第三十二話 一緒がいい
「ふぁーー、疲れた」
わかな「お疲れ、今日はいろいろあったしね」
あの後、真っ直ぐ家に帰ってきた
「........ダリい」
わかな「あはははww」
わかな「あ、晩御飯作ってあげる♪」
「.......ありがと、ごめんな」
わかな「大丈夫!」
そういってわかなは晩御飯を作り始めた
.............
「..................」
俺はソファからわかなを見ていた
「...........」
無理して笑っているように見えた
........自分はひどいやつだな
勝手にだるくなって
勝手にやる気をなくして
わかなに料理をさせている
....................
ソファに座りながら深く息を吐いた
少しだけ頭が整理されてきた
寝よう
そう思った
..............................................................
私はいま、竜也のために晩御飯を作っている
けど、うん.......やっぱりうまく集中できない
竜也が刺された時のことを思い出してしまう
また.....あんなことがあったら.....
(けど、頑張らないと......竜也は.....私のために頑張ってくれたんだから)
自分の頬を叩く
いつまでも竜也に頼るわけにはいかない
私も強くならないと
「えーと、これを千切りに......」
包丁を持って切る
包丁が指先をかすめそうになった瞬間
竜也「あぶねえぞ」
「へ?」
竜也「......だから言ってるだろ、それじゃ指切るって」
「あ、ご、ごめん」
竜也「........はは、またぼーっとしてたろ」
「うん.....って、元気なかったんじゃなかったの?」
竜也「あ~まあ、うん、なんかわかなの頑張ってる姿見てたら、元気出てきたから」
「/////」
竜也「一緒にやるか?」
「うん///そうしよ」
その後は竜也と一緒に晩御飯を作った
(やっぱり、一緒に作った方がいいのかな)
(........けど、一人でできるようにしないと)
(でも、今はまだ一緒がいい)
そう思ってしまう自分がいた




