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せっかくの新技が…



一度、前線から離れたせつなは倒せないヒュドラを獣人にさせるための獣人にさせる石を探すためギルドに来ていた

(ギルドに来たけど問題はこのギルドのどこにあの石があるかだよな)

せつなは王兎がギルバに獣人にさせる石の場所を書き出してくれると思っているがまだフブキに連絡はない

「こうなったら手当たり次第探すしかないわよ」

その時王兎からフブキへ念話が入った

(ギルバから場所を聞き出せた、受付の奥にある部屋の1番上にある右から3番目の箱に入ってあるそうだ)

「わかったわ、せつなくん聞いたわね、受付の奥の1番上で右から3番目の箱にあるって」

(いや聞こえてないが…でも場所はわかった)

せつなはすぐさま言われた通りの場所に向かい、お目当ての石を見つけ、フブキの空間魔法で前線まですぐに移動した

一方前線ではヒュドラの攻撃が激しく、その上山の方からE級程度だが増援のモンスターたちが加勢しにきて負傷者も増えて来ていたため、レオン一人では回復が追いついていなかった。そんな状況にレオンは一度前線から下がったせつなに小さく文句を呟きながら負傷した獣人に回復魔法をかけていた

「なんでこんな状況で前線から下がったの、てか俺魔力カツカツって言ったよね、まさかこんな状況で逃げたってことはないよね、これだからやっぱり人間は」

「別に僕は逃げるつもりはないぞ」

魔力を振り絞りながら回復魔法を酷使していたためレオンには疲れていて不満が漏れ出ていた時、空間魔法で前線に戻ってきたせつなが文句を言いながら回復させるレオンの後ろに立っていた

「うわぁ!お前逃げたんじゃ…」

「こんな状況で逃げるわけないだろ、王兎も戦ってるし」

「じゃあなんでお前はさっき逃げたの?」

その時ヒュドラの増援のE級モンスターがレオンに向かって攻撃しようとするが、すぐにせつなが攻撃して吹き飛ばす

「秘技・九重(ひぎ・ここのえ)」

前の八重波と違い、フブキから雷:体感速度上昇より瞬間的なら雷:瞬間速度上昇の方が速いことを最近教えてもらったので、最近練習してやっと一発多く攻撃をすることに成功した技をモンスターに技名を言いながら、吹き飛ばす。がそれでもモンスターは吹き飛ばされるだけでせつなの攻撃では倒せなかったので結局フブキがせつなが吹き飛ばしたモンスターを魔法で倒す。何事もなかったかのようにレオンの問いにせつなは答える

「逃げたわけじゃない、この騒動を終わらすための準備だ」

そう言ってせつなはギルドから持ってきた石をレオンに見せる。レオンはその石を見た瞬間、その石で何をするつもりかなんとなく想像がついた。その様子を見たせつなはそのままヒュドラの方へ走り出した。

走り出したせつなは実はめちゃくちゃ疲れていた。その原因である秘技・九重《ひぎ・ここのえ》について考えていた

(あれ八重波よりめっちゃ疲れるのに増えたの1発だし、その1発で倒せてなかったし、なんなら1発多く入れるために速度重視にしたせいで1発ごとの威力が下がってた気がするし、何より八重波の方が語呂が良いから今後は|八重波でいいな、あとめっちゃ疲れるし)

・秘技・九重(ひぎ・ここのえ)の原理


実は雷:瞬間速度上昇はどんなに魔法を鍛えた人でも最大5秒で、しかも移動する時にしか効果が発揮がなく、腕を9回振って殴ろうとすれば瞬間速度上昇は効果がなくなるのだが、移動している時に人にぶつかれば速度も相まってかなりのダメージになる(自分にも)。

そのことを利用し、腕を9回振るのではなく両腕を前に出し前後にめちゃくちゃ早く移動するのを9回繰り返し最後の9回目で思いっきり殴り飛ばしている。そのため最後のパンチ以外ほとんどダメージがないため

8回普通に殴れる||秘技・八重波(ひぎ・やえなみ)の方が総合ダメージが高い

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