仲間
「そういえば昨日の男が契約していた亀はどうなったんですか?」
「ああ、それなら恐怖で契約は解除してくれたから獣人にして保護してある」
「それは良かったです」
セレーヌが獣人にされるための石を取りに部屋から出て行き、せつなも同時に出ようとしたがギルバが小さく呟いた
「お前みたいな人間だけになればいいのにな」
その言葉でこの世界のことを少しわかったような気がしたせつなは何も言わずに王兎に噛まれながら部屋を出た。せつなが部屋を出た瞬間大量の歓声がせつなを包んだ。その歓声はギルドにいた獣人たちからのものだった。そのままギルドの冒険者たちにせうなは囲まれた
「お前ほんとに人間かよ」
「こんな人間もいるんだな」
そのような言葉を何度もせつなに向けられた。だがせつなはこの状況でを理解できていなかった
「あの、これどう言う状況?」
その問いに答えたのは石を持ってきたセレーヌが答えた
「み、皆さんあなたとマスターの会話を聞いてたんですよ」
(なるほどつまり盗み聞きしてたのか、もしかしてフブキ気づいてた?)
「そりゃ探索魔法でドアの近くに集まってたのはわかってたわよ」
(我も気配で聞かれているのは理解していた)
(わかってたなら言って欲しかったんだが?)
「変に意識する方がおかしくなる可能性があったからね、結果的に良くなってるからいいでしょ?」
その言葉に呆れつつもこんなに大勢に褒められることはせつなにとって初めての経験のため少し恥ずかしいと思いながらも話しかけてきた獣人たちと会話をしていった。
「今日は気分がいい!お前ら今日は俺の奢りだ!好きなものを頼め!」
1人の獣人がそういうと、みんなせつなの時より大きい声で歓声をあげた。
それよりせつなはギルドで料理が出ることを初めて聞きフブキを問い詰めようと思ったが今回は溜め息しながらも問い詰めることをやめた。そのことにフブキはめちゃくちゃ安堵していた
(今日はその獣人の奢りなのだろう?なら我も料理を頼みたい)
「せつなくん、王兎ちゃんも料理食べたいってさ」
(わかった)
「じゃあ僕も料理頼んでいいですか?」
「いいぞどんどん頼め!」
「ニッパーを使った料理と豚レバーを使った料理ください」
「豚レバーとはなんだ?」
その日のギルドはそこにいた全員で宴会のように飲み散らかして、せつながセレーヌから獣人にさせる石をもらい宿に帰った時は夜中だった
(昨日はどうやって王兎を獣人にさせようとか思ったけど手に入って良かったこれでやっと…会話できる)
「自分のペットと会話するのは動物と飼っている人からすればかなり嬉しいものよね」
(それと同時に僕の血が無くならないかと心配もしている)
(その心配はない、と我が言ってもまだせつなには聞こえぬしな)
「王兎ちゃん獣人になっちゃって!」
(フブキがいうのか)
と思いながらセレーヌからもらった石を王兎に食べさせた。すると王兎の体が直視できないほどに輝き始めた
「てんてんてんてんてんてんてんてーん」
(それやめて?)
腕で目を覆いながらフブキの鼻歌を止める。輝きがなくなり腕を下ろすと短い白い髪、金色の目て兎耳をつけた中学生くらいの女の子が、全裸で僕の腕に噛みついていた
「あの王兎?こう言う時ぐらいは血を吸うのやめてくれる?」
「何を言う、主がペットの食事を用意するのは当たり前だろう」
「その主人から命令です、できれば血を吸うのやめてくれる?」
「我は王でせつなは民だぞ?民が王である我に命令できるとでも?」
その時せつなは理解した。フブキが王兎のことを「めちゃくちゃ俺様キャラ」と言ったことを




