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王女の警告

「団長!そんなこと言わないでください、今その木を断ち切りますから」

締め付けられている騎士団長の周りに姫を守っていた騎士たちが集り、騎士団長を締め付けている木を断ち切ろうとした。そんな様子を見て、せつなは何かを言おうとした時さっきまで後ろにいた姫が空間魔法でせつなの前に現れた

「あなたの狙いは私でしょう、私があなたに捕まります。ですから騎士団長様を解放してください、解放しないなら空間魔法でどんなに追いかけられても、私は逃げ続けます!」

「姫さ…ま俺なん…かよりもおにげ…ください」

(なんだ…この状況?)

そんな状況を横目に見ながらせつなは吹き飛んだ左腕を拾い、フブキの魔法でくっつけた

「いえ、あなたはリアージュ国の英雄です!あなたは死ねばリアージュ国の国民が別の国へ移ってしまい、リアージュ国は崩壊します」

「あの腹黒が…おうに…なれば政権が…崩壊します…はやくおに…げを」

その時騎士団長や他の騎士を縛っていた樹形縛りが解除された

「貴様?何を」

「言ったろ僕は腹黒王子とかの配下とか盗賊じゃなくて通りすがりの冒険者だって、殺すつもりとか微塵もねーよ」

(解除するの私だけどね)

その場の空気が固まった

「な、なら私を襲った盗賊は?」

「さっき空間魔法で遊んであっちらへんに吹き飛ばした」

とせつなはさっき盗賊たちが落ちた場所を指刺した。

騎士たちはせつなが指差した場所に向かうと地面に衝突し、閉じ込めていた土の下敷きになっていた盗賊たちを見つけた。

「本当に申し訳ありません、騎士団の主としていくらでも謝罪します」

「俺も申し訳なかった、頭に血が昇っていた」

「すいませんでした」

姫と騎士団はせつなに深々と頭を下げた

「べつ謝ってくれるならなんでもいいです、次からはもう少し冷静になってもらえれば」

せつなは謝罪を受け入たのだがあまりにも軽く受け入れたため姫と騎士団は動揺していた

「私は王女です、あなたを殺しかけたんですよ?私でよければなんでもいたします」

「殺しかけたからって謝ってくれるならいよ、強いて言えば巻き込まないでほしい、もちろんこのことは誰にも言うつもりないです」

(まぁ言う相手もいないけど)

「せつなくんって結構聖人じゃない?」

(それは本当に聖人な人に失礼だからやめろ)

姫は驚きながらも少し残念そうにした

「残念ですね、その力を見込んで王位争いを手伝って欲しかったのですが…」

「嫌ですね、僕は自由に旅をしたいんです」

「残念ですね、ちなみにどこに向かっているんですか?」

「フローズン国です、僕の知り合いの故郷らしくて」

「フローズン国ですか…」

姫は少し顔が暗くなった

「なんか面倒ごとがあるんですか?」

「いえ…最近フローズン国の第一王女が行方不明なので心配だな…と」

「それってどう言う意味ですか?」

「もちろん私の心配をしてくれてるんでしょ」

(一回黙っててくれ)

「同じ第一王女として仲が良かった友達だったのもあるんですが…あの人は魔法使いの憧れとしても君臨していたので…行方不明になったことで少し国が荒れているんです」

そのことを聞いたフブキが考え込んだ

「まぁそれでも旅したいので」

せつなはフローズン国へ向かおうとするも引き止められる

「あ…あの最後にお名前ってなんですか?

「せつなって言いますけど…あっあと冒険者ランクはFです」

冒険者ランクを言った途端その場がどよめいた

再びその場をさろうとした時、今度は騎士団長に止められた

「その、最後なぜ最初より反応が良くなっていた?

どう言う付与魔法を使ったんだ」

「そりゃ完全に覚えた攻撃は避けやすいだろ」

と騎士団長に言い、せつなはフローズン国へ向かった

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