なんとか…
ガラガラ(新井式回転抽選器)をせつなが回し続けて10分、結果何も出なかったが八百屋の精霊がオマケで5つ野菜をくれた。気を取り直してフローズンを観光していると大量の武装をした精霊に話しかけられた
「突然すまないのだがお前の肩に乗っているウサギは金色ウサギか?」
「えっあはいそうですけどどうかしたんですか?」
せつながコミュ症を発しながらも質問に答える
「やはりそうか、昨日の国で噂になっていてな、我らが王妃が幻のウサギを見たいと言うので城まで来てくれないか?無論来てくれれば褒賞も出す」
せつなは悩んだ、フローズンに着く前に予測した通り王妃と合うイベントがきたこと、そしてどうするのが正解なのかを
(フブキ、できれば断りたいんだけどいけると思うから)
(フローズンの王妃はあまりいい噂は聞かんから我もできれば会いたくないのだが…)
「王妃直々の命令ならこの人たちも引けないし、断ったら王妃に反抗したと捉えられるから詰みね」
(結局こうなんのかよ)
そう思い王妃に会いに行くと騎士たちに伝え、城に案内された
城の中に入り、王妃の所へ案内されている時にせつなはどうすれば穏便に済むかを相談していた
(どうすればいいと思う?とりあえずその王妃に言ったらダメそうなこと教えて)
「そうね…かあさんは精霊が一番って考えだから種族の差別が激しいから、「自分は精霊族より優秀ですよ感」を出さなければたぶん大丈夫よ」
(それ王妃として大問題だろ)
「とうさんもいないせいで王妃を叱る人がいないのよ、まぁ文句言えば即解雇とか言う人だから誰も叱らないけど…」
(文句を言うだけで即解雇とはとんだ無能のようだな)
「王兎ちゃん?そんなこと言ったら絶対かあさんに言ったら殺されるわよ」
(我は選ばれしうさぎだぞ、そんな無能に殺されるほど脆くはない、それに我の声はフブキ以外に聞こえぬから安心しろ)
「心臓には悪いのよ!」
フブキが大声で言ったためせつなの脳内に響いた
「うるさっ」
その声に案内している精霊が反応した
「どうかしたか?」
「いえ、なんでもないです」
(いきなり大声で叫ぶのやめて?)
「ごめん」
「結局フブキ的にはどうするのが一番いいと思う?」
「まぁせつなくんならなんとかなるわよ」
(なんとかなるって運任せなような気がするんだが)
会話しているうちに豪華な扉の前まで案内されていた
「王妃様がお待ちだ、くれぐれも変なことはするんじゃないぞ」
ここまで案内してくれた騎士に忠告され、扉が開いた
「なんとかなるようにしかないわよ、それとも何か作戦でもあるわけ?」
(作戦はないけど、なんとかやる!)
せつなはそうフブキに伝え、開いた扉に入っていった
中に入ると王広間の謁見の間で王妃が目の前に座っており多くの武装した騎士たちがいた、せつなは部屋の中央まで行き、膝を床につけた
「初めまして王妃様、私はせつなと申します。私のようなものが王妃様のような人に会えて嬉しく思います」
せつなの姿を見て王妃はとても嬉しそうな顔の表情に変わった




