不死身の敵
フブキのウィンドインパクトで移動して前線についたせつなは前線が手こずっている理由がすぐにわかるほど威圧感のある7つの頭がある龍のようなものがいた
「王兎、何あのめっちゃ強そうなの」
「せつなよ、とりあえず回復しておけ、その様子じゃ着地を失敗したのだろう」
ウィンドインパクトでの着地を失敗し、腕や顔に大量の擦り傷がついているせつなの様子を見ると王兎はフブキに回復させることを優先させ、フブキの魔法で擦り傷を回復させる
「結局何あれ」
せつなが目の前にいるモンスターについて王兎が説明する
「あれはヒュドラだな、せつなの知ってる頭を同時に潰さないといけないやつだ」
王兎に説明されてせつなは最優先で毒を喰らわないように戦おうとするもフブキがその考えを否定する
「別に毒とかは心配しなくて良いわよ」
否定されてせつなは不思議に思うものフブキは続ける
「だってこの世界のヒュドラって毒なんてないし」
その言葉にせつなは絶句する
(いや、ヒュドラって毒の竜だろ、確かに毒っていう適正魔力はないかもだけど体液が人間の体に毒とかじゃ…)
「そんなのないわね」
(えぇ)
せつなは少し残念そうにするもこの世界のヒュドラについて2人に聞く
「じゃあヒュドラってどんなモンスターなの?」
「最低6つ以上の適正魔力を持っている厄介なモンスターだな」
「適正魔力は炎、水、土、風、光、闇の基本属性は必ず持ってて適正魔力を持っている数は頭の数と同じだから今回はあと一個適正魔力を持っているようなんだけど王兎ちゃん、わかる?」
「戦ってみた感じ、推定だが重力だな」
その答えにフブキは絶望する
「あっじゃあ詰みじゃん」
フブキが詰みだと言った理由がせつなにはわからず説明を求めた
(確かに珍しいけどなんで重力だと詰みなの?)
「まず頭によって使える属性があってそれぞれの頭が使う属性じゃないと頭にダメージがほとんど通らないのよ、炎属性を使ってくる頭は炎魔法でしか、ダメージが入らないとかね、で!さっき王兎ちゃんが言ったようにこの世界のヒュドラは全部の頭を同時に潰さないと頭が再生して倒せないんだけど、前も言った通り私重力の術式を全く知らないし…」
(再生魔法の適正ないのになんで再生すんだよ)と心の中で突っ込んだが、そんなせつなにも確実にわかったことはあった
「おっけ詰みなのはわかった」
そう言ったいいがせつなは負け確だからって(前線から逃げたい)とは微塵も思っていなかった
(まぁ…倒せないからと言っても引かせることぐらいはやってやる)




