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魔女のいない世界で  作者: 海乃果
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府中駅にて

 2人は写真データなどを確認し打合せをしたかったのでお店を探したがなかなか見つからなかった、それに凛がここからは離れたいと言うので駅に向かった。


 京王線に乗り、一度府中まで戻る。


 凛は瞬の左手をぎゅっと握っている。


 瞬も凛の手を握り返す。



 上りの電車がホームに入ってきてそれに乗り込む。


 電車はがらがらで、凛は体を瞬にもたれかけさせた。


 震えているようだ。


 瞬は優しく、凛の体を抱きしめる。


 電車はすぐに府中駅に着いた。



 府中駅に着くとエキナカのお店が充実していた。


 改札を出なくてすむのでエキナカの喫茶店に入る。


 スーツ姿の男性、女性が多く少し混みあっているが二人掛けのデーブルが空いていた。


 瞬がコーヒーを、凛が紅茶を注文する。


 それぞれの飲み物をセルフでテーブルまで持っていき、やっと一息つく。


 凛はまだ顔が少し青ざめている。


 「大丈夫?」


 「うん・・多分」


 まずはお互いにコーヒーと紅茶をゆっくりと飲む。


 凛の気持ちが落ち着くまで瞬は凛の手を握ってあげる。


 15分くらいそうしていただろうか、だいぶ凛の気持ちが落ち着いてきたようだ。


 「何か感じられた?凛」


 「うん、なんだか普通の建物じゃないような」


 「俺もそう思えたかな、重々しい気配っていうか」


 「うん・・・」


 「とりあえずお互いに撮影した写真と動画をチェックしよう」


 瞬が撮影した写真は15枚、凛が撮影した動画は合計で27秒だった。


 それぞれ自分の撮影したものから検証していく。


 その後スマホを交換して相手の撮影したものもチェックする。


 その作業を30分くらいかけて行った。


 結論から言えばおかしなものは写っていなかった。


 心霊写真のようなものもないし、人の姿もない、犯罪の痕跡みたいなものも写っていない。


 逆に言えば魔女の手掛かりは何も得られなかった。

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