第三話 始まりの五人
あれからわかなとはいろんなことをした
2人でアニメを見たり
時々近くの公園で遊んだり
そんなことをしているうちに、あっという間に一年が経った
そして、俺は小学校に入学した
ただわかなは家族の教育方針で別の小学校に行ってしまった
まあ.....普通に寂しかった
ただ、小学校で淳平たちと出会った
......................
「......」
淳平「よう!隅で何やってんだ?」
「.....誰?」
淳平「俺か?俺は淳平ってんだ!で、何やってるんだ?」
「.....本読んでる」
淳平「ふ~ん、マンガ?それ」
「そうだけど...」
淳平「あ、それ俺も読んでるやつじゃん!」
「これ知ってるの?」
淳平「それドラ〇もんってやつだろ?俺も家にあるんだ~」
「........」
淳平「というか、持ってきちゃダメなんじゃない?」
「....」
淳平「大丈夫、俺は口が堅いから言いつけないよ」
「.......だといいけど」
淳平「そういえば君の名前聞いてなかったね。なんていうの?」
「.......竜也」
淳平「竜也....いい名前じゃん!」
「...そう」
淳平「竜也、友達にならない?」
「いいけど........」
淳平「やったーー!この学校で始めての友達だな!」
「そう(*^-^*)」
淳平と話しているうちにあいつの笑顔でいつの間にか俺も笑ってたよ
俺はお前に感謝してる.....お前がいなきゃ、たぶん鬱になってた
淳平と友達になってから、1週間後くらい
「......なんかあそこに人だかりがある」
淳平「確かに、なんなんだろ」
クラスメイト1「すご!あのアニメで出てた人じゃん!」
クラスメイト2「ファンなんです!サインくれませんか!?」
愛奈「........(¬_¬ ).......」
淳平「君たち~この子困っちゃってるからもうやめたら?」
クラスメイト1「あ....」
クラスメイト2「だってさ、もうやめるか」
「大丈夫?」
愛奈「大丈夫......近づかないで!」
淳平「どうしたの?」
愛奈「.....私のこと知らないの?」
「あ~、ごめん知らない」
淳平「で、なんだったんだ?」
愛奈「私.....子役だったの....今もだけど」
「......思い出した!テレビで見た気がする」
「星野 愛奈?」
愛奈「そうだよ、私は愛奈だよ」
淳平「なんでそんなに拒絶してくるんだ?」
愛奈「私に近づいてくる人たちは....信用できない....から」
「........」
愛奈「私.....ほんとは子役なんてやりたくなかった....けど、お母さんが」
「.......インタビューのとき、暗い顔してたよね」
愛奈「......」
「黙っちゃった」
淳平「愛奈って言ったか?俺たちと友達にならない?」
「........いきなり言わないであげなよ」
愛奈「君たちなら信用できそう......だからいいよ」
「無理はしなくていいよ」
淳平「けど子役やって良かったんじゃない?普通にかわいいから」
愛奈「な、何言ってんの!バカ!//」
淳平「ひどいって!」
愛奈は今と違って人間不信だった
まあ無理もないかな
愛奈「昔さ~無理矢理に子役にさせられてさ.......辛かった」
「そっか、今となっては笑い話か?」
愛奈「そうだね~けど、虐待も受けてたから笑い話じゃないか」
愛奈「まあ、あのクソ両親から離れられて良かったわ~~」
なんて今は言っている
けど昔は、
愛奈「私って子役やめた方がいいのかな」
「.....何とも言えない」
淳平「売れてるし、親からは褒められてる」
「けど、過去はぬぐえないでしょ」
愛奈「そうだよね.......」
「やめてもいいかもしれない――」
愛奈「うんん、いい事思いついたし、やめない」
「そう......」
由衣「愛奈~何やってるの?」
そこに由衣がやってきた
「あ、初めまして?」
由衣「この人誰?」
淳平「俺は淳平ってんだ!」
「それ全員に言うつもりか?」
由衣「初めまして、由衣っていうの、そこにいる愛奈の友達」
「ふ~ん、由衣と愛奈ってどうやって知り合ったの?」
愛奈「前にテレビで出た時、ちょうど由衣がテレビ局見学してたの」
由衣「それで愛奈が休憩中にいろいろと話して友達になった」
「愛奈と友達になったわけだし......由衣ともなるのか?」
淳平「ああ、というか、そうしたい」
由衣「いいよ~」
由衣はまあ、昔からあんまり変わってない
けど、後から聞いたが愛奈と同じように人に囲まれてたらしい
有名人だしな
愛奈、由衣が友達になって数週間後
淳平「あれ?あそこに座ってるの誰だろ」
由衣「なんか元気なさそー」
「大丈夫?元気ないけど」
りん「.........-_-」
淳平「おーい?」
りん「......」
愛奈「名前なんていうの?」
りん「.......りん」
淳平「りんっていうのか、よかったら友達になるか?」
りん「.....いいのか?」
「何があったのか知らないけど......君がいいなら」
りん「ありがとう、さっきから誰にも話しかけてもらえなかったからさ」
由衣「なんだ、普通に喋れるじゃん」
りんは理由はわからないが愛奈と同じく人間不信だった
ただ、俺たちが話しかけると返事を返してくれた
人間不信というよりたぶん気軽に話したい人が欲しかったのかな
「なんか変なメンバーだね」
由衣「確かに」
淳平「俺たち、いつまでも友達でいようぜ!」
愛奈「もともとそのつもり」
りん「竜也ってほかに友達いるのか?」
「いるよ、この学校にはいないけど」
淳平「へえ、会ってみたいな~」
こうして当時は周りには変に思われていたグループが完成した
..........変に思われるし、それからは友達は出来なかった
まあ、あいつらがいるからほかは要らないんだけどね
「わかなにもこの話したいな」
「みんなのこと話そうかな」
淳平「いいんじゃねえか?」




