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完全再現

せつなは盗賊をとらえた金を使って居酒屋で料理を頼んでいた

そして料理を頼んで待っている間にギルドから去る時に受付嬢に言われたことを考え込んでいた

「仲間をつくればその怖い表情も少しは和らぐと思いますよ」

(表情動かせるんならこんなことなってないんだわクソナスビが)

「別にせつなくん表情が動かないだけで感情はあるのよね表情が動かないだけで」

(2回もいうな…フブキ氷で鏡作れる?無理やりにでも表情動かしてみる)

「無理でしょ」

フブキはそう言いながら氷で鏡を作り出した、せつなはその鏡を見ながら顔をつねったり引っ張ったりしていたが全然顔は変わらなかった、そんなことをしていたら料理を持ってきた店員が話しかけてきた

「すいません料理を持ってきたんですが何してるんですか」

「あっはいなんでもないです」

「ではこちらきのこ炒めです」

と店員は3種類のきのこを炒めた料理を置いていった

「なんできのこ炒めなのよ」

(きのこは好きだしできるだけ食材多い方がいいと思ったんだけど、実質初めての食事だし)

「せつなくんが好きなのきのこの住民でしょ」

せつなは料理はできるのだが生まれた頃から味覚障害があり味が全く分からなかったため、異世界転生し体が作り替えられたため密かな楽しみだったのだ

「よく味分からずに料理できるわね」

(料理解説動画を完全再現すればいいから僕にとっては作業だよ、まぁ味がわかるようになれば作業じゃなくなるけどな)

とせつなは料理を口に運んだ

「これ見た目はアレだけど味は結構美味しいわね、せつなくん初めての味はどう?」

(……………)

「ドンッ」と音を立て、せつなは額を机にぶつけた

(あのクソ天使味覚障害まで再現しやがった…)

「あ…」

(正直わかってたよ、心のどこかで思ってたよ!目のクマまで再現したこの体、そりゃ再現されてるわクソナスビが)

その言葉にフブキは何も言えなかった

(まぁいいや、もとに戻っただけだし)

「軽すぎじゃない?」

(味覚障害は日本の頃から変わんないしね、にしてもフブキは味わかるんだな)

「いや…それは…本当になんか…ごめん…」

(痛覚は僕しか感じないし味覚はフブキしか感じないのずるくない?)

「一応ポンコツ魔法でも精霊が作った魔法だからね、精霊が有利に作られてるんでしょ、痛覚の件は私も知らなかったけど」

とそんな会話をしながら黙々と料理を食べ終わり、宿屋を見つけ、

宿屋に入っていった

「いらっしゃいませ、一泊するなら銀貨3枚です」

(3千円って安くね?)

「結構格安な方ね」

「はいとりあえず一泊分お願いします」

「では2階の5号室でお泊まりください」

そう言われ部屋に案内された

(いい時間だしもう寝るか)

「何言ってるの?寝るには早いわよ」

(え?)

「精霊族は寝る必要がないのよ、であなたに寝られると私暇なの」

(だから僕に話し相手になれと?まじで言ってる?)

「毎日寝かさないわよ?」

(別に日本と変わらないし……ん?もういいや)

せつなは「毎日」という点に何か言おうととしたがどうせこれも聞こえてるし諦めた


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