無限♾️ガラガラ
図書館を出たあと宿屋で休み翌日、王兎が水魔法を大体理解したためせつなたちはフローズンを観光していた
(フローズンの有名なものってなんだ?)
「そんなにないけど…あの凍った「精霊果樹」っていうのがとっても美味しいのよね〜」
と姿が見えないため指を刺しているのかはわかんないが精霊果樹という名前や今いる場所的にせつなは八百屋で、その商品の中に凍っていながら少し金色に輝く果物を見つけた
(何あれ、名前的に精霊を凍らせて食べやすい大きさにしたものって感じか?)
「そんな共食いしないわよ…」
フブキは呆れながらも否定した
(精霊果樹というのは確か食べれば少し精霊力が回復する回復薬的なものだろう?)
「そうなんだけど味も絶品なのよ」
(というかなんで商品の野菜全部凍ってんだよ)
八百屋の商品で精霊果樹だけではなく全ての商品が凍っていた
「こんな吹雪の中だから勝手に凍るのよ、冷凍のほうが保存もきくしね、でも商品を渡される時に炎魔法で溶かしてくれると思うからすぐに食べられるわよ」
念話で会話をしていると八百屋の人(精霊)に話しかけられた
「人間族なんて珍しいですね、記念に精霊果樹をお一つどうですか?今なら何か買ってくれるとガラガラを引いてオマケもついてくるよ」
(ガラガラってあれか、新井式回転抽選器か…)
「この世界はガラガラが正式名称よ」
(タダだし面白そうではないか)
(新井式回転抽選器か…)
せつなはガラガラ(新井式回転抽選器)にあまりいい覚えがなかった
「とりあえず精霊果樹を2つとニッパーと10本をください。あとガラガラはやりません」
「どうしてだい?別に追加料金を取るわけでもないのに」
(なぜだ?ガラガラに貼ってある紙には「ハズレなし最低白の玉でも1個、金の玉が出れば最大の10個追加」と書いてあるからやるだけいいいではないか)
王兎はせつなの運が最悪レベルなのをフブキから聞いていた、だからこそ最低と書かれているため1つが出るのはわかっていて王兎は言っている、もちろんそのチラシはせつなには読めていないが、たとえ読めていてもせつなは同じことを言うとフブキは感じていた
「いや王兎ちゃん…そう言うレベルじゃないの…よせつなくんの運は…」
フブキはせつなの記憶を一度見ている。だからこそこのガラガラ(新井式回転抽選器)をせつなが回せばどうなるかも知っている、それはせつな自身もわかっている
「回してもいいけど…後悔すんなよ」
せつなは覚悟を決め、ガラガラ(新井式回転抽選器)を回し始め、ガラガラ(新井式回転抽選器)はガラガラと音を鳴らす
ガラガラガラガラガラガラガラガラがガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ…
青ざめていく八百屋の精霊と王兎の顔、いつまで経っても玉が出ないガラガラ(新井式回転抽選器)、もともと死んでいた目で見つめながらガラガラ(新井式回転抽選器)を回し続けるせつな、それを何も言わずに見ているフブキ、地獄絵図の完成である
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ…
そんなせつなを影ながら見ていた精霊がフローズンの真ん中にある城の中に入っていき、王広間で報告をしていた
「王女殿下、黄金ウサギを連た人間がいるという噂は本当のようです」
「そうか…ならばそのウサギ、私が上手く使ってやろう、大至急そのものをここに呼べ」
報告した精霊に命令し、王広間に座っている1人の女性
「幻の金色ウサギはいい材料になりそうだ…だがその感じウサギをペットにした人間か、もしかしたら使えるかもしれんな」
王女と呼ばれた精霊が小さな声で独り言を呟く
その人間は現在、死んだ目をしながらガラガラ(新井式回転抽選器)で周りを畏怖させていた
ガラガラと音を鳴らしながら…




