表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/54

20.5話 ひとりじゃない夜 byシュラディオル=エンヴァル=オルステイン........以下省略

ケンちゃん視線のお話。

......静かな寝息が聞こえる。

同じ場所に誰かがいて眠るのなんて、初めてのことだ。


(それにしても......今日は色々なことがあった......)


こうして静かに横になっていると、

森で起きたことの現実味が少しずつ薄れていく気がした。


あの魔法は、なんだったのだろう。

数えきれないほど本を読んだけど、

どこにも載っていなかった。


それに、聖獣が本当に存在しているなんて。

しかも5匹も。

あの人は、それを当然のように従えていた。


食事で満たされたのも、初めてで......

......不思議なひと。

でも、一緒にいると、なんだか暖かくなる。


それから時々ふわっと香るあの匂い。

......あれは、”祝福”だろうか。

聖獣についての本に書かれていた、

この世界にはない特別な匂い。


明日起きたら......

弟子にしてくださいって言ってみようか。

あの素晴らしい魔法を学びたい。

あの光のように、誰かを守れるようになりたい。


でも......

僕みたいなのが教えを乞うなんて失礼だろうか。




そんなことを考えていたら、

包まれるように繋がれている左手の感覚が、

じんわりと身体に広がっていく。


今まで感じたことのない、

穏やかで柔らかい空気。


その温かさにくるまれながら、

静かに眠りに落ちていった。






おやすみ、ケンちゃん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ