、身体を翻して地面に倒れ込む大賢者を狙って床を蹴った。しかし──
川。-。)「貴様が勇者か」
(´・ω・)「!?」
突如、上空から氷魔大将軍が降ってきた。
驚きのあまり一瞬動きが鈍る勇者。その隙を逃さず、彼女は勇者の顔面を狙って蹴りを入れる。だが、勇者はそれを紙一重で回避。
川#゜-゜)「人の姉に手を出すとは……ッ許さん!」
「別に許してくれなくてもいいけどね」(・ω・`)
川゜-゜)が勇者の眼前に立ちはだかると、少し遅れてξ゜⊿゜)ξと从 '-'从も勇者の背後に降り立ち、。
ξ゜⊿゜)ξ「貴方が勇者ね。思ったより弱そ」
从 '-'从「魔王様の仇をとらせてもらうよ!」
勇者は彼女たちを横目で見ると、川゜-゜)に向かって訊ねた。
「姉……というと、君たちが魔界四天王だね?一人足りないようだけど」
(・ω・`)
しかし、川゜-゜)が言葉を返す前に、彼女の横に(,,゜д゜)がものすごい音と共に着地してきた。約600メートル以上を跳躍するエネルギーは凄まじく、床部が深くめり込んでいる。
(,,゜д゜)「いいや、全員居るぜ」
「どこから来たの?……まぁいいよ、かかってきなよ」(・ω・`)
ξ゜⊿゜)ξ「随分と余裕な態度じゃないかしら?」
「まさか聖域まで魔族が来るなんて思ってもなかったから最初はビビり散らしたけど、理由が判明したのなら覚悟はできるさ」 (・ω・`)
「それに……僕の隣には"彼女"が付いているんだから」(・ω・`)
ξ゜⊿゜)ξ「彼女?」
从;'-'从「誰も居ないけど?」
「いいや、そこの賢者と転生者に気づかせてもらったんだ」(・ω・`)
「そうして僕はまた一つ強くなったッ!」(・ω・`)
川;゜-゜);゜⊿゜)ξ;'-'从;,゜д゜) ッッッッッッ!!!!
勇者の叫びの"圧"に、歴戦の四天王たちも思わず仰け反ってしまうッ!言っている内容は意味不明だが、勇者の目には"覚悟"が宿っているッ!
川;゜-゜);゜⊿゜)ξ;'-'从;,゜д゜)(コイツ──強いッ!)
勇者は魔力も殆ど持たぬ人間、魔族よりも遥かにか弱き人間──しかし、四天王は肌で感じとっていた!彼の発する重厚なオーラ!彼の内に秘められた"力”を!
ゴゴ ゴゴゴ ゴゴゴゴ…… (・ω・`)
ξ(゜Δ゜;ξ「ちょっとアンタ達、私達が来る前に一体何したのよ!?」
( ^ω^)「禅問答」
ξ(゜Δ゜;ξ「禅問答であんなに強くなることってありますの!?」
|w´‐_‐v「強くなる……というよりも、真の力に目覚めたことで、リミッターが解除されたと言ったほうが正しいかもしれんな」
(;,゜д゜)「どっちにしろ何敵をパワーアップさせててんだお前ら!」
|w´‐_‐v^ω^)「やっちゃったぜ」
48 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/11 (金) 21:00:00.00 ID:1399336
(* - )「まぁまぁ、アナタ達。戦うのはちょっと待ちなさい」
「!?四天王以外にも居るのか!?誰だ!」(・ω・`)
突然、背後から聞こえてきたもう一つの声に、勇者は惹きつけられるように身を翻した。
(* - )「……アナタが勇者ね?」
すると、風魔大将軍の背後から、一人の魔族が彼の前に姿を現した。
(*゜-゜)「私は魔王の妃……アナタに聞きたい話があるのだけれど……よろしいかしら?」
「ッ!!」(・ω・`)
頭に小さな角を生やした蠱惑的なその女性は──勇者の脳裏に思い出として焼き付いている"彼女”に瓜二つであった。
「サキュ、バス……だと……?」(・ω・`)
身を硬直させ、じぃっと妃を見つめる勇者──
「……」(・ω・`)
彼はやがて──まるでそれは必然であるかのように──
「ゴフッ!」(゜ω゜`)
口から血を噴いた──
(;^ω^)「あぁ!理想のサキュバスが目の前に現れた興奮で勇者が喀血したッ!!」
ξ;゜⊿゜)ξ「どういう身体構造ッ!?」
(;`・ω・)「あの喀血……もしかして、ゆう君ッ!?」
(^ω^;)「えっ!?お前がけん君なのッ?」
→つづく!
長期連載してるとタイトルとか初期設定が関係なくなってくる漫画とかあるよね。これ初投稿から4ヶ月しか経ってないけど……え?もう4ヶ月も経ってんの?
次回、(^ω^)「12月はドサぐさに紛れて酒が飲めるべよ」




