第二十八話 譲れないもの
あの日の一件からわかなは学校に来なくなった
まあ、無理もなかった
だってあの男子は同じクラスにいたからな
淳平「........いつもの妻はどうしたんだよ」
「妻じゃないって......いろいろあったんだよ」
淳平「そか、まあ、あんまり詮索はしないよ」
「そうしてくれ」
わかなはあの事件のことをあまり大事にしたくないらしい
あの事件のことは俺とわかなと、あの男子しか知らない
昼休み中
男子「おい」
「.....なんだよ」
男子「お前のせいで、わかなさんが学校に来れなくなったじゃないか!」
「.......?」
は?
思わず言いたくなった
なんだか狂ってんな、俺はそう思った
しかも教室にいた全員に聞こえるように言っていたため視線が痛い
「なんでそんな結論に至ったんだよ」
男子「謝れよ、わかなさんに!」
「...........はぁ」
「俺何も悪くないんですけど......」
男子「お前のせいで.......お前のせいでわかなさんが傷ついてるんだぞ!」
「...............」
男子「恋人である俺にも、連絡とってくれないくらいに!」
「............」
俺は腹が立ってきた
男子「お前さえいなくなれば......俺とわかなさんの関係が元に戻るんだよ!」
「..................」
無言を貫き通すのも疲れてきたな
男子「はは、何も言えないか?悔しいか?」
「.......(ㆆ_ㆆ)」
.........気づいた時には俺はその男子を顔面から殴っていた
................................................................................
あの後、俺は生徒指導室に呼ばれ指導を受けた
そして、1週間の自宅謹慎になった
「ただいま.......」
わかな「おかえり!」
「........いきなり抱き着いてきてどうした」
わかな「.......しばらくこのままでいて」
「はいはい」
わかな「............」
「.........あそうそう、俺1週間の自宅謹慎食らっちゃったから」
わかな「え!?なんで?」
「.........」
わかな「......もしかしてあの男子?」
「そうだな.....普通にむかついたから殴った」
わかな「そんなことしなくてもよかったのに」
「.......まあ、なんかすっきりしたから」
わかな「........ふふ、あはははww」




