第五十七話 忘れないで
あれから、淳平達にも、俺が留学することを伝えた
淳平「まじか......」
愛奈「会えなくなっちゃうの?」
「いや、半年間だけなんだけど.......その半年は会えなくなるな」
由衣「けど、家族が決めたことじゃ、変えられないよね」
りん「まあ、向こうでもがんばれ」
「ああ、そうするよ」
「あと、わかなのこと、よろしくな」
「..........たぶん、寂しがると思うから」
愛奈「だったら、毎日電話してあげたら?」
「しようとは思う」
「けど、心配だから」
淳平「.........オッケー、わかなのことは任せな」
「ありがと」
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淳平達に感謝を伝え
残り少ない時間をわかなと過ごす
「..........」
わかな「...........」
ただただ、わかなは俺の胸に顔を埋めている
俺はただ、背中や頭を撫でることしかできない
..........
ふと、わかなが顔をあげる
その顔は少し涙目だった
わかな「ねえ、竜也」
「ん?」
わかな「アメリカに行っても、私のこと忘れないでね」
「忘れるわけないだろ」
わかな「じゃあ、約束」
「ああ、約束だ」
わかな「.........竜也」
「ん.......何?」
わかな「ん」
......
Chu
わかな「....えへへ////」
笑っている
けど、それは少し作り笑いのように見える
わかな「......本当に、忘れないでね?」
「忘れない、絶対に」




