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そうだ王都へ行こう

 幸太郎は森をかけていた。


「はあ…はあ…」


 息は上がっており、顔も赤い。

 それは長い時間走り続けているためだ。

 やがて、森を抜けて、目標に接触する。


「グマアアアア」


 サンベア

 ビーイング

 アタック200

 ディフェンス200

 マナコスト2


 それは、幸太郎の宿敵「サンベア」であった。


「でたな熊野郎。ここであったが百年目!」


 幸太郎はランナーズハイでテンションが上がったまま、サンベアに突進する。

 サンベアはそれを迎え討つべく立ち上がり両手を大きく広げた。

 その抱擁を幸太郎は寸前で回避する。


「ふっ」


 そしてスライディングするような形ですり抜ける瞬間、手に持った短剣で、サンベアの足を切り裂く。


「グマア!」


 それによって、サンベアはその場に転倒する。

 その機を逃すような生ぬるい修行を幸太郎はしてない。

 素早く立ち上がると、一息に跳躍して、サンベアの首元にナイフを突き立てた。


「ッアア…」


 喉を切り裂かれたことで声にならない叫び声をあげながら、サンベアは息絶える。


「やった。やった。やった。やっとサンベアに勝ったぞ!」


 ようやく幸太郎は、サンベアに無傷で勝つことができるようになっていた。


「うう、長かった。ここまで来るのにどれだけリズにしごかれたか…これでようやく目標達成だ」


 リズから修行を一旦終えるのに出されていた条件は3つ。


 召喚獣(ビーイング)の返し方を覚えること

 召喚獣(ビーイング)の契約方法を覚えること

 サンベアを独力で倒すこと


 これらをようやく幸太郎は達成することができた。


「やっとこれで終われるよ」


 幸太郎は達成感を噛み締めていた。


 グレイトボア

 ビーイング

 アタック400

 ディフェンス200

 マナコスト3

 突撃


「ブオオオオオオオオ」


 そこに野生のグレイトボアが現れて幸太郎に突っ込んで来る。


「感動に浸ってるからちょっと黙ってて」


 ライトニング

 スペル

 マナコスト3

 ビーイング一体に300のダメージ


 一筋の雷が、グレイトボアを貫く。


「ブオス…」


 現れて突進する暇すら与えなかった。

 何かが焼け焦げるような音を立てながら、グレイトボアはそのまま倒れこむ。

 周囲に香ばしい匂いが漂う。

 それが新たな闖入者を招いたようだ。


「グオアアアアアア!!」


 突然巨大な咆吼が響く。


 ドラゴン

 ビーイング

 アタック600

 ディフェンス600

 マナコスト6


 どうやら、サンベアの死体とグレイドボアの死体の匂いを嗅ぎつけてきたらしい。

 この周辺では滅多に見ないが、現れたらまず逃げろと言われている存在が姿を現した。


 ドラゴンは羽ばたきながら地面に降り立つ。

 その瞳は、幸太郎をじっと見つめている。


「グオオオオオオオオオオオオ(獲物をよこしてさっさと失せろ)!!!」


 そう言われているような気がした。


「ドラゴンとは。千客万来だ」


 さすがに幸太郎も立て続けにモンスターに襲われるようなことは今までなかった。

 だから若干顔を引きつらせている。

 このままだとドラゴンに食われてしまうかもしれない。

 そう思わないわけではない。


 ヘルフレイムドラゴン

 ビーイング

 アタック800

 ディフェンス800

 マナコスト8


 ヘルフレイムドラゴンが護衛として随伴していなければ。


「グルアアアアアア(失せろ小物が)!!!」


 ドラゴンは幸太郎の数倍はあろうかと言えるほど大きいが、ヘルフレイムドラゴンもドラゴンをさらに一回りしたほど大きい。

 そして、全身がマグマでできるかのような高熱を発している存在に体当たりされて無事では済まない。


「グアアアアア(すいませんでした)!!!」


 最強の存在であるはずのドラゴンは、さらに強大な存在の登場により、大やけどを負いながら、這々の体で逃げ出した。


「お怪我はありませんか主人よ」

「うん。大丈夫。ありがとう。おかげでスペルが節約できたよ」


 破魔の儀式

 スペル

 マナコスト5

 相手のビーイングを一体破壊する


 幸太郎はいつでも使えるように手に持っていたスペルカードを手放す。

 手放したスペルカードは、他の手札同様に周囲を漂い出した。


「じゃあせっかくだから獲物運ぶのを手伝ってくれない」

「御意」


 そう言ってヘルフレイムドラゴンは深々と頭を下げた。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 修行を開始してから一年が経過した。

 

「え?マジで?」


 幸太郎たちはリズの家でご飯を食べていた。


「どうしました?」

「いやなんか一年経つのがものすごい早いような気がして…本当に一年経ったの?」

「はい、もう一年経ちましたよ」

「まじか…」


 どうやら本当らしい。

 幸太郎は実感がわいてなかった。


 リズと会ってから一年が経ち、幸太郎は修行の成果として、ビーイングやスペルなしでも野生のホーンラビットなら楽に倒せる程度の実力を身につけていた。


「あんだけきつい修行して、ホーンラビット程度の魔物しか倒せないのか…サンベアはなんとか倒せるレベルだし…」

「何言ってるんですか?ホーンラビットをなんとか倒せるようになるのだって本来なら一年、サンベアなら三年とか言われてるんですよ?とんでもなく早いくらいです」

「幸太郎様は選ばれし方ですから、当たり前です」


 エルが無意味に持ち上げる。


「はいはい。まあでも私の見立てに間違いはなかったかな」


 リズはそんな言葉に慣れたように軽く流す。

「幸太郎は召喚士になる才能があるから鍛え甲斐がある」というのはリズの言だ。


「そういえば、ザック組合長も似たようなこと言ってたなぁ」


 一年で銀クラス、三年で金クラスと言っていたから、同じ感じだった。

 一年前の自分なら実力で熊を倒せるようになるなんて想像もしなかっただろう。


「どうしたの?」

「いや、人って慣れるもんだなあって思ったわ」

「そういえば、私は幸太郎が今までどんな生活をしてたか聞いたことないわね。まあこんな生活はしてなかったのは間違いないんでしょうけど」


 リズは苦笑する。


 農作業に慣れてない。

 手に豆すら無い。

 妙に高度な知識はある。


 リズが幸太郎のことを高等教育を受けることのできる身分の高い人物であると連想するのは至極当然のことで会った。


「それに、エルフなんて従えているんだからすごいよね」

「ああ、うん、まあ」

「当然です。幸太郎様はそれだけの資格があるのですから」


 一年もいれば、エルがエルフであることは当然バレている。

 しかし、リズはそれについては特別視しなかった。


 召喚士は排他的な一族であり、リズも旅に出たのはスリーロックの面々や幸太郎と数回だけだ。

 この国でのエルフの特別さを知らなくてもおかしく無い。

 また仮に知っていたとしても、イリス王家にいるという特別なエルフに会えるのは貴族や王都に住む一部のものだけ。

 話を聞いたこともなければ、会ったこともないなら、連想することは無いのだろう。


(よく考えたら、エルフと聞いて、王族と勘違いしたのは、全部身分の高い連中だったな)


 そのことは幸太郎を大変安堵させた。


「はい、幸太郎様。口を開けてください」


 エルが、スプーンですくったおかずを幸太郎の口に運ぼうとする。


「ちょっとリズ!あんた幸太郎を甘やかし過ぎ!一応修業中の身なのよ?」


 するとすかさずリズがそれを制止する。


「何をいうんですか。リズのいうとおり私は幸太郎様の僕。ならば幸太郎様の身の回りの世話をするのは当たり前の事です」


 リズは淡々と持論を述べる。


「百歩譲って身の回りの世話をするのはいいとして、なんで幸太郎の世話しかしないのよ!?それもそういういかがわしいのばっかり!たまには洗濯当番変わりなさいよ」

「幸太郎様の服の洗濯なら喜んで、でもなんでこの私があなたの洗濯をしないといけないので…!?いえ、幸太郎様がしろとおっしゃるなら喜んでやりますが!」


 幸太郎以外のことに関すると途端にエルは高飛車なエルフの性格が出てくる。

 リズが幸太郎を睨んで、幸太郎が仕方なくエルに悲しい瞳を向けて、エルが慌てて訂正する。

 こんなやり取りも日常であった。


(これでもだいぶマシになった方だよな)


 大分前なら「いかがわしいのはリズの頭では?」と言って大喧嘩になっていたからそれに比べたら大進歩だ。


 取り敢えず今回もエルの過剰なスキンシップはリズによって阻まれた。


 騒がしい食事を終えて、後片付けをした後はまったりお茶の時間であった。

 この村のお茶は日本の緑茶によく似ており、幸太郎はそれを気に入っている。


「エルって本当に幸太郎至上主義よね?若干行き過ぎてて怖いけど」


 それは幸太郎も思うことだったのでウンウンと頷いてからお茶を飲む。


「エルと幸太郎は何処で知り合ったの?」

「ぶっ」


 そして幸太郎は飲みかけてたお茶を吹き出した。


「ちょっと!」

「ご、ごめん」


 リズが付近を渡してきて、幸太郎がそれでテーブルを拭う。


「私は幸太郎様が山賊と戦われている時に森で会いました」

「…それはまた妙な時に出会ったのね…私も人のこと言えないけど」


(一瞬、召喚のことバラされるかと思った)


 幸太郎はエルがその辺をぼかしてくれたことに安堵する。


「そして一目見て、幸太郎様こそが仕えるべき真の王だときづいたのです!何しろ幸太郎様は…」

「あーそうなんだー凄いねー」


 エルが幸太郎のすごさを力説し始め、リズはそれを受け流す。

 エルは最近、事あるごとに幸太郎のすごさをアピールしてくる。


「幸太郎様は真の王たる自覚がないのです」


 と言ってからその傾向が強くなったので、幸太郎に自覚を持たせるのが目的らしい。


(と言われてもそんな自覚持てるわけないんだけどな…)


「それより今後はどうするんだ。まだ修行は続く感じなのか?」


 2人の不毛なやり取りが途切れた頃を見計らって幸太郎は気になっていることを聞く。


「そうね。もう幸太郎は召喚士としての必要なスキルは一通り身につけたから、ツノを除けばどこに出しても恥ずかしく無い召喚士なんだけど」

「ツノは必要なんかい」


 幸太郎は突っ込んだ。


「いや魔力(マナ)さえあれば、実は必要ないんだけどね」

「必要ないんかい!」

「あたっ!」


 幸太郎はチョップを繰り出した。

 クリーンヒットした。


「うー…でもツノのない人間は大抵魔力(マナ)が低いから、規格外の魔力(マナ)を持つ幸太郎は例外!あとツノは私たち一族の特徴というかアイデンティティみたいなものだから!」


 リズが若干涙目になったが、落ち着いたのかため息をついてお茶を啜る。


「ふう。とにかく召喚士としての基礎的なことをほぼ全て教えることはできたわ」

「やっとですか…いつの間にかそういう契約になって気づいたら一年だよ…帰し方だけという話だったはずなのに…」


 恐るべき報酬の押し売りであった。

 リズはそれを無視する。

 そう対応される程度には幸太郎はこのことを結構ぼやいてたりする。


「幸太郎たちは旅に出るんでしょ?」

「うん。今度は王都に行ってみようと思ってるけど…リズも付いてくるんだったっけ?」

「ええ、あと実戦で幸太郎を一流の召喚士にするだけですし、召喚士一族の再興のために世界を回ろうと思うの」


 それもまた修行が終わったらとみんなで話し合った予定だった。


「生き残りは居るはずなんだけど、一年待っても誰も戻ってこなかったからね。こちらから探しに行きたいし」

「そうか」


 リズのように旅に出た召喚士は他にもいるらしい。

 リズはそんな連中の帰りをこの召喚士の村で待っていたが、ついに現れることはなかった。


「みんな旅に出る自信のあるくらい凄腕だから、そう簡単にくたばっていないと思うけどね。せめて探し出してこのことを伝えないといけないし。それに世界を見て回ることは、きっと役に立つと思うの!」


 確かに閉鎖的だった召喚士の村は外の世界より若干生活レベルが低い。

 それを改善するためにも世界を回るのは有益なことだろう。


「それに幸太郎って時々とんでもなく世間知らずなところがあって、私が付いてないとなんか危ういし」

「そんな必要はありません。幸太郎様は私が守ります」

「だからエルは甘やかしすぎ!そんなことでこの厳しい世界で生き残れるわけないわ!まあそんなわけでしばらく幸太郎についていくから!」

「まあ、確かにリズなら一緒に旅してくれたら心強いけどね」


 リズは幸太郎より強い。

 召喚獣(ビーイング)なしで戦って未だにリズには勝ててない。

 使える召喚獣(ビーイング)も強力で、少なくともミスリルとして十分なくらいの強さはあった。


 もちろん幸太郎が本気を出して召喚獣(ビーイング)を呼び出したら話は別で、そのせいでリズが相当凹んでた時期もあった。


「でもなんで王都に?王都はこの国じゃ一番人が多いから、情報も集まりやすいだろうし、生き残りを探したい私には好都合だけど」

「式典に呼ばれているからね」


 魔王軍と人間の戦争は、人間側の有利で推移していた。

 主な理由として、マルゴッドの街にいるエンシェントデストロイヤーが街に攻めてくる魔物の群れを撃退し続けたことで、魔王軍の戦力を減らせたこと。

 そしてエンシェントデストロイヤーのおかげで街に多数の兵士や冒険者を置く必要がなくなり、前線に送り出すことが出来たこと。

 それらの功績によって、マルゴッド伯爵と幸太郎は勲章を授与されることになり、王都に呼ばれることになった。


「という話をシンパから聞いてね」


(まあそれだけなら本当は無視するところなんだけど。いや無視したら権力者に目をつけられるから渋々出るけど!王都にいるというエルそっくりのエルフが気になるんだよな)


 エルを見た権力者はその誰もが王家に仕えるエルフと勘違いする。

 幸太郎はエルはスナイパーエルフという召喚獣(ビーイング)だと、元はカードの存在だと知っている。

 だからそうじゃないと必死に否定してきたが、それほど言われるとやはり気になってしまう。


(そのエルフとは一度会っておかないといけない気がする)


 幸太郎は嫌な予感がしていた。

 会わないことで何か致命的な問題がおこるのではという不安だ。


(エルが王家のエルフに似ていることを知らないリズにそれを言うわけにはいかないけど)


 その不安を解消するためにも今回の件は渡りに船だった。


「ああ、あの天使様から…」


 シンパは基本的にマルゴッドの街の象徴として、街の守護を行なっているが、定期的に幸太郎に近況報告を行なっており、マルゴッド伯爵から伝言を預かって来ていたりしてた。

 リズはシンパを見たり思い出したりすると若干憂鬱な顔になる。

 本人曰く、シンパが召喚獣(ビーイング)だと知って、ものすごいショックを受けたらしい。


「天使様が召喚獣(ビーイング)だなんて羨ましい!」


 召喚士の格は召喚獣(ビーイング)で決まるようで、リズから幸太郎は歴代ダントツだとお墨付きと嫉妬をもらってしまった。


(実は創造神も召喚獣(ビーイング)なんて知ったらどうなるか…)


「そしてあの巨大なゴーレム、エンシェントデストロイヤーも召喚獣(ビーイング)なのね…」


 そのことを思い出してリズはどんよりと死んだ魚のような目になる。


「私のゴーレムより数倍も大きいのが召喚獣(ビーイング)だなんて…はあ」


 リズは召喚獣(ビーイング)絡みになると少々ダメになることがある。

 嫉妬も羨望も限度を超えたら絶望になるんだよと言わんばかりだった。


「一応言っておくとあれ召喚獣(ビーイング)じゃないからな?管理者権限を付与されてるだけだからな?」

「どういうこと?」


 幸太郎はエンシェントデストロイヤーを発掘して、起動するに至った経緯を、簡単に説明する。


「つまり未覚醒のアレを発見して魔法(スペル)をかけ続けたら、召喚獣(ビーイング)にできるのね!?」

「そういうことになるのか?でもそうだとしても強大な存在はそのぶん魔力(マナ)を消費するんじゃなかったっけ?」

「うっ、頑張って修行するわ…そしてあれと同じ存在を召喚獣(ビーイング)にするの!」

「お、おう」


(あんな巨神兵みたいなのが他にもいてたまるか!)


 幸太郎は切にそんなのがいないことを願う。

 いたら最優先で対応せざるを得ないが。


「で、話を戻すけど。マルゴッド伯爵から式典への出席要請が来たから、それに便乗していこうかと思います」

「わかったわ。それでいつまでに街に着けばいいの?」

「明日」

「間に合わないじゃない!」


 マルゴッドの街までは、森を使っても大体5日はかかる。

 だがそれは正規の手順を踏んだ場合だ。


「あ、もしかしてペカザスを使うの?それなら間に合うけど、二人しか乗れないからエルは留守番しないと…」

「なんで私を置いてく前提なんですか?」

「いや、みんな連れて行くけど?」

「え?そりゃ召喚獣(ビーイング)は向こうで呼び出せるだろうけど、エルは置いてかざるを得ないんじゃ?」

「いいでしょう。リズとは決着をつけねばなりませんね」

「お願いやめてください…」


 召喚獣(ビーイング)とは、当然フレイムタイガーやスケリトルドラゴンやホーンラビットのことである。

 リズの認識ではエルはそこに含まれていない。

 というのは幸太郎は未だにエルをカード化したことは一度もない。

 それをしようとしたところ、本気で泣かれて錯乱してしまったのだ。


「なんでもしますから!どうかずっとお側に置かせてください!」


 そう行って泣きつかれて以来、幸太郎はエルだけはカードに戻せずにいる。

 しかもしばらくエルの幸太郎に対する献身が異常に過剰になったので、大変苦労した。


「大丈夫、ペカザスはまだいるから」

「はい?」


 リズは首を傾げた。


「「「ヒヒーン」」」


 外に出た幸太郎はペカザスを三匹呼び出した。


「……」


 リズは口をポカーンと開けたまま絶句していた。

 そしてフラフラとペガサスに近づいて、1匹ずつに触れると脱力したような笑顔を幸太郎に向ける。


「ねえ、同じのが3匹も召喚獣(ビーイング)だなんてズルいわ。1匹頂戴」

「やだ」


 幸太郎は断固拒否する。

 譲渡できるかどうかなんてわからないが、もし譲渡できたら、ペカザスの正体がカードだとバレてしまう可能性がある。

 それだけは誰にもバラすつもりはなかった。


 欲しい欲しいとねだってくるリズを宥めて、幸太郎たちはペガサスの背中に乗る。


 ペガサス達はそれぞれをその背に乗せてマルゴッドの街に向けて飛び立った。

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