浮遊魔法
せつなはギルドの外に出だとかには戦うために残った獣人たち以外の人影は残っていなかった。そしてモンスターたちが一斉に街に入ってきた、獣人国と大暴動の戦いが始まった。最前線にいる国王やギルバなどの獣人ができるだけ数を減らし、倒し損ねたモンスターを他の獣人が倒す。そんな作戦がうまくいき、建物などが崩壊しながらもモンスターたちを倒していく獣人の冒険者たちを見てせつなは僕の出番なくねと、思うほどだった
「せつなくんさ、さっき自分で言ったこと忘れたの?せつなくんも今回はヒーラーで頑張ってね」
(わかってるけどそれ、フブキの魔法だろ)
フブキと戦場を走り回りながらたまに苦戦している冒険者のサポートをしながら傷を負った獣人を回復させていく。走り回る時にレオンの姿を見かけたがレオンは回復させることに専念している様子を見て心配ないか、と思い王兎のいる最前線にせつな向かった。
(王兎?僕は聞こえないけどそっちはどんな感じ?)
(こちらは少し面倒な相手が2種類ほどいてな、空を飛べるモンスターがいる、我とは少し相性が悪く我のジャンプでも10mだからそれ以上に空を飛ばれると攻撃が届かぬし、水魔法は我の脚力強化に使わないと我の移動と攻撃力が下がるうえ、黄金砲は小回りが効かぬから小さいやつには少し当てづらい、だから飛んでるモンスターはせつなとフブキに頼めるか、もう一つの面倒な相手もここにいる者で足止めはするが我とは相性が悪いから終わったら加勢して欲しい)
「王兎ちゃん運ないわね…」
(せつなほどではないぞ)
「そうね…わかったわ、任せておきなさい」
王兎はフブキとの連絡を切って地上にいるモンスターの大群に突っ込んで行った、
(王兎はなんて?)
もちろんせつなには今の会話はフブキの声しか聞こえていない
「簡単に言うと…空を飛ぶモンスターが来るからそれを倒してって」
(ただの日本人に空飛べってか)
「私がいるからただの日本人じゃないわよ」
(確かに、なら頼んだ)
「なら私たちも空飛ばないとね」
せつなは予想外な言葉に頭が真っ白になった
(え、なんで?)
「そりゃ私たちも飛んで近づいた方が魔法が当てやすいでしょ?」
ぐうの音が出ない正論にせつなは渋々納得した
(ウィンドインパクトで飛んで落下速度減少で空中に止まってその間にフブキが魔法を放つってことか…わかった)
「いや今回は落下速度減少じゃなくて風:浮遊で飛ぶわよ」
せつなはなおさら嫌だった、風魔法の浮遊は風で自分の体を浮かしてその体を浮かした風を操って自分の体を動かす必要がある、そのため体を操る感覚で動かそうとすると思うように動けない、最悪の場合体を浮かす風に逆らって落ちる可能性があるため体を思うように動かすには魔法で浮かした体を制御する必要があるためとても難易度の高い魔法である、だが、せつなが使う場合の浮遊は難易度がバカみたいに上がる、体を動かすのはせつなであるが魔法を使うのはフブキである、浮遊するための風でフブキが完璧ににせつなの体を動かす必要があるがフブキはせつなのように殴ったら蹴ったりできないのだ。今までもたまに浮遊の練習を夜中にしていたが体を立たせて少し動かせる程度なのだ
「なんで嫌がるのよ!私が浮かしてる間せつなくんは体も動かさなくて良いのに!」
(動けないの間違いだよ、攻撃が来そうでも僕は無意識にでも避けようと体動かしたらワンチャン死ぬんだよ)
そう言うがせつなは今究極の二択を迫られているのである。あまり良い覚えがないウィンドインパクトで飛び上がるか、まともに制御できていない浮遊で飛ぶかを迫られている
「早くしないと空飛ぶモンスターがここの獣人たちに被害出るわよ」
しかもフブキが選択するのを探してくるのである。その結果せつなが選んだのは…
(失敗する可能性が低いのはウィンドインパクトか…しゃーないウィンドインパクトの方で)
そうフブキのさに伝えるとせつなは両手の手のひらを地面に向けた
「ウィンドインパクトね、わっかりました」
テンション高めなフブキの声に呆れながらもせつなは覚悟を決めた
「はいじゃ〜「ウィンドインパクト・全力!」
せつなの体はゆっくり回転しながら宙に上がりせつなの内心結構焦らながら重要なことに気づいた(やっぱ逆バンジーより遥かに怖いなこれ、そういえばこれ飛び上がった後どうやって移動するんだ?)




