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18 年齢当てクイズ

ログハウスに帰ってきました

ふぅ。なんとか無事にログハウスに到着した。

よかった。家に帰ってくると落ち着く。


とりあえず、ケンちゃんの服をどうにかしなきゃいけない。

ボロボロに見えたけど、生地や仕立てはなんだか上等そうだった。

でもあちこち泥だらけだ。


私は自分のクローゼットから

「ケンちゃん、これ着てみて」

いくつか私の服を手渡した。

っていっても、白Tとジーパンしかないんだけどね。


ケンちゃんは素直に頷き、ログハウスの隅で着替え始めた。

その途中で、ふと気になって聞いてみた。


「ねえケンちゃんって、歳はいくつなの?」


ケンちゃんは白Tを持ったまま、

“えーっと......”みたいに少し考え込んだ。


「......僕が生まれた時、

隔離の部屋にいた研究者の方が

『この子が生まれて十日が経った』と仰っていたと

世話係の者が言っていたそうです。」


「研究者が十日で世話係......」


「はい。そしてその後......

『あれから三年が経った』と、別の研究者の方が......」


「三年......。」


「さらに......『あれから七年か......早いものだ』と、

最近いらした方が......」


なんだこれ?謎解き?

一瞬ちょっと、置いていかれかけた。

私は指を折って計算した。


「つまり......十歳ね?」


ケンちゃんは、ちょっと誇らしげに頷いた。


「はい。おそらく......十歳、かと」


「いや回りくどくないかね!?

なんで最初から“十歳です”って言わないんかい!

私、途中でちょっと迷子になりかけたからね!

お名前も実はちょっと長かったし、今の説明も長いし、

なんでいちいちなんでもちょっと回りくどい感じなの?

あれか!もしかして国民性か!?」


いけない、思わず、本音が漏れた。

ケンちゃんはきょとんとした顔のあと、

あの......えっと......

と、おずおず、といった感じで答えた。


「貴方の言葉は......

とても......“一直線”で......

あの......迷わず理解できるといいますか......

ええと......

良くも悪くも......その......

“考えなくていい”感じが......とても好ましいと感じました」


いやまって、それ絶対ちょっとバカにしてるよね!?

なんか......娘にも似たようなこと言われた気がするんだけど。


その褒められたんだか、落とされたんだか、判断つかない微妙なライン攻めてくるの困る。

でも好ましいって言ってくれたから、まあいっか!



「よし。

じゃあ今日からうちは、

もふちゃん5匹と......回りくどいけど可愛い十歳児ひとりの大所帯だね」



こうして、収入もないのに扶養家族が増えました――



微妙に失礼だぞ、麻美。

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