第六十五話 おかえり、竜也
一日前の日本にて
私はずっと寂しい
毎日、竜也が電話してくれてたけど
それでも竜也がいないという現実を突きつけられる
ずっと
ずっと、喪失感が私の心にある
「............」
学校でも、家でも、大体うつむいている
(こんなのだめでしょ......)
そう思っても
前を向こうとしても
心は言うことを聞いてくれなかった
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愛奈「........最近元気ないね、わかな」
「...........」
淳平「さすがに、二か月もたってるからな」
りん「.......どう慰めればいいんだ.......?」
「無理に慰めなくていいよ........」
「私は大丈夫」
「大丈夫だから」
誰も返事をしない
その沈黙だけで、自分が嘘をついていることが分かった
自分でも、本音とは違うことを言っていると分かった
愛奈「そういうことを平気で言うやつは、たいてい大丈夫じゃない」
由衣「私たちにできることがあるなら気軽に言っていいから」
「..........うん」
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家に帰る
ただ一人
「.........夕飯......作んなきゃ」
そういって、キッチンへ向かおうとする
けど.........
いつの間にか、ソファに寝転がった
「........あれ?なんで.......私」
目をつぶった私は、ソファの上で小さくつぶやく
「..........私、何してるんだろ」
私はそのまま眠りについてしまった
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..........
(.......今何時?)
目を開けようとする
けどその瞬間
ガチャ
「..........?」
玄関のドアが開いた
(......誰?)
お母さん?
それとも、お父さん?
もしくは泥棒?
けど、
私の想像とは違って
別の人が入ってきた
竜也「..........ただいま」
「............竜也!!」
私は、ただただ竜也を見た瞬間、うれしかった
いつの間にか私は走り出していた
そのまま、竜也に強く抱きつく
竜也は何も言わず、
ただ、いつものように笑っていた




