王妃の交渉
「早速聞くのだが、その幻の金色ウサギはどうやって捕まえた?」
興味津々でせつなに王兎のことを聞く王妃
(どうやって?)
どうやってと言われてもせうな自身は何もしていなかったため一瞬戸惑った
「契約魔法?で仲間になってもらえました」
その言葉を言った瞬間周りがざわつき始めた
「ただの人間が金色ウサギを仲間にしただと?」
「ただの赤色ウサギを魔法で金色のように見せているのだろ」
周りがそうざわつく中で王妃は静まるように言い、その後にせつなに言った
「静まれ!もし偽物ならその時はそのものを斬首すれば良かろう、でだ、その金色ウサギをもらえないだろうか、無論金ならいくらでも出そう」
せつなは「斬首」という言葉を一旦聞き流し、より引っかかった言葉について聞いた
「貰うも何も僕のペットなので渡す気はありません、本人の意思も必要ですし」
(我は血が美味いせつなの方へついていくぞ、我のことをペット呼ばわりは気に食わんが、民の価値もわからんやつについていくほうがいやだな)
「一応せつなの方についていきたいって…」
王兎の言い方に呆れながらもフブキは王兎の言ったことを優しく言い換えせつなに伝えた
「この金色ウサギも私の元を離れる気はないようですのでお渡しすることは到底できません」
「白金貨200枚出すと言ってもか?」
この世界は白金貨一つで10万円の価値があるため、日本円に訳すと2000万円という高額な金額、もちろん王兎も白金貨200枚の価値を理解していたため
(取引成立か…)
と思ったのだがその言葉を聞いたせつなの思っていたことに驚いた
「どんなに金を積まれようが僕のペットを譲る気はありません」
顔色ひとつ変えずに王妃の提案を聞いた瞬間に一蹴した、王妃はその態度に苛立ちを感じていた
「なぜだ?ペット1つで白金貨200枚だぞ?人間族なら遊んで暮らせるレベルだろ」
「たとえ自分の意思ではなくても、どんな理由でも私のペットになってくれたんです、それなら飼い主として最後まで責任を持って大切にします」
せつなも王妃と会話していくうちに表情は変わらずとも少しづつ苛立っていたのだが、王妃はその言葉を聞き苛立ちが頂点に達した
「物を買う時にその物の意思など必要ないだろ!幻とはいえ契約魔法でペットにしただけでいい気になるなよ、お前らこの人間を殺せ」
その言葉を聞き、周りの護衛の精霊たちがせつなを取り囲んだ、フブキは「まずい」と思った。だけどそれは取り囲まれたことではなく王妃がせつなの逆鱗に触れてしまったことだった、その瞬間せつなの雰囲気が変わった
「あ?」




