第九話 君の前だけは
小三のころから、俺は天才といわれた
言われる理由はわかる
俺はすでに小学生の勉強を終わらせていたから
まあ、母さんに英才教育を叩きこまれてた所為かもしれない
ただ、それに耐え、すべて覚えている俺もおかしいのかもね
俺は小学校で学年一位は当たり前
周りからの嫉妬が強かった
視線が痛かった
最初は気づかなかったがいつの間にか俺はいじめられていたのかもしれない
周りから「天才ぶるな」とよく言われた
気づかなかったのは自分にはすでに信頼できる友達がいたから
このころから俺は感情をあまり出さなくなった
出しても無駄だということに気づいたから
逆に出し過ぎれば冷静に判断できなくなることにも気づいた
感情を出さなくなってから淳平達から
淳平「なんでそんな無表情なんだ?」
とよく聞かれた
俺は、
「別に」
そう答えた
わかなからも心配されることがあった
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俺はたとえ無表情を貫いていても
わかなの前ではよく素に戻ってしまった
わかなの前でだけ笑ったりした
.......今はあまりないけど
これが恋の所為だと気づいたのも実は小3のころだったりする
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いつしか俺は、感情を出さないことが当たり前になって
感情を出す理由がわからなくなった




