第四十五話 逆鱗
「さてと」
窓を割って、3階に入ってきたのはいいが
..........数が多いな
見える限りでは、数百人はいた
「.....どうやってこんな数集めたんだよ」
先輩「人脈があったから、ただそれだけ」
「そうか.....よ!」
先輩に向かって一発殴ろうとする
が、別の男に防がれる
そりゃそうだよな
「全員........つぶすか」
俺はそうつぶやき、周りの男たちに殴り掛かる
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「数多すぎんか?」
りん「思った以上だな」
俺たち、淳平とりんは1階から入ったわけだが
数が多い
数百人はいる
「ったく......この借りはちゃんと返せよ、竜也」
りん「背中は任せな、全員倒す」
「りょーかい」
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あれから数十分
ずっと
ずっと、ずっと、ずっと
人を殴ってる
「ッハァ........あと.......あと何人....倒せば」
何人倒しても
何人気絶させても
また出てくる
もう........うんざりだ
「......ガッ!」
俺は顔を殴られ、壁際に吹っ飛ばされる
先輩「やっっっっと、力尽きてくれた」
そう言って、先輩は俺に近づいてくる
......もう腕を動かす力もない
「何がしたい」
先輩「お前自身に何かするつもりはない、けど、この子にはするよ」
「........テメェ」
先輩はわかなの頭をつかみ、俺の視界に入るように見せてきた
先輩「お前には、今までやってきた罪の重さを自覚させないと」
先輩「だから、今ここで、目の前で奪ってやる !」
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私は、ただただ、怖かった
竜也が来てくれて、助かる希望が見えていたのに
今は目の前で、倒れている
そして先輩が、
先輩「だから、今ここで、目の前で奪ってやる !」
そういって私は絶望に包まれる気がした
けど、その瞬間
ヒュッ!
何かが先輩の顔を通り過ぎた
というより先輩はそれを避けたのだろう
それは向かい側の壁に刺さった
画鋲だった
竜也「.........テメェ.....今なんつった」
先輩「あ?」
竜也「なんて言ったか聞いてんだよ!」
「.......!」
その顔は.....初めて見る顔だった
竜也が本気でキレるのを見るのは初めてだった
その目には、怒りしかなかった




