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32 天覧試合

 32 天覧試合




 黒部邸はギイの王城よりも大きい。

 北東側にはくノ一部隊の兵舎があり、200名と見習いや下働きが住んでいる。

 工作員、情報員が一日中出入りするようになった。

 殆どが夫婦で物売りをしている。


 北西側には学舎があり、研究者たちが100人近く住んでいて、当然、助手や下働きも一緒に住んでいる。

 毎年、研究発表会があり、越中の師範(村学校の先生)や直江津の大学の者が集まってくる。


 南東側には、俺が妹たちと住んでいる棟があり、西に向かって、表、中奥、大奥と3つに区切られている。

 表には執務室や食堂、厨房、会議室や接客の間がある。

 勿論、幹部用である。


 中奥には俺と妹たちの寝室兼居間などがあり、他に食糧管理倉庫、女中溜まりと呼ばれる一角と、女中見習いや下働き(水汲み、掃除、洗濯、暖房、風呂、食品管理、日用品管理、灯りなど)が生活する雑務棟の建物がある。

 この雑務棟と食糧倉庫は兵舎と共有しているので、一番活気があり、商人たちが出入りし、物品の搬入でごった返す。


 大奥は女以外誰も入れず、俺も大奥の一部にしか入れない。


 特に大奥には奥の院と呼ばれる区画があり、俺でも絶対に入れないし、窓もなく覗くこともできないようになっている。

 住んでいるのは、妊婦と授乳期の妹と乳母たちだが、当然、ユキナがコピーと呼んだ娘たちもいて、兄の役に立つように英才教育を受けているらしい。

 独立した田畑や運動場もあるらしいが、こちらからは見えないようになっている。


 更に南の敷地は広大な田畑になっていて、これは学舎の者以外、全員で管理している。


 俺は畑仕事免除で、ぐーたらしているのだが。


 邸内にいる男は、来客で表にいるか、商売で来てるかぐらいしかいないと思っていたのだが、ひとりだけ例外的に住み着いている者が兵舎にいた。


 その日、黒部のくノ一部隊本営に付属する演習場に、人が集まっていた。

 アヤメの直弟子たちが、ユキナとモルの前で『免許』をもらえるかという大事な試験を受けているのだった。

 貴賓席には兵部次官と民部次官、それに秘書寮の官吏まで来ている。

 俺はモモとウメと一緒に貴賓席の隅っこにいた。

 左右は現役及び退役したくノ一部隊が200人以上集まり、向こう側には興味のある領民たちが観客として集まっている。


 一種の天覧試合である。


 勝負は、シャガかイチハツに勝ち抜いた者が、カキツバタかアヤメと試合をするという過酷なものだった。

 既に8人が挑戦して、2名が何とか『認可』の免許をもらっている。

 シャガとイチハツが4回に1回は負けを認めたのだ。

 それでも、カキツバタに勝てる者はいなかった。

 つまり、免許皆伝のアヤメとカキツバタは恐ろしく強いのである。


「おおおぉっ」


 9人目の挑戦者は、観客たち皆が驚くほど異彩を放っていた。

 14、5歳の少年なのだ。

 それも、頭髪が黒と黄の縞模様で、虎人である。

 越国には珍しく、彼しかいないだろうと言われていた。

 馬来マレイという小国の出身らしい。

 名前はアッチである。

 アヤメが足知という漢字を与えて、内弟子にしていた。

 ユキナが許可して、例外的にだが、兵舎に住まわせて訓練していたのだった。


 越の10銭には『吾唯足を知る』が刻印されていて、足知はそこからの引用で洒落ている。

 10銭あれば一日暮らせるから、そうしたデザインにしたのだ。


 でも、足知アッチよりも、足知タルシスと読む方が格好いいような気がする。

 まあ、順序が逆か。


 アッチはシャガと対戦し、塗りのないバチを使って攻撃主体で攻めて、シャガの左のバチを落とさせて勝った。

 満場の拍手である。

 だが、アッチは奢ることもなく、油断することもなく、次の試合に備えた。

 なかなか、絵になる少年である。

 シャガもアヤメの弟子筋であるから同門であり、今までも毎日のように相手をしてきたのだろう。

 取りあえず、アッチの攻撃を見せられたので満足しているようだった。

 ちょっとお姉さんしている。


 しかし、次の相手はカキツバタを下がらせたアヤメ先生だった。

 しかも、アヤメは両腰のバチは抜かずに、黒漆のたんぽ槍を持って出てきた。

 今度は防御も見せてみろと言うことだろう。

 下半身がアレでなければ、相当怖いと思う。

 アヤメの槍が前に鋭く突き出される度に、お尻が後ろに鋭く突き出されるので、俺はそっちばかり見てしまった。


 まあ、流石にアヤメは強いと言うしかない。

 防戦一方のアッチが隙を見せると、アヤメは情け容赦なく右のフルスイングを見せた。


 俺は中学の剣道の授業で、野球部のクリーンナップに逆胴をやられた時のことを思い出した。

 剣道の試合なら逆胴はなかなか決まらないが、練習では一本にならなくても、打たれればダメージは大きいのだ。

 彼らは竹刀を野球のバットのように振り回して逆胴ばかり狙ってきた。

 現実には両手剣使いのフルスイングを、片手剣では止められないことを、その時に思い知った。

 両手でも止められなかったのだから。


 逃げて躱すか、飛び込んで面を打つしかないのだが、実際にはこっちが面を打っても試合ではないから相手にダメージはないのである。

 結果、押し下げて腿の外側を強かに打たれ、二人目は押し上げても上げきれずに脇の下に竹刀が入り、大アザを作ることになった。

 3人目にしてやっと逆胴を打たせて、それが一番楽なことを学習したが、腿と脇の下の大アザは、1週間近く痛んだ記憶がある。


 今考えると、奴らのイジメだったのだろうが、それ以来、片手剣や二刀流に疑問を持つようになった。


 アッチはその同じ命題に直面していた。

 後ろに躱す時間はないし、しゃがんで逸らしても、空を切るような高さではない。

 押されてよろけた後だから、飛び込める状態でもない。

 クロスして受けられると絵になるのだが、大抵はバチが1本はじけ飛んでしまう。

 即負け、万事休す、というやつである。


 しかし、アッチは両手のバチを平行にして腰を落とし、殆ど横向きでアヤメのたんぽ槍を上に弾いた。

 物理学では水平の力を垂直に変換させたのだから、水平衝撃力は半分である。

 残りの力は膝と腰のバネで吸収したのかもしれない。

 双方が反動で押し返された。

 ここでモルなら弾かれた槍を引きながら反転させて、石突きで攻撃してくるから、アッチの負けだったが、アヤメはそこまで槍を使いこなせていなかった。

 だが、アヤメは槍に執着せずに手放し、両脇の黒塗りのバチを引き抜くと、声も出さずにアッチに突き入れた。

 アッチは良く防いだが、左手のバチを落としてしまった。

 この辺りは、年期の差としか言いようがない。


「それまで!」


 ユキナが声をかけて試合を止めた。

 アッチは片膝をついて汗を流し、ゼイゼイと苦しそうに呼吸している。

 くノ一部隊からも、嬌声は上がらなかったが、溜め息が漏れている。

 それはいいのだが、モモちゃんが隣で目を輝かせて見ていた。


『ちょっと、格好いいかも?』


 という声が聞こえそうな顔である。

 ウメは少し赤い顔して俯いているが、まあ、きっと同じような気持ちなのだろう。


 つまらねえ、帰ろうかな。


「伯爵様、ユキ姫様がお呼びですけど?」


 ふん、どうして俺がイケメンリア充予備軍を褒めて、イケメンリア充確定にしてやらなければいけないんだよ。


「伯爵様?」


 ああ、行くよ、行けばいいんだろ?


 モモちゃんが目を更に輝かしてついてくる。

 こういうとき、イケメン予備軍の目の前で、お尻を触ってやりたくなるのはどうしてだろうか?

 やったら、余計に嫌われ者になるとわかっているのにさあ。

 男って、みんなそうなのだろうか?

 クズだけかな?

 負の感情からの行動って、やっぱり誰でも見苦しいし、嫌われるものだよね。


『俺はこんなに愛しているのに、どうしてわかってくれないんだ!』


 などと言うのも、独りよがりな負の感情。

 相手を思いやっているわけではなくて、自己憐憫とかだから、相手には伝わらないし、周囲には見苦しいとしか思われない。

 まあ、余計に嫌われてしまう。


「兄様!」

「お兄様」


 何だか、ユキナもアヤメもご機嫌はいいのは、笑顔が眩しいのは、やっぱり少年でもいい男が側にいるからだろうか?


「それで、なに?」

「もう、クズ兄様は~」

「お兄様、私の弟子のアッチはどうでしょうか?」

「ああ、それね。アッチくんだったかな?」


「は、はい、伯爵様」


 アッチは這いつくばった。

 いつもなら立たせる所だが、ちょっとだけ面白くないから、ほっとく。


「兄様、アッチなら将来、いい将軍になってくれると思います。ギイとヨシも推薦してますから、越前の少佐しょうすけに任命いたしましょう」

「少佐にねえ」


 ちょっと、耳をほじりながら言ってみた。

 うーん、感じ悪い男って、こんな感じだろう。


「アッチくん、自分が戦うだけではなく、部下を戦わせること、できる?」

「はっはー、伯爵様のおんために頑張ります」

「いや、それじゃ駄目だ」

「はっはー、申し訳ございません」


 アッチは蒼くなって再び這いつくばった。

 どうにも女性陣の視線が痛い。

 よく考えなくても、今は数百人が見守っているのである。


「亜人を守るために、亜人を救うために頑張れるかい?」


 アッチくんはちょっと愕然としている。

 多分、彼の受けてきた差別は、俺の予想以上だと思う。


「ははー、伯爵様のそのお心、胸に刻みました。若輩者ながら、精一杯努力することをお誓いいたします!」


 アッチくん、結構芝居がかってないか?

 まあ、捻くれていなさそうだから、いいか。

 アヤメと何年も修行してきたのなら、性格が悪いわけがないのである。


「よし、君は今日から越前の少佐しょうすけだ。頑張りたまえ」

「ははー、ありがとうございます!」


 這いつくばったままのアッチに、会場から拍手が送られ、兵部などの官僚たちが出てきてお祝いを言い始めた。

 師のアヤメだけではなく、姉妹弟子?たちも集まってきて、賞賛している。


 20人を率いるのが少尉しょうい、少尉を5人率いるのが大尉だいいで、大尉を二人率いるのが少佐しょうすけである。

 約200人の軍団で、越陸軍の基本単位である。

 農民軍だから、アッチは赴任してから兵を整えていくことになる。

 部下と装備を調える資金は、代官が出してくれるはずである。

 やがては別の軍団と訓練をすることになり、特にくノ一部隊との実戦訓練でいい成績を修められれば、ユキナとモルから『免許』までもらえる可能性ができた。

 不見流は個人が強くても駄目な流派に変わってしまったのだ。

 勿論、将軍を目指すには個人的にも強くなくては絶対になれないのだが、軍隊を指揮できないと武術家であり、指揮官ではない。


 ユキナは自分の黒いバチをアッチくんに渡して、更に感動的なシーンを演出していた。

 俺は人数の多い所は苦手なので、早々に引き上げさせてもらった。

 モモとウメが、ちゃんとついてくる。

 ついてこなかったらどうしようかと、内心は冷や冷やものだった。


 フジとサクラに乗り換えなければ、などと不埒なことを考えていたのは、内緒である。


「格好良かったですねえ」

「そうかな」

「そうですよ、ねえ、ウメ?」

「あい」


 イケメンで強いなんて、卑怯者に違いない。

 そう、思いたかったが、結構いい顔で笑うやつだったので、思い切れなかった。


 ふーんだ。

 モモもウメも、イケメンの嫁に行ってしまえ!


「とっても素敵でした。アヤメ姫様!」

「ええっ?」


 モモはうっとりとした笑顔である。

 どうやら、冗談ではないようだ。

 確かに、勝負に勝ったのはアヤメだった。


「えっ、伯爵様はそう思わなかったのですか?」

「いやあ、アヤメはいつも男前だからさ、あはは」

「そうですよねえ、いつもアヤメ姫様は格好いいですよね。それでいて、下の者にも優しいし」

「あい~」


 どうも、俺の過剰反応だか、被害妄想のようだった。

 モモちゃんもウメちゃんも、本当にイケメンに興味ないの~?

 何故か、冷や汗の他に涙まで出そうである。


 自信過剰で失敗するよりはいいけど、もう少し、周囲の人を信じないといけないかもしれないな。

 戻ったら、飲み物をふたつ頼んで、モモちゃんがお盆で隠せないようにしようっと。


 結果、ウメとモモがひとつずつ『お茶』を持ってきて、俺の悪巧みは簡単に潰えてしまったのだった。

 両手に湯飲みをひとつずつ持たされて、馬鹿みたいである。

 いや、馬鹿そのものだった。

 二刀流は、さっきも否定したばかりなのである。




 ユキナは優秀な者はコピーを作らないと国家運営が上手くいかなくなると、うるさく言ってくるのだが、俺は何となく抵抗がある。

 今更、だとは思うのだけれど、何となくねえ?

 そうではなく、女中とイチャイチャしたい男心は、ユキナはわかってくれないのだ。


 俺はきちんと思い出を作ってから、お互いに求め合ってと、自然な成り行きが大事だと実感したばかりである。

 それで、実は女中たちを、必要なら兵舎の者も学舎の者を、いや、見習いや下働きからお手伝いに来てる者を含めて、全部好き勝手にできるこの天国のような邸が、中途半端に『お戯れ』ができない地獄と化しているのである。

 邸内ならどこにいる女でも、部屋に連れ込んでやりまくることが可能であっても、それはクズの所行ではないかと思うのだ。


 そこで、実は直江津にデートコースを設定して、施設を作ってもらった。

 ブティックとか、レストランやフードコートとか、映画は無理なので小劇場とかで演劇とか音楽をやってもらっている。

 最近、開店した店が増えてきていて、市場とは別の場所なのだが、人気が出始めている。

 売上げが報告書で吉川から回ってくるのだ。

 村対抗の寸劇や歌合戦なども催されているらしい。

 式部の管理する劇場は、公演スケジュールで一杯になってきた。

 近くには粗末な舞台小屋まで作られているらしい。

 歌や踊りをショータイムにする酒場まで現れた。

 移民たちの仕事ができて、概ね好調であると、吉川の報告がついていた。


 公園も作ってるし、屋台は今でも幾つかある。

 それに、調子に乗ってカップル専用のファッショナブル?なホテルまで作ってしまった。

 離れで4部屋、総檜風呂や露天風岩風呂がある。

 うきゃー! 初体験したい!


 すべては、この時代なりの最先端になっていると思う。

 依託されたギイは呆れていたが、その辺は元大工だからセンスは良かった。


 しかし、勿論、妹たちには内緒である。

 だって、妹たちにバレれば、『私たちが先』と言い出すに決まっているからだ。

 そうなると、警護官や下働きや見習を連れた大名行列になってしまい、とてもデートの雰囲気は味わえないだろう。


 だが、女中をひとりだけ選んで直江津に行く、というのも難しくなりつつあった。

 突然、佐渡に出かけたり、クーリャ邸に行って長い間帰ってこなかったりしたからだ。

 オマケに、勝手に恋をして、その挙げ句に恋人を失ったという、笑えない失態もしでかしたからだ。

 ユキナの警戒は女中だけではなく、警護官にも及び、ヒオウギ、ノハナに加えて、新たに赴任したアイリス、グラジオラス、クロッカス、フリージアが出かける時には必ずついてくるようになった。

 どうも、俺の言うことより、ユキナの命令が上位らしく、融通が利かない者ばかりである。


 ユキナさん、ひょっとしたら焼き餅でしょうか?


 しかし、雑婚の連中にはデートなど関係無いかと思ったのだが、実は計算違いであり、デートコースは凄い人気である。

 夕方からはいつも満員であり、レストランや劇場も、それにホテルも、直江津の即席カップル?だけでなく、越のあちこちから予約が入っているらしい。

 特にホテルは、人妻?に人気があるし、女にプレゼントする習慣も、金持ち連中から定着しつつあるようだ。

 次婚の予約なのかもしれない、と吉川はコメントしていた。

 農業でも商業でも工業でも、それに官僚でもだが、成功した者にとって次婚は凄く貴重である。

 能力のある女には店を任せられるし、仕事上のパートナーとしても有能だからだ。

 再婚と言うより、重役の引き抜きに近いような気がする。


 まったく、何処の世界にでもリア充がいてむかつく。

 自分の状況がどうであろうと、むかつくものはむかつく。


 とは言え、商売として儲かっているのなら、デートコースに文句を言えなかった。

 移民の就職先が増え、商売が広がり、才能のある若者にも職業が増えたからである。

 まあ、俺専用デートスポットというわけにもいかないだろう。


 けれど、何となくだが、ブティックでブーツやバッグやコートなど買ってから、面白いショーなどを観て大笑いし、美味しい食事して、その後に噴水のある公園をそぞろ歩きながらおしゃべりして、それから…… なら、モモちゃんですら、赤い顔してOKしてくれそうだと思わないか?

 経験はないのだけれど……

 妄想は自由である。

 多分。


 俺はやりまくりたいのではなく、イチャイチャしたいのだ。

 モモちゃんとイチャイチャデートし、キスする前に顔を赤くして、


『伯爵様、少しお腹が痛くなってきました』

『ええっ、どうして?』

『もう、意地悪です』

『もしかしたら、水のせいかなあ?』

『知りません!』


 などと、言ってもらいたいのだ。

 きゃー。


 ウメも可愛いだろうな。


『ウメ』

『あい』

『ウメの大きいお尻が大好きだよ』

『そんな、恥ずかしいです』

『ちょっと触ってもいい?』

『人前ではちょっと……』

『じゃあ、もう少し人気のない所へ行こうか?』

『あい』


 などと言って、公園の奥で触りまくるのだ。

 うひょー。

 勿論、俺の妄想です。


 しかし、もう、妹たちにはバレている頃だと思うのだ。

 警戒感が半端ではないのだ。

 俺は軟禁されつつあった。

 ユキナは人事を刷新しようとしている。

 別邸よりも本宅を充実させろという、圧力を感じる。

 何でなんだ!


 共犯者を選んで黒部を抜け出すには、キリとか女中頭から選ぶしかないが、差別することなく全員とデートするのは難しいので、このデートスポット計画は、大成功なのにクズ化しつつあった。

 大計画だったのだが、計画倒れである。

 画餅と言うよりは、瓦解に近いと思う。

 俺にとってはなのだが、他の人間が得したって、ちっとも面白くないだろう?




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