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王兎の固有魔法

王兎を進化させ獣人になった姿は雪のように白い髪とうさ耳に金色(こんじき)の目をした美少女だった

「とりあえず裸は目に毒だから服着ろアホナスビ」

「ほう?我の姿が目に毒とは言ってくれるな」

「毒じゃないから毛布とかで身体隠してくれ、このままだとフブキが蒸発するぞ」

「ししししないわよ」

慌ててフブキは否定するが男のせつなより女のフブキの方が王兎の全裸を見て顔を赤面させていた。それを聞き王兎は全く使われていなかった宿のベットの毛布を身に纏った

「2人とももう少しさ、慌てるとかしないの?」

別にフブキの反応がおかしいわけではない、本来なら正しい反応だ

「僕は女性の全裸見たからって欲情するほどの欲望は残ってないし」

「我は見られて恥ずかしい体はしていないと自負しているからな」

この2人の感覚がおかしいだけである

「我とて裸で街を歩くほど常識はずれではない、だが着る服がなかろう?」

「まぁ確かに僕が持ってる服は今僕が着てるこの一着だけでフブキが水魔法で着たままでも洗ってくれてるだけだしな」

(王兎に貸してもいいけどそれだと僕の着る服がなくなるし…)

「それならこれならどう?ごにょごにょ〜」

フブキに説明されてせつなは嫌がったが1人買い物を行かせてもう1人は全裸で宿で待つのはもっと嫌だったため仕方なくその作戦をやることにした

「それやるとしても今夜だから明日な、てか何話で小さく話すの意味ないだろ」

「それは確かに、でこの後どうする?」

「それなら我の固有魔法について話しておこうか」

それを聞いたフブキは目の色を変えて食いついた

「そのこと待ってました!教えて王兎ちゃんの固有魔法がなんなのか!」

(めちゃくちゃテンション高いな)

「それでは伝える、我の固有魔法の名は「ドレイン」魔力無しで発動でき、名の通り我の手の掌で触れた相手から生命力、魔力、精霊力の誰かを任意で吸い取ることができる、と言うものだ」

(マジで吸血鬼じゃん)

それがせつなが最初に出た感想だった

「念のため訂正しておくが我はコウモリではなく兎だからな」

「普通のウサギは血なんて吸わないしドレインとか言う吸血鬼みたいな固有魔法もらえないだろ」

その時せつなは違和感を感じた

(いつのまに吸血鬼の意味がわかるようになったんだ?)

「あぁそれなら昨日のせつながキレている時、フブキにせつなの記憶を見せてもらったからな」

(聞いてないけど、と言うか見せちゃったのか)

「伝えるのはめっちゃ忘れてたわ」

「事後ですら伝えていないではないか」

「まぁいいや、でドレインって精霊力まで吸えるのは中々に強そうだな」

「精霊族相手なら触れられただけで致命傷になり得るわけだし、生命力を吸って回復もできる、大当たりね」

「王兎の獣人にもできたし今日は寝るか」

「何言ってんのよ、寝かさないわよ?」

(でしょうね…なら筋トレでもするか)

「なら我もいっしょにやるぞ、王として日々強くなり続ければ民を守ることにも繋がるからな」

それを聞いたせつなは

(俺様キャラなのに努力する珍しいタイプだ、全裸だけど)

と思った

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