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せつなの体質

(盗賊を捕らえてギルドに差し出せば賞金がもらえるのか、先に言えよ殺すとか言ってた僕がサイコパスみたいじゃん)

「いやあなたが勝手に勘違いしたんでしょ」

と呆れながらもせつなに盗賊を殺さずお金を稼ぐ方法を伝えた

(稼ぐ方法はわかったがその肝心の盗賊はどこで出るんだ?街を出て森を徘徊するとしても僕の運の悪さは知ってるだろ)

せつなの運は日本の頃非常に悪く、確率が低いものが出ないというより、せつなにとって一番最悪な確率を毎回引く運の持ち主である

当然せつなの記憶を見たフブキはそのことを知っており盗賊が出やすい場所を調べようと提案した

「冒険者ギルドの張り紙とかにはある程度の場所が書かれてるから

ひとまず冒険者ギルドで調べましょう」

(冒険者登録をするつもりがないやつは入っていいの?)

もちろん冒険者登録もしてない奴がギルドの仕事を奪うようなことはできない、がフブキには秘策があるようだった

冒険者ギルドの前までせつなは来ていた

(本当にいけるんだろうな)

せつなは少し不安そうだがフブキは自信満々に答える

「安心しなさい9割の確率でバレないと思うから」

(僕はその1割を引く人間なんだが?)

フブキの発言でますます不安になるが他に方法がないため(なんとかやるしかないか)と思い冒険者ギルドの扉を開けた

「お邪魔しまーす」

小さな声で挨拶するが他の冒険者ギルドにいた人たちはせつなの方向を見向きもしていなかった

「ほら私の言った通り大丈夫でしょ」

(まさか異世界初の魔法が透明化の魔法だとは思わなかったよ)

少し残念がりながらも足音ひとつたてずに盗賊の討伐依頼が書かれた紙を探していた

「だからってこの魔法過信しないでよ、気配を消せるわけじゃないし近くで重点的に見られたり、探索魔法とか使われたら全然バレるからね」

フブキは念の為せつなに忠告をした、

(大丈夫だろ、気配を消すのは得意だしできるだけ素早く行動するから)

そんなことを会話し全ての依頼書を見終わった、

そして覚えた瞬間にせつなはさっさと冒険者ギルドから逃げていった

明らかに周りの冒険者は誰かがいたと勘付かれたがそんなことは気にせずせつなは逃げていった

「私あんな一瞬で盗賊の場所なんて分からなかったんだけど本当に見れたの?」

とフブキは盗賊の場所はわからずにいたがせつなはは場所がわかったのかフブキに伝える

(僕にこの世界の文字わかるわけないだろ、けど張り紙は全部覚えたからフブキが僕の記憶見れば

どこに出てくるかわかるだろ)

せつなは確かに動体視力はいいが依頼書のの張り紙を一瞬で全て覚えた

「本当便利よねせつなくんの超記憶症候群って」

(超記憶症候群) 過去の全ての出来事を完璧に思い出すことができ、必ず忘れることがない状態、些細きな日常の風景や当時の感情まで鮮明に思い出せる

世界に数十名しか発元していない珍しい体質である

(今のは超記憶症候群じゃなくてカメラアイの方だろ)

(カメラアイ)見たものを瞬時に写真のように鮮明に記憶する能力

(てかお前この記憶力のせいで僕に入った時気持ち悪くなったんだろ)

「そういえばそうだったわ…えーとあった盗賊は西の森に出るみたい小規模の盗賊みたい」

せつなの記憶をフブキが見て盗賊の張り紙を見つけた

「おっけわかった」

と会話しながら西の門へ向かっていった



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