金色ウサギ
せつなが吹雪の中一匹のウサギを見つけた途端フブキの様子がおかしくなった
「えっうそでしょ?せつなくんの運で見つかるわけがない…けどあれは確かに…」
(あのうさぎってそんなに珍しいのか?)
「そうね…順を追って説明するわ。まずフローズン国には赤色ウサギっていう赤い目をもつウサギのモンスターが生息する。赤色ウサギは単体ではそれほど強くはないけど群で動く肉食のウサギがいるのよ」
(無限コンティニューの暴食ウサギみたいなやつ?)
「まんまそれね。でその赤色ウサギからたまに金色の目を持ったウサギが生まれる」
(それがあのウサギと)
「金色ウサギって言われてて、大量の精霊力を浴びた赤色ウサギが子供を産むと精霊力を持った金色の目を持つウサギが生まれる、突然変異の幻のモンスターね、実際私も初めて見たし」
その説明をされせつなは仲間にしたいと思い、金色ウサギの前までいくが金色ウサギはその場にとどまっている
(うさぎか…仲間にしたいな…)
そう思い、せつなは金色ウサギの顎の下を優しく人差し指で触るが、金色ウサギに思いっきり人差し指を噛まれる
「言ったでしょ!?赤色ウサギは肉食でその突然変異の金色ウサギも肉食よ」
フブキが人差し指の指を回復させ、せつなを噛んだ金色ウサギは心なしか目を光らせていた
(わかっててもさ…ちょっと…懐かしくて)
その思いには少し悲しみが帯びていた
(なあフブキ、契約魔法って魔獣にも効くのか?)
「本来契約魔法はモンスターと契約する魔法だから可能ね、ただ成功率は完全に運と言われてる、相手が知能を持っているモンスターなら、相手が契約するか決めるらしいけどあって数秒で相手が私たちの仲間になりたいとは思えないわね」
(念の為聞くけど契約に成功したらどうなる?…)
せつなは契約に成功すればどうなるかわかっていた、それでも聞いておきたかった
「…主従関係になって、従う側はどんな命令でも必ず主人の言うことを聞くようになるし主人に攻撃することはできなくなる…」
(その説明を聞いて諦めがついたよ)
とせつなは金色ウサギの頭を撫でながら
「むやみに触ってすまんな、じゃあ元気に生きとけよ」
と言いその場を去ろうとしたがフブキがとんでもないことを言い出した
「まぁ一回ぐらい契約魔法試してみてもいいでしょ」
(いやなんで?僕は主従関係なんてごめんなんだが)
「いいでしょどうせ成功しないしやるだけタダなんだし、仲間になってくれたら心強いし」
そう言ってせつなと金色ウサギの足元に緑色の魔法陣が現れた
(ちょまっ…まぁ成功するわけないしいいや)
とフブキに文句を言いかけたが諦めた
「ちょっと今文句言いかけたで…しょ………あれ?」
フブキの勢いが急に無くなり何か変なことでもあったのかとせつなは思った
(おーこれが契約魔法…ってなぜ念話で男女の声が聞こえる?)
その声はフブキのものでもせつなのものでもなかった
「なんか契約成功してるんだけど…」
(は?なんで…)




