第三十六話 終わらせるために
あれから数日後
色々あってみんなに俺の料理を振舞うことになった
......うん、なんで?
まあ、食費とかはあいつらが持ってくれるとは言ったけど
そして今は、食材を買って家へ帰る途中
「ふぅ、ちょっと買いすぎた」
「まあ、あいつらのために作るんだから、こんくらいがちょうどいいか」
「ちょいと豪華にしてみるか」
そんな独り言をつぶやきながら家に帰っていると
家の前に
あいつがいた
「.........はぁ」
「なんでいんの」
男子「お前のせいだ」
「あ~あ、壊れちゃってる」
同情もしない
軽蔑する目を向ける
男子「お前のせいで、お前のせいで、お前のせいで、お前のせいで!」
「........自分の所為だよね?」
煽る
煽って、一線を越えさせる
まあ、あいつはすでに何度も一線を越えてんだけどね
今回で終わらせてやる
「.........その、右手に持ってるのは......」
「.......包丁かよ」
銃刀法はどこ行った
カッターでいけたから、今度は包丁ね
あ~あ、逮捕されても知らねえぞ
男子「お前のせいで、お前のせいで、お前のせいで、お前のせいで!」
ずっと、そう叫びながら
包丁を持って向かってくる
「........お前にいいこと教えてあげる」
「あの時は、守るものがあった」
「けど今は、それがない」
「どういうことかわかるかな?」
俺は包丁を避け
男子の顔面をぶん殴った
男子が悶えている間に包丁を蹴り飛ばす
「............」
正当防衛ってことでいいよね
男子「な..........なにひあがる」
「あ~あ、歯折れてら」
強く殴りすぎちまったな
「..........どうしよこの状況」
俺は今、男子を取り押さえているため、警察が呼べない
ちょうどその時
わかな「大丈夫--って、そんな状況じゃなかったね」
「わかな、今すぐ警察呼んで」
わかな「ん、わかった、ちょっと待って」
わかなはスマホで、警察を呼んだ
わかな「数分待ってって」
「りょうか~い」
わかな「大丈夫?」
「ああ、どこも刺されてない」
淳平「お~い、大丈夫か~?」
りん「あ、竜也じゃん」
愛奈「......そいつ誰?」
由衣「取り押さえてるってことは、犯罪者?」
「ご名答」
わかな「私たちを襲った、例の男子だよ」
りん「ふ~ん、こいつがか~」
愛奈「ねえねえ、今どんな気持ち~?」
由衣「愛奈、煽っちゃだめだよ」
愛奈「え~」
「淳平、足元に包丁あるから気をつけな」
淳平「おっとっと、危うく踏むとこだった」
遠くから、警察のサイレンが聞こえてきた
男子は完全に戦意喪失してるな
そしてそのまま、男子を警察に届けた
淳平「まったく、とんだ迷惑だな」
「ははww」
わかな「とりあえず家に帰ろ!」
「そうだな」
...........................................................
「淳平~これ全部いったん冷蔵庫に入れるの手伝って~」
淳平「りょうか~い」
愛奈「いろいろ買ってきたね」
由衣「私も手伝うよ」
「ありがと」
わかな「これはここでいい?」
「ああ」
また、平和な日常
これからも続くといいな
.........
後日談だが
あの男子は無事少年院行きになったそうだ
これで、あいつともう会うことはないだろうな




