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第13.4.1.話(^ω^)「迷走しているようです」

1002 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/08/27(木) 21:00:00.00 ID:1399336



 その男は、思いつめたような表情でロックグラスを傾けた。目の下の濃い隈が彼にのしかかるストレスと欠乏した栄養を如実に示している。



 成人した男の悩みといえば、大抵が労働に類するものである。個人的には、労働など生活を営む上で最低限すればよいもので、それについて思い悩むことなど心底下らないとさえ思っている。だが、世間の大抵はそうは思っておらず、労働を人生をイコールで結びつけていることも知っている。自分は世間のマイノリティーである自覚は持っている(世間の大多数の頭が狂っているとも少しは思っているが)。



 だからこそ、こういう場合は自分の主観的な立場から物を語るのではなく、相手の立場の側に近づいて、話を聞くことが肝要だ。



(^ω^)「どうしたんスか?側近さん」



(・∀・)「……最近の私って地味じゃないですか?」





■ 魔王城─地下牢(バーボンハウス) ■



(^ω^)「地味……?いや、別にそんな事感じませんけどね。

      どうしてそう思うんですか?」



(・∀・)「だって妃様が戻ってからの私って、マイク持って司会進行しか

      してなくないですか?」



(^ω^)「うん……まぁ……」



(・∀・)「あ!今なんか思った言葉を飲み込んだでしょう!?

      何か言いたいことあるなら言ってくださいよ!」



(;^ω^)「いやいや!そんな事思ってないです!」



(・∀・)「そんな事ってなんですか!?大体、そういう口ぶりをするのは、

      何か思うところのある人間だけなんですよ!」



(^ω^)「いや、これ言ったら傷つくかも知れないですけど……いいですか?」



(・∀・)「何を今更!ここに来る前から私の心はローラ並に傷だらけですよ!」



(;^ω^)「大丈夫?壊れない?」



(・∀・)「どんとこい!」



(^ω^)「地味というか、今のところ無味だよね」



(・∀・)「……」



(^ω^)「……」



(;∀;)「ちょっとお会計お願いします」



(;^ω^)「だから言ったじゃん!アンタ余裕なくなるといつもウイスキーと

      ラッキョウを尋常じゃないスピードで交互に食うんだもん!

      見たらすぐ分かるよ!ストレス溜まってんだなぁ、って!」



(・∀・)「ラッキョウの食感が妙に落ち着くんですよ!」



(;^ω^)「いや、それは知らんけど!」



           「私を呼ぶ声が聞こえた気がしたのですわ」ξ゜⊿゜)ξ



(^ω^)「いや、呼んでいないので今日の所はお引取り下さい」



ξ#゜⊿゜)ξ「思ってたけどアナタ、私に対する扱いが雑ですわよ!

       いい!?私は魔界四天王の一人、雷魔大将軍!

       もっと敬いなさい!」



(^ω^)「あれ?地味大将軍じゃなかったでしたっけ?」



ξ#゜⊿゜)ξ「だれが地味大将軍じゃゴルァッ!

       雷・魔・大・将・軍ッ!」



(^ω^)「で、その雷魔大将軍様が今日は一体何の用でしょうか?地上げ?」



ξ゜⊿゜)ξ「……今日は普通に飲みに来ただけですわ」



(^ω^)「あれ?もう来ないとか言ってなかったっけ?」



ξ゜⊿゜)ξ「あれは、姫様の教育上よろしくないと思ってのことですわ!」



ξ*゜⊿゜)ξ「べ、別に!アンタに会いに来た訳じゃないですのよ!

       私が求めているのはお酒だけですわ!」



(^ω^)「危ない。その言い方は危ないよ」



ξ゜⊿゜)ξ「とりあえず、私はビールを……

       ちょっと待って、ここシャンディガフって出来る?」



(^ω^)「ジンジャーエールが辛口でもいいなら」



ξ*゜⊿゜)ξ「やった!いや、辛口でこそよ!私はね、ビールの爽快感に

       ジンジャーのピリッとした刺激が欲しいの!」



(^ω^)「おっなんだ、なかなか趣味合うじゃん」



ξ゜⊿゜)ξ「え、あ……」



ξ#゜⊿゜)ξ「ふん!たった少し舌が合ったくらいで、

       調子に乗ってもらっては困りますわ!!」





ξ*゜⊿゜)ξ「くぅー!これよコレ!」



                          「……おい」(・∀・)



ξ*゜⊿゜)ξ「ん?……あら、側近さんじゃない。こんばんわ」



(^ω^)「あ、まだいらっしゃったんですね」



(・∀・#)「オメェーは違うだろうがよ!その反応ッ!」



(・∀・#)「(^ω^)「あ、まだいらっしゃったんですね」じゃねぇよ!

      俺はずっとここに居たよ!どこもいかずに待ってたよ!」



(;^ω^)「サーセン」



(;∀;#)「チクショウ!なんで私はこうも影が薄いんだ!

      今の所、私のイメージはラッキョウと司会の人だよ!」



(;^ω^)「いや、そんなイメージすら無……いいや。言わなくても」



(;∀;#)「聞こえてんだよ!」



ξ;゜⊿゜)ξ「えっ……と、何がどうなっていますの?

       何故、側近さんは慟哭していますの?」



(;∀;#)「私には自分ってものが無いんですよ!ウワァァァっ!」



ξ;゜⊿゜)ξ「なに?人生相談的な感じ?」



(;^ω^)「いや、側近さんのキャラが皆無って話」



ξ;゜⊿゜)ξ「前に私にもそんな話しませんでした?」



(;^ω^)「したね。でもそっちには金髪縦ロールお嬢様口調地味CEOという

      唯一無二の個性が既にあったから……」



(;∀;#)「私なんて魔王様の腰巾着くらいの個性しか無いんですよ!」



ξ;゜⊿゜)ξ「それは、言うほど個性ではありませんのでは?」



(;^ω^)「あ」



(;∀;#)「ア」



ξ;゜⊿゜)ξ「あら?」



(;∀;#)「アガガガガッガガガッががgs……」



(;^ω^)「やべっ!側近さん、またバグっちまった」



ξ;゜⊿゜)ξ「バグってなに!?『また』ってなにッ!?」



(;∀;#)「ちえみいあえてきなせらがはっせいしあましあt」



(^ω^)「側近さんって、元々ゴーレム族出身らしくてさ、

     アルコールを大量に摂取した状態で感情が大きく揺さぶられると、

     脳中エーテル結晶が急速な集積を繰り返して、言語や行動に異常を

     きたすらしいんだよ」



ξ;゜⊿゜)ξ「言ってる意味が全く理解りませんわ!!!」



(^ω^;)「え?同じ魔界出身なのに?」



ξ;゜⊿゜)ξ「そりゃ魔界と言っても様々でしょうよ!

       アンタは隣の家のカレーの味を知っているの!?」



(^ω^;)「知らねえけど!その例えはおかしいだろうよ!」



ξ;゜⊿゜)ξ「おかしくないわよ!」



(・∀・)「……68個中2個のアプリを最適化しています」



ξ;゜⊿゜)ξ「貴方は急に一体何を言い出すの!?」



(^ω^)「あ、これは再起動の合図だから問題ない。30分くらいかかるけど」



ξ;゜⊿゜)ξ「長ッ!?」



(^ω^)「まぁ、放っとけば治るから。その間お酒でも飲んでればいいよ」



ξ;゜⊿゜)ξ「そ……そうかしら……?」



ξ゜⊿゜)ξ「でも、ゴーレム族でたまにバグるなんて、

       側近さんも結構な個性あるじゃない?」



(^ω^)「いや、それはゴーレム族自体の習性であって、側近さん自体の個性

     とは決して言えないのではないか。例えば、この場にいる全員がゴー

     レム族であると仮定したならば、我々は彼の現状を『人類が睡眠を

     取る』と同等の行為と見做すであろうことは想像に難くない」



ξ゜⊿゜)ξ「長いですわ。3行で」



(^ω^)「4行も3行も変わんねぇだろ」



ξ゜⊿゜)ξ「じゃあシャンディガフおかわり」



(^ω^)「あ、オメェー飽きたな。側近さんが復旧したらチクってやるからな」



(・∀・)「……68個中7個……あ、9個のアプリを最適化しています」



→つづく



頑張ったけどやっぱり個性がない(・∀・)!



彼はやはり魔王の腰元にいてこそ輝くのだ!



次回は久々に('A`)が復活!すごーくおもしろいんだ!すごーくゆかいなんだ!



次回、(^ω^)「頭の中真っ白なんだけど」


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