獣人族の強さ
王兎の適正魔力は水と黄金の二つだけ、そしていつも水魔法で身体能力を強化、黄金魔法で敵を倒している王兎にとって黄金魔法が効かないヒュドラは天敵である。なのだが王兎は水の頭を吹き飛ばすと即答した。それはなぜか、それは自分の力を過信しているわけではない、ただできると確信したのか、それとも、主人のために即答したのかわからない。だが王兎は言ったことは全力で成し遂げる。
水:脚力強化した足で王兎は水の頭の正面に向かって全力で飛び飛んだ。飛んでいる空中はヒュドラからはただの的にしか見えず王兎の死角から闇の頭で物理的に吹き飛ばそうとしたが、その向かってきた頭を王兎は大きく蹴った。蹴られた闇の頭はダメージは全く入っていなかったが大きく吹き飛ばされ、ヒュドラ全体のバランスが崩れた。その隙に王兎は詠唱を始め水の頭の真正面に行き、至近距離で詠唱が終わった全力の上位の水魔法を放ち、水の頭を一時的に戦闘不能にできることができた。
そして王兎が作った隙のうちに、ギルバやシャルなどの炎の適正魔力を持っている獣人たちで炎の頭を、ライデンが風と土の頭を、せつな。光の頭を潰し、一時的に戦闘不能にした。
(残すは闇と重力の頭か…)
「王兎ちゃん今どうやったの!?王兎ちゃんが闇の頭を蹴り飛ばした時私もせつなくんも心の底から「は?」が出たんだけど」
フブキが困惑しながら王兎に念話で話しかけてくる。いきなり念話を繋げてきたフブキに王兎は少し困惑しつつもフブキに説明する
(我の足に脚力強化と今の我ができる全力の黄金魔法を足にとどめて蹴り飛ばした。魔法でとダメージはなくとも高威力であれば吹き飛ぶのは事前に確認しておいたし蹴った方がどの方向に蹴り飛ばすかをやりやすかったのからな。ただ中級レベルの黄金魔法を足にとどめておいたから使った足は血だらけだがな、今後は上級レベルにしても血が出ないようにしないとな)
前に王兎が初級レベルの黄金魔法でせつなを蹴り飛ばした時とは比べ物にならないほどの威力にフブキは王兎の強さに少し怖がっていた
「脚力強化と中級レベルの魔法だけであれだけの威力なら、あの黄金砲並の威力を足にとどめれるようになったらと思うと…少し怖いわ」
(そんなこと言ってないで早くしないと頭が再生するぞ)
フブキが会話している間のせつなは炎:身体能力強化と光:透明化の効果が無い状態でいつのまにか起き上がった闇と重力の頭の魔法を死ぬ気で避け続けていた
(なんで闇の頭のヘイトまで僕の方なんだよ、てかフブキ早くさっき外した強化魔法をかけ直してくれない?このままだと死ぬんですけど)
闇と重力の適正魔力を持っている戦闘継続できる冒険者はもう魔法を使えないほどに弱っており、他の戦っているものが王兎のように物理でヒュドラの体勢を崩そうとするもヒュドラは魔法で攻撃してくるため無闇に近づくこともできず、魔法でせつなからヘイトを逸らそうにも闇魔法が使えるものがいないため、ダメージが入らずヒュドラはどれだけ魔法で攻撃されていてもせつなを狙い続けていた




