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僕らの名前

(そういえばなんで最初お前は気持ち悪がってたの?)

フローラとこの世界で初めて会話した時吐きそうな感じだったがそのことについて聞いていなかった

「それはこのポンコツ魔法が成功した時に人間側が覚えている限りの記憶を見せられるのよ、ちなみに見終わった後でも人間側が覚えている景色をいつでも好きな時に見られるのよ」

自慢げにフローラは説明するが僕は少し申し訳ない気持ちになった

「別あれはあんたのせいじゃないし、あなたほどではないけど私も結構な毒親の元で育ったし大丈夫よ」

励ましているつもりだったのか怪しかったがフローラの気持ちはわかった

「そういえばあなたのことなんて呼べばいいかしら?」

(好きなように呼んでくれただし日本での名前は禁止だ)

本来記憶を見たのならそのとき呼ばれているた名を呼べばいいのだが僕の場合色々事情があり日本の頃の名前をものすごく嫌っていたためフローラが気を遣ってくれたのだ。

「ならあなた経緯はどうあれ生まれ変わった身だし私が名前をつけてあげる」

その言葉は僕にとってはとても嬉しかった

(ちなみに僕にどういう名前をつけるつもり?)

その言葉にフローラは少し悩んだ後に名前を言った

「あなた動体視力とかいいし せつな とかどう?」

想像以上に安直だった

「安直で悪かったわね」

だが前世の僕の名前より断然いい

「じゃあ僕はこれからせつなと名乗るよ、これからよろしくなフローラ」

僕はがこの名前を気に入ってくれたのが嬉しそうだったがフローラがとんでもないことを言い出した

「いや私も一度死んで生まれ変わった身、この際私の名前も変えましょう」

(まじかこいつ)と思いフローラに聞いた

(僕が言えることじゃないかもしれないけど親からもらった大事な名前そんな簡単に捨てていいのか?)

「さっきも言ったけで私あまり両親のことすきじゃないからいいのよ」

(名前捨てるの軽すぎないか)と思いつつもフローラは続けた

「せつなくんの名前は私が考えたんだし、私の名前はせつなくんがつけてよ」

(無茶いうな、お前は僕の記憶を見たから僕のこと知ってるだろうけど、僕はお前のこと かまってちゃん精霊 としか認識してないぞ)

「誰がかまってちゃんよ」

とキレ気味に反論されたがフローラは自己紹介してくれた

「その言葉二度と口にできないような威厳を出してあげるわ、私の名前は フローラ・フローズン 吹雪の国フローズン国の第一王女にして世界最高峰の魔法使いよ」

このかまってちゃんが!?

「誰がかまってちゃんよ!?」

無意識にツッコミをしていたが実は結構驚いていた

「全然驚いたようには見えないわよ」

そんな王女様の反論を無視し、ある名前を提案した

(フブキ とかどう?)

「あなたこそ安直じゃない」

冷静に反論されたのでせつなは逆ギレした

(仕方ないだろ、そんな少ない情報でこれぐらいしか出ねーよ

てか日本のアニメに吹雪を操る雪妖怪の姫と同じ名前をつけてみたんだが?)

「確かにあのキャラ可愛かったし同じ姫だし結構考えて名付けてたのね」

妖怪と精霊ではかなり違うと思ったが本人が納得しているみたいなので何も言わないことにした

「べつに種族なんてどうでもわよ、私のことはこれからフブキと呼んでね?これからよろしくねせつなくん」

やっぱり思っただけで会話されるのは面倒で、これからかなり苦労するだろうなと思いつつも、この世界で生き抜くことを楽しみにしていたせつなであった




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