第四十七話 退院までの時間
「ん........ん?」
目が覚めると見覚えのある、白い天井が見えた
「......病院か」
月「おはよ~」
「おはよう親父」
月「まったく、二回も病院送りにされるんじゃないよ」
「今回はしょうがなかった」
月「そ」
ふと自分の体を見る
右腕にはギプスがまかれていた
あと、左足にもまかれていた
月「右腕骨折、左足首脱臼だよ」
「そうか......」
「右腕は、多分あいつを吹っ飛ばした時に、脳のリミッター外れてたからだな」
月「ははww火事場の馬鹿力ってやつか」
「左足首も、床をけったときに、鈍い音してたし、そん時か」
月「冷静だな、お前」
「ははww」
そんなことを話している
ガラッ
わかな「竜也!」
わかなが入ってきた
「おわっと」
わかなが抱き着こうとして来るけど、寸前でわかながやめる
「........ははww」
わかな「ん、ごめん、そんなに傷ついてたら抱き着いちゃだめだよね」
月「流石、わかってんじゃん」
「ごめんな、心配かけたろ」
わかな「うん...........≧ ﹏ ≦」
わかなの目には涙が浮かんでいた
左腕で、わかなの頭を撫でる
月「........俺邪魔だよな?」
月「二人でゆっくり話せ」
「ん、ありがと親父」
........................................................................................
「そういや、淳平達は?」
わかな「淳平達は気を使って、明日来るって」
「そうか.........」
「正直、俺もちょっと怖かった」
わかな「腕大丈夫?」
「まあ、問題ない」
わかな「私の所為.....だよね」
「お前の所為じゃない」
わかな「うん.......」
「誰のせいでもないぞ、わかな」
わかな「ありがとう......そういってくれて」
そう言って、わかなは安心したように小さく笑った
俺もつられて笑う
やっぱりこの笑顔だけは、もう二度と失いたくない
そう、心から思った




