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契約が成功した理由

(おいフブキ?僕の運じゃ成功するわけないだろ!)

「多分せつなくんが契約してほしくないって本心で思った…から?」

(おい我を仲間にしたくないのに契約魔法を使ったのか?ならなぜ使った!と言うかなぜ複数の声が聞こえる?)

「会話できるって事はかなり知性が高いわよね」

(それはそうだろ、なんて言ったって我は選ばれしウサギの王だぞ)

念話での会話でフブキはこのウサギがめんどくさいタイプだと一瞬で悟った、そんなフブキにせつながあることを聞いた

(フブキさ…まさかこのウサギと会話できてる?)

「え?…もしかして聞こえてない?」

せつなからしたらいきなりフブキが1人で喋り始めたように聞こえた

(ほう男の方には我の声は聞こえてないのか?)

「ウサギちゃんはせつなくんの声聞こえるの?」

(この子に僕の思ったこと聞こえてんの?!)

(しっかりと聞こえているが?…そんなにおかしいことか?)

(なぁフブキなんで僕にはこの子の声聞こえないの?)

(そんなことよりなぜ2人いる?念話は契約魔法で契約した同士しか聞こえぬはずだろ)

フブキは2人同時に質問されて慌てていた

「一回2人とも黙って!」

(いや僕は黙るのは無理なんだが)

「そうね、だからせつなくんから話を聞くんだけどこのウサギちゃんの声聞こえてないの?」

(全く聞こえないんだけど)

「でウサギちゃんはせつなくんの声が聞こえてるのよね」

(男の声の名前がせつなというなら聞こえている)

フブキは考えた、どうしてせつなくんに金色ウサギの声は聞こえないのに、金色ウサギはせつなくんの思ったことが聞こえているのか、そしてフブキが導き出した答えは…

「多分だけど…念話ができるのって契約魔法を交わしたもの同士でしかできないんだけど、契約魔法は魂同士を繋いで契約する魔法だから、魔法を発動したのはあくまで私でせつなくんではないからせつなくんはウサギちゃんと会話はできないけど、私とせつなくんはほとんど同一人物な状態であるから、私でもあるせつなくんの声はウサギちゃんに聞こえるって感じだと思う……」

(…泣いていいか?)

「涙出ないのに何言ってんのよ」

せつなは膝から崩れ落ちた

(なるほど、同一人物という事は、お前らあの使えん契約魔法で融合したものたちか)

「え?あなたなんでその魔法知ってんのよ」

あのポンコツ魔法はフローズン国の最大級の図書館にしか記されていない魔法のため野良のモンスターが知っているわけがないとフブキは思った

(大体5年前から図書館に侵入して1年くらい通ってたからな)

「あの件あなただったのね!」

(なに、なんの話?)

「いや、5年前図書館に不法侵入の痕跡があって犯人がわからなかったんだけど…犯人がこのウサギちゃんだったのよね」

(好奇心旺盛なんだな…でフブキさ、僕の腕めちゃくちゃ噛まれてるんだけど…というか吸われてる感じがするんだけど主人には攻撃できないって言ってたけどこれも僕が主人じゃないからか?)

せつなの腕に金色ウサギが噛み付いていた

「いや、主人の体が変わっても変わったとの体に攻撃ができないって事例があるし私の体であるせつなくんには攻撃できないはずなのだけど…」

(契約魔法で主人に攻撃できなくなるのは初耳だな、それでも腕に傷をつけれているのはまぁ我は攻撃ではなく食事として噛んでいるから認識の違いだろうな)

認識を変えることで絶対服従の魔法を破ったことにフブキは驚いたのだが、それ以上にせつなの腕を嚙ることを食事といったことに驚いた

「え?なんで腕を噛むことが食事になるの?」

(何を隠そう我が契約した理由はお前の血が今までで飲んだ血がなんだったのかと感じるほど美味で、その上回復魔法を扱えたからだぞ)

そのことを聞いたフブキは言葉を失った

(なぁフブキ、食事ってどういうことだ?)

「いやぁこのウサギちゃんがせつなくんと契約しようと思った理由が…あなたの血がめちゃくちゃ美味しかったかららしい…デス」

その事を聞いたせつなは一瞬頭が真っ白になった

(?…つまり僕は非常食だと?てかそれウサギじゃなくて吸血鬼じゃん)

(きゅうけつき?とやらではなく我は正真正銘ウサギだ)

(仲間になった理由が非常食目的なら仲間になってくれたと言えるのか?)

と考えるせつなだったがそのことを聞いた黄金ウサギが言った

(安心しろ、こんな美味いやつ他のモンスターどもに渡す気はない…だが我を奴隷のような扱いでもしようものならこのまま噛み殺すからな)

金色ウサギがこんなことを言ってもせつなには聞こえておらず、軽いめまいに襲われていた

「とりあえず仲間にはなってくれるみたいけど、変なことしたら噛み殺すってさ」

(噛み殺される前に貧血でぶっ倒れるわ)

「回復魔法で倒れることはないはずだから安心して」

(ある意味拷問だろそれ…まぁいいやで名前つけたいんだけど、このウサギどんな感じ?)

(我は選ばれしウサギの王だ、相応の名前じゃないと認めんからな)

「めちゃくちゃ俺様キャラって感じね…ちなみに相応の名前じゃないと認めないって言ってるわよ」

それだけの情報でどうしろとせつなは思ったが、一つの名前を思いつき提案した

「じゃあ王兎(おううさぎ)っていいか?」

(安直だが…いいな、我の威厳を出せるシンプルな名だ、気に入った)

「……」

ウサギは名前を気に入ったがフブキは何か言いたそうにしていた

(どうしたフブキとやら、我の名前が変か?)

「いやおおうさぎってまんま暴食うさぎのパクリじゃ…」

(お「う」うさぎだし漢字も違うからセーフってことで」(焦)

この会話に王兎は疑問を抱いたがその事は名前自体は気に入ったので何も言わなかった

(にしてもなぜせつなの血はこんなに美味いんだ?)

「AB型だからでしょ」(適当)

(僕の血の話?)

(なんだ「えびがた」とは)

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