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第44話(^ω^)作戦コードとかああいうの基本適当だから

44 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/04 (木) 21:00:00.00 ID:1399336



   ■ 異世界転生したけど外出自粛で魔王城の外には出られないようです ■


   ■ 第44話 作戦コードとかああいうの基本適当だから ■




44 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/04 (木) 21:00:00.00 ID:1399336



 ■ 聖域─神殿 ■



( ^ω^)「なんでアンタ顔が無いん?」



            「ん?顔?私の顔になにか付いているのか?」( ω )



( ^ω^)「付いてるというか、付いてないと言うか」



                              「?」( ω )



( ^ω^)「いや、なんでそこで小首傾げんだよ。分かってんだろ?ホントは聞こえてんだろ?」



         「まぁよい。汝をここへ寄越したのには理由がある」( ω )



( ^ω^)「よくねーよ。俺の話を聞いてくれよ。ここに来てから情報が多すぎてシナプスが渋滞を起こしてんだよ」



   「その前に我々の計画……"ω作戦"について説明せねばならんな」( ω )



( ^ω^)「やめろ。新出単語をここで出すな。アタマん中パンパンなんだよ。今までのも何一つ理解できてないのに」



               「……ゴチャゴチャとうるさい男だな」( ω )



( ^ω^)「しょーがねーだろ、アンタ話のスピードが速ぇんだよ。理系男子の歩行速度か」



                   「ならば説明してくれよう!」( ω )



「我が名はルキウス・ユリウス・ウェリタス・ピウス!ローマ帝国アッシリア属州総督である!」                          ( ω )




(;^ω^)「総督!?つーか、ローマ帝国出身ってホントなの!?」



「……私の元へ来たシフトは皆、汝のように疑う。であるから、私はコレを示すことにしておる」                        ○⊂( ω )



( ^ω^)「これは、金貨?」



              「左様。トラヤヌス帝が鋳造した金貨だ」( ω )



(;^ω^)「まぁ、ここで疑っても始まらないから、一応は信じるけどさ……」



(;^ω^)「俺が生きてた世界って確か21世紀だったはずなんだけど。古代ローマって紀元前とかそれくらい前でしょ?なんでアンタ生きてんのさ」



( ^ω^)「あ、もしかして魔界と現世では流れる時間の速さが違うとか、そんなSF的な話?」



          「私がこの世界に転生したのは約2000年前だ」( ω )



( ^ω^)「時間の流れおんなじやんけ!」



「私が何千年も生き続けている理由は分からん。この世界の摂理は未だ解明できておらんのだ。そして、長い年月を生き続ける内に私は自分の顔を失ってしまった」                                 ( ω )



( ^ω^)「あ、じゃあやっぱり元々はのっぺらぼうじゃ無かったんだ」



                 「のっぺらぼうは魔物であろう?」( ω )



( ^ω^)「いや、まぁそうだけどさ」



                       「他に質問あるか?」( ω )



( ^ω^)「あー……」



( ^ω^)「あ、さっきなんか言ってた"ω作戦"って何?」



       「ほう、そんなに"ω作戦"に興味があるか。殊勝な男だ」( ω )



( ^ω^)「いや別に興味は無いですけど、話が進まなそうだったんで」



      「その話をするなら、見せるべきものがある。ついてこい」( ω )



(・ω・`)「さ、早く行くよ」



( ^ω^)「どこ行くの?」



(・ω・`)「この神殿の隣には、高い塔が建っているんだ。その頂上だよ」



( ^ω^)「……登るの?エレベータは?」



(・ω・`)「もちろんない」



( ^ω^)「なんで?」



(・ω・`)「ゲームの終盤で出てくる塔とかって大抵、エレベータとか無いじゃない?」



( ^ω^)「うん」



(・ω・`)「それ」



( ^ω^)「なんで?」





44 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/12/04 (木) 21:00:00.00 ID:1399336



 ■ 神殿─塔頂上 ■



 (^ω^)は螺旋階段を上って頂上まで来た。道中はマジで何にも無かった。ただただ疲労だけが蓄積されるタイプの苦行だった。



(;^ω^)「ゼェ……ゼェ……」



(;^ω^)「もう無理……動けん……水……」



                    「若いのに根性がない奴だ」( ω )



(・ω・`)「そうだよ。たかだか600メートル程度じゃないか」



(;^ω^)「それだけの高さを階段で上がって平気な奴は馬鹿しかいねぇよ」



(;^ω^)「んで、見せたいものってのは、そのでかいパラボラアンテナみたいな奴であってる?」



 (^ω^)の言うように、塔の頂上には宇宙通信用のそれと同じくらい巨大なアンテナが、孔雀のようにパラボラを広げて鎮座していた。



  「そう!これこそ、我らの最新兵器『巨大大砲アストラ』である!」( ω )



(;^ω^)「なにその無駄にかっこいい名前!?あとコレ大砲なんだ!?」



                            「勇者!」( ω )



            「はい、じゃあここからは僕が説明するね」(・ω・`)



(;^ω^)(おっさんが説明するんじゃ無いのか……)



             「まず、君は僕の目的は知ってるかな?」(・ω・`)



( ^ω^)「そりゃあ、勇者っつったら、魔王を倒すのが目的なんじゃないの?」



   「その通り。魔王は暴力で僕らを支配しようとする敵だからね」(・ω・`)



( ^ω^)「まぁ魔族の倫理観って世紀末だしな。合う合わないはあるよな」



「でも、圧倒的に力が足りない。何十回も魔王を倒すために僕のクローンを送り込んだけど、ボロ負けだったし」                  (・ω・`)



( ^ω^)「側近が図書館で魔王を倒してたじゃん」



「どうだかね。アレは魔力を奪う性能を極限まで高めた装備だったから目的は果たせたけど。結局、不意をついても魔王には傷一つ付けられてないし」 (・ω・`)




「たとえ勇者と言えど、人間と魔族の力の差は天と地ほどに開いている。それは修行や装備などでは覆しようもないほどに」             (・ω・`)



       「その差を覆す為考え出されたのが、"ω作戦"である!」( ω )



( ^ω^)「お前いいとこだけ持ってくのな」



「君は、魔族がこの聖域に踏み入れられないということを知っているかな?」

                                (・ω・`)



( ^ω^)「ああ、なんか溶けて死ぬとか言ってたけど」



「そう。この聖域は"神の力"という不思議な力で満ちているんだ。その力に触れると、人間の血が入っていない魔族は霧散して死んでしまう」     (・ω・`)



「僕らは考えた。この"神の力"を使って魔王を倒すことは出来ないだろうかと!」                                (・ω・`)



              「そして、遂に明らかになったんだ!」(・ω・`)



 「異世界から来るシフトが"神の力"を多く宿しているということに!」( ω )



( ^ω^)「いいとこばっか持ってく。勇者に言わせたれよ」



「それだけじゃない。シフトの子孫である人間族も、若干だけど神の力を持っていることが分かったんだ。それも、シフトの血が濃い人間ほど強い力を」(・ω・`)



「そうして開発されたのが『アストラ』だ!この巨大なパラボラで、聖域中の人間から神の力を集め、増幅させる!そこに魔王の魔力を融合させることで、次元の壁をも突き破る威力の『砲弾』を射出できるんだ!」         (・ω・`)



( ^ω^)「なんて凶悪なもん作ってんだお前ら」



「強力な力で、弱った魔王を魔王城ごと打ち倒す!これが"ω作戦"だ!」( ω )



(;^ω^)「結局お前らも脳筋戦法(力イズパワー)じゃねぇか!」



(;^ω^)「つーか、そんなことを伝えるために俺を呼んだの?たしかに俺は魔王城に居たけど、関係なくね?」



            「いや、あの……言いにくいんだけど……」(・ω・`;)



  「汝には、この『アストラ』の『人間砲弾』になってもらいたい!」( ω )



( ^ω^)「なんて?」



                         「『人間砲弾』」( ω )



( ^ω^)「なんで?」



→つづく!


 次回、(^ω^)「南斗人間砲弾からインスパイアされました」


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