第六十三話 新しい世界、新しい日常
翌朝
俺は目が覚めた
「アメリカに来てから、そろそろ一週間......か」
今のところ親父の仕事はうまくいっている
けど、
やっぱり寂しいな
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どうしようもない自分
どうしようもない心
それが自分に気づかされた
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百「竜也ー、そろそろ学校行く準備しなさい~」
「もうそんな時間か」
制服ではなく、向こうの学校指定の服に着替える
鏡を見る
「........なんか、まだ慣れないな」
月「そういうもんだ」
「親父は緊張しないのか?」
月「俺は初日から不動産屋に喧嘩売った」
「参考にならねぇよ」
百「やめなさい、その教育」
三人で少しだけ笑った
その笑いで、少しだけ肩の力が抜ける
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学校へ向かう車の中
窓の外には、高いビルが並ぶ
行き交う人も、日本とはどこか違う
「........広いな」
月「ニューヨークだからな」
「映画で見た景色そのままだ」
信号も
道路も
街並みも
全部がずっと新鮮だった
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一方、日本
ホームルーム前
愛奈「わかなー!」
愛奈が勢いよく抱きついてくる
「お、おはよう」
愛奈「今日も元気そう!」
「うん.........毎日、竜也と電話してるからかな」
由衣「なるほどね」
りん「少し顔色良くなったな」
淳平「安心したぜ」
みんなが笑う
その笑顔を見て、
私も少しだけ笑えた
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アメリカ
車が学校の前で止まる
月「着いたぞ」
「いつもありがとな」
見上げる
日本の学校よりも大きい校舎
広い校庭
「...........」
月「じゃ、今日もがんばれよー」
「おう」
英語は日常会話くらいなら話せる
だから問題ないと思ってたけど、
ほかにも日本と違うところがあった
授業で使う専門用語や、みんなのスラングはまだ聞き慣れない
そのほか文化、作法、etc......
クラスの笑いについていけないこともある
ここに来てから一週間がたったけど
今のところ、友達はいない
(............今日もがんばりますか)




