新宿へ
「とりあえず、ここまでの報告を林さんに入れよう」そう言ってパソコンをリュックから取り出す。
スマホから画像データを吸い取ってパソコンにコピーし、それを林三佐にあてメールする。
画像や動画データは比較的大きいはずだが特に問題なく添付して送信できる。
5分くらいすると、林三佐からデータを受け取ったとの連絡がある。
まめな人だなあと思う。もちろん仕事だから当たり前なのかもしれないが夜の日報提出の時も返事が早い。
まめな人は浮気するっていうのは本当なのかな、などとくだらないことを2人で話していた。
瞬は今後のことを考えていた。
日野の事件はとりあえずは魔女の館と言われる建物まではたどり着いた。
これ以上となると少し危険が伴う。
少し焦りすぎたのかもしれない。
「凛」
「ん?なに?」
「今日は戻ろうと思う」
「え?いいのかな?」
「いいんだよ、俺たち時給で雇われているわけじゃない、残業代も出ない代わりに拘束時間もない」
「そっかあ」
「この後は新宿に行って、2人でデートしよう」
「え?ほんと?」
「ああ、いいかな?」
「うん!行きたいお店あったんだ」
「ごはんか?」
「うんうん、チーズのお店」
「おお、うまそうだ!新宿に着くころにはちょうどお昼のピークからずれていていいのかもな」
「うんうん」
「それと、今日は魔女の話は封印な」
「あ、うん、ね」
「ん?」
「ありがとう、瞬」
「どういたしまして」




