2週間一緒にいて
せつなたちはワーウルフ35匹の討伐をしたあとも、簡単な依頼を適度にこなしながらレオンがせつなのパーティに入って2週間が立ちせつなたちはギルバに呼び出されていた。
「どうだ?レオンと和解できたか?」
せつなたちが部屋に入るのと同時にギルバは聞いたが、入ってきたレオンがすぐさまギルバの後ろに隠れた様子を見て状況を理解する
「なるほどな…まだ人間嫌いは治ってないようだな」
「そんな2週間で治るものでもないと思うんですけど」
「それもそうだな」
せつながツッコミ、ギルバもそれに納得する。
「ところでシャルさんは?」
「あいつはちょっと遠いとこまで遠征に行ってる」
そしてギルバは自身の後ろに隠れたレオンに聞く
「なぁレオン、こいつのこと嫌いか?」
そのギルバの問いにレオンは少し考えた後に答える
「…確かにギルバの言う通りこの人間は俺を攫った奴らや俺が思ってた感じと違う気がする…でもそれがわかってても人間ってだけでなんかやだ…」
その予想外な答えにギルバとフブキが驚く
「なんだ、仲良くなれてるじゃねぇーか!ほんとにすごいなお前!」
「せつなくんの予想通り、少しは改善できてるみたいね」
「僕もそんなこと思ってたなんて思いませんでしたよ」
(予想というか半分は願望だったけどな、あと、王兎がレオンのことを気にかけてたってのもあるだろうし)
「私目線じゃ完全にほんとに少しだけ仲が悪い姉弟みたいになってるし」
その王兎は今、せつなの頭から血を吸っていた
(本当僕の血が好みなこと以外欠点が無さすぎる)
その時レオンが恐る恐るせつなに質問をする
「お前…ほんとに人間か?」
「それ、前も聞かれたよ」
せつなが即答しレオンは驚く。そのとこにギルバが説明する
「いや、前に俺がこいつを確かめる時に似たようなこと聞いたんだよ、そして答えは紛うことなき人間だってな」
(ギルバも最初から信じてたわけじゃないんだ…)
レオンはギルバもせつなのことを最初から信じていなかったことに驚いた
「そういえば話は変わるんだがせつなはなんの適正魔力を持っているんだ?ギルドカードにもなしって書いてあるし」
ギルバが不意に聞いてきた言葉にせつなとフブキは焦っていた
(フブキ、これどう答える?流石に全属性が使える人間なんていないよな)
「そうね全属性が使えるのは精霊しかいないはずだから下手なこと言えば信用を失っちゃうわよ」
顔は変わらずとも心の中では焦っていた時王兎がギルバの問いに口を挟んだ
「詳しくは省くがせつなが使える属性はレオンと同じ属性以上は扱えるぞ」
その答えにギルバは驚愕しながらせつなに聞く
「お前、再生魔法も扱えるのか!」
「い、一応中級までなら使えますよ」
いきなり詰められ困惑しつつもせつなは答える
「ちょっと?!私最近上級も扱えるようになってきたんだけど」
(細かいことは後にして)
フブキが文句を言うもせつなは無視してギルバと会話する
「再生魔法を使えるならレオンに教えてくれないだろうか!」
その頼みにレオンが驚愕する
「はぁ!なんで俺が人間なんかに魔法を教わらないといけないんだ!」
「再生魔法はかなり珍しく俺の知り合いに使えるやつはいないし、魔導書も売っているところはない、だからレオンに教えることができなくてせっかくの才能が勿体無いと思ってたんだ、だから頼む」
ギルバは深々と頭を下げる。その姿にせつなは即答したかったがせつなには魔法の知識はあれど使ったことはない。だからせつなはフブキと相談した
(フブキさ、後で再生魔法を僕に教えてもらえる?)
「今日の夜にでもいい?、ただ覚悟してよ?私に魔法を語らすと何時間も・・・」
「今はオタクを発動させなくていいから後でお願いな」
フブキの声だけでも魔法について語ることが好きなことをせつなは理解した。そしてレオンに再生魔法を使えるようにすることをギルバに伝えた
「わかりました、明日から再生魔法についてできる限り教えます」
その言葉にレオンは一瞬目を輝かせたが人間に教わると言う抵抗感でレオン自身もどう言う感情かよくわからなくなっていた。もちろんその様子はその場にいた全員にバレていた
「あんな感じにもなるんですね」
「まぁ最近歳が10になったばかりぐらいだからな、俺らの前じゃ見た目通りの子供って感じだからな、お前の前じゃ気を張ってあんな態度なんだろうけど」
「ちなみにせつながいない時には我のこと「うさねぇ」って呼んでるぞ」
その王兎の初めての言葉にせつなは意外とダメージを受けた
(コミュ力も高いのずるいわ)
「大丈夫か?」
ギルバがせつなのことを心配する
「だ、大丈夫です。僕もその子供らしい姿見れるように仲良くなりますね…」
せつなは遠い道のりだと思ったが気ままにやることにし、その夜、フブキのオタク語りに付き合った




