VS盗賊
「せつなくんの真後ろに1人隠れてるわ、使える属性は水と土だから気をつけて」
フブキが盗賊の場所を伝えるとせつなは一直線に向かっていった
(探索魔法って使える属性までわかるのか)
「探索魔法は適正魔力が濃い場所を探索し場所を把握する魔法だからね」
(じゃあ僕は適正魔力を持っていないから位置バレしなくて強いんじゃね?)
「いやせつなくんは私の精霊力でばれるわよ」
「あっそう」
そう言いながらせつなは隠れていた盗賊の目を狙い斬りつけた
「くっそこいつ探索魔法を使えるのか」
「お前ら全員でかかれ!」
盗賊は少し慌てていたが数では混ざっていたため隠れていた盗賊たちは一斉にせつなへ攻撃しに向かったが、せつなはその攻撃を余裕を持ってかわしていた
(なんか僕の反応速度今まで以上にいいんだけど
僕に何付与した?)
「雷:反応速度上昇を付与してあげたわ」
(過剰すぎるから別のに変えてくれる?)
「それで攻撃が当たったらどうすんのよ!?」
(せつなの名前なんでつけたのか忘れたのか?)
その言葉を聞いてフブキはすぐに納得した
「そこまでいうなら別のを付与してあげるわ」
その言葉を聞いてせつなは、移動速度上昇とかだと思い盗賊を攻撃をかわすため横に避けたが、思っていたより早く動いたため木に衝突し、生まれたての子鹿みたいにぷるぷるした
「おいフブキ…僕に何を付与した」
「雷:瞬間速度上昇よ、3秒しか続かないけど移動速度が5倍ぐらいになるわね、お望みなら雷:移動速度上昇で移動速度を2倍にしてあげるわよ」
(いやもう一度だけ瞬間の方を付与してくれ、さっきので速度は覚えた)
盗賊たちは探索魔法を扱えるため警戒していたが
さっき木にぶつかったのを見て油断していた
「こいつ強化魔法もまともに扱えない雑魚だ、その上相手は1人だ!油断しなければ余裕で勝てるぞ」
「大丈夫っすよ、こんな雑魚油断してても負けはしません」
(僕結構舐められてんな、まあいいや今から厨二心全開で相手してやる)
「雷鳴石火」
そう叫んだ瞬間頭から突っ込み、盗賊の1人のお腹にクリーンヒットした、衝突した盗賊は15mくらい吹っ飛んでいた
「なんだ今の見えなかったぞ」
「あいつめちゃくちゃ吹っ飛ばされたぞ」
あの速度を見て盗賊は弱腰になっていた
「炎:身体強化の1.5倍水:脚力強化の2倍雷:瞬間速度上昇で5倍で限界まで速度を上げて突進すると
車に轢かれみたいになってるわね、というか雷鳴石火って、あの技のパクリじゃない」
(著作権に引っ掛かるほどにパクってるわけじゃないしいいだろ、それより僕ってどのくらい強化されてる?)
「さっき言った3つと土:耐久強化1.7倍再生:自然回復力上昇、まぁ気休め程度にしか回復しないけどね」
(わかった雷のやつは2倍の方を新しく増やしといてくれ)
「了解」
盗賊たちはあの速さを弱腰になっていたが盗賊の頭と思われる人が声を上げた
「聞け野郎ども、こいつの強化魔法は確かに強力だが魔法自体は撃ってこない、それなら前線は俺がやるからお前らは遠くから魔法を打ち続けろ」
指示を聞くとせつなから離れて魔法の詠唱をした
(この世界の魔法詠唱必要だったのか)
「私くらいになれば中級魔法までは詠唱なんて必要ないのよ、たとえ詠唱してたとしても他の人からは私の詠唱聞こえないし無詠唱で魔法を放つ化け物に見えるわね」
(実際は無詠唱どころか打つこともできないんだがな)
そんなことを話しながら盗賊の頭と思われる人物の剣をかわし続けていた
「貴様、顔色を全く変えず戦うとはどういう神経をしているー
「顔に出ないだけで結構焦ってるわ、この…
アホなすび!」
「私も本当に焦っているようは見えないわね」
心を読めるフブキでさえわかっていなかった
「冗談を言えるのも今のうちだ」
「頭!魔法の一斉射撃の準備ができました」
「ならはなて!」
(これ流石にやばいと思うんだけど)
「なら私の魔法で吹き飛ばす?」
(いや、あともう少しだしできるだけ避けてみる)
「フレイムランス」「ウォータージェット」「ウィンドアロー」
(右、左、下がってしゃがむ)
「せつなくん半歩先!」
(それ当たるやつだろ)
様々な魔法が飛び交いながらも、最小限の動きで的確に避けていくせつなだったが、魔法が飛び交う中でも、頭がせつな目掛けて走ってきていた
「俺が直々にこの剣で貴様を串刺しにしてやるわ」
突っ込んできてるのはわかってたせつなだったが
(これ以上動いたら魔法にあたるな)
と思い逆手持ちにした氷の短剣で受け止めようとしたが、剣は氷の短剣を貫通し、せつなの腹部を貫いた
「腹を貫かれても顔色を変えぬとは、だが俺の勝利だ」
「タイムミリット…僕が無力化できたのは2人か…フブキあとは頼んだ…」
その声はかすれながらも盗賊の頭の耳に届いていた
「負け惜しみか、情けないやつだな」
頭がその言葉を言った瞬間盗賊達の足元から木が生え、
その木は頭を含めた盗賊たち全員を締めつけた
「貴様…魔法は使えないのではなかったのか…」
首元を重点的に締め付けているのか息苦しそうに話しかける
「草属性の樹形縛りって魔法らしい…詳しくは知らないけど」
「…」
せつなの言葉に反論もできずに盗賊たちは気絶していった」
(すまんフブキ、腹貫かれたけど大丈夫だったか?)
「あの…すごく申し訳ないんだけど…痛覚は共有してないみたいね」
「僕の気遣いかえゔえ」
頑張って叫んだせつなだったが「せ」のタイミングで剣で刺された腹部の傷が開き血を吐いた
「叫ぶなら傷を治してから叫びなさいよ」
そう言いながらフブキは回復魔法を唱えた




