ウインドウショッピング
お店を出ると新宿駅東口方面へ歩きショップを色々見て回る。
凛は馴れた風にお店に入っていき、トップスをあてがってみる。
スタイルのいい凛にはどの服も似合っているように見えた。
「買ってあげようか?」
「ううん、いいよ、瞬が大学教授になった時にまとめて買ってもらうから」
「そっか、早くならないとだな」
「うん、早くなってね、でも無理はだめだからね」
「ああ、そうだな」
最初に渡された50万円の残額はとりあえず瞬の口座に入れてある。
オンラインで確認すると残高は435,231円。
クレジットカード機能がついたデビットカードを持っているので、多くのお店の買い物に使える仕組みになっている。
2人はそれぞれの交通系電子マネーに最低1万円はチャージしているようにしていたので、電車やコンビニの買い物などはそれで済ませていた。
瞬と凛は今後の報酬について話し合って、毎週振り込まれる15万円のうち10万円は活動資金としてプールしていき、2万5千円ずつを確定した報酬としてそれぞれ受け取ることにした。
活動期間が終了した際にはそれまで積み立てていたお金を2人で半分ずつ分ける。
2人の間では給料日と呼んでいる金曜日まではまだ4日あった。
瞬の家の家賃や生活費などはそもそも瞬の家から仕送りされているので2万5千円は全て自由に使えるお金になる。
魔女の研究について成果を上げられれば、石田教授にも評価されるし防衛省にもパイプができる。
多少の危険はあるかもしれないが、そう考えるとやりがいのある研究に思えた。




