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過去編  作者: ryuya
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第六十一話 一人じゃない

昼休みになった


暇だけど、知ってる人なんていない


「..........電話、できるかな」


「メールだけでもしておくか」


アメリカは、日本と違うところがいくつもある


それがよく実感できる


(遠距離恋愛ってきついな.......)


.........................................................................................................


愛奈「じゃあね~バイバイ!」


淳平「遅刻すんなよー」


りん「お前もな」


淳平「俺はしない」


「ふふww」


「じゃあね~」


放課後になり


一通り、淳平達たちと遊んだ後


淳平達と別れ、家に帰る


(家に帰ったら.......まずは晩御飯作らないと)


(あと.........洗濯もだし....お風呂も沸かさないと)


やることがいっぱい


今までは分担してやってたけど


今は竜也がいないから、


全部一人でしなきゃ


................................................................................................


エプロンを付ける


けど、間違えて竜也のエプロンを付けてしまった


「あ..........」


サイズが違うので、すぐにわかった


ひざ下くらいまで長さがある


「...........このままでいっか」


いつの間にか、そんな考えに至る


「えっと.......冷蔵庫、冷蔵庫」


ガチャ


「......あれ?」


いつもなら竜也が作り置きしてくれていたおかず


いつもなら綺麗に並んでいた食材


今日は、自分で買ってきた最低限のものしか入っていない


「........本当に、一人なんだ」


いつの間にか、そんな独り言をつぶやく


........................................................................................................


「.........痛ててて......」


予想以上に失敗した


まったく集中できなかった


「..........指、絆創膏だらけだ....」


竜也がいてくれたから、集中できた


けど今はいない


「.......はぁ~~」


思わずため息が出る


(なんでこんな.......)


..............................................................................................


一人で、食卓に晩御飯を並べる


「いただきます」


モグモグ


.............


「....おいしくない」


何もかも、うまくいかない


そう思うと、自然と涙が流れる


「.....うぅぅ...」


その後も、泣きながら晩御飯を食べた


(私って、こんなにも不器用だったんだ)


そう実感する


............


「ごちそうさま」


ピロン


「.........?」


竜也からのメールだった


竜也『今そっちは寝る時間か?昨日できなかった分、電話で話したい』


「..........いいよ」


メールに打ち込んだ

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