第二十七話 君を守るために
その日の放課後
わかな「......ここでいいんだっけ」
「たぶんね」
わかな「.........ちょっと怖いから、見ててね」
「ああ、何かあったらすぐに行く」
そんな話をしていると
ガラッ
男子「......なんでここにお前がいるんだよ」
「大丈夫、君の告白を邪魔はしないから」
男子「.....まあいい」
男子「.........えっと、わかなさん、俺はずっと、小学生の時から好きでした!もしよかったら付き合ってくれませんか?」
わかな「........そうだね、まずありがとうって言わせてもらうね。けど君の思いには、答えられないや。私、好きな人がいるの」
男子「......そうですか」
わかな「ごめんなさいね、けどきっといい人が見つかるよ」
男子「.................」
そのまま男子は空き教室から出て行った
「........俺完全に邪魔だったな」
わかな「そんなことないんじゃない?」
「.......後で謝ろ」
....................................................................................
わかな視点になります
その日の帰り道
竜也は今日のうちにあの人に謝りたいって言ってそのまま学校に残ることにした
今は一人で家に帰っている
「......お人よしなんだから」
「...けど、そんなところも好き」
そんな独り言をつぶやいていると
「!」
いきなり腕をつかまれ
路地裏に引っ張られた
「ん~!」
男子「シー」
そこにはあの時の男子がいた
腕をつかまれて、口を完全にふさがれている
そしてそのまま地面に押し倒された
男子「....なあ、なんであんな奴の方がいいんだよ」
男子「本当は、あいつの目の前では正直に言えなかっただけだろ?」
「ん~!ん~~!!」
男子「...俺はこんなにも愛しているのに...」
そういいながら.......
少し言いずらい
いうなら服の中に手を入れてきた
「ん~!」
抵抗.........できない
......怖い
(たす....けて...竜也)
竜也「いた!」
.....................................................................
「いた!」
俺はそう言って男子を蹴っ飛ばした
「..........大丈夫か?」
........おっとっと
俺はなるべく怖がらせないようにしながら手を差し伸べた
わかな「ん........大丈夫」
わかなは立ち上がったものの、手と足が震えていた
「大丈夫じゃないだろ」
わかな「ん........けどなんでここがわかったの?」
「.......もともとあの男子を探してたんだが、学校にいなくて、んで、嫌な予感がしたから、わかなに電話したんだ。けど繋がらなかったから帰り道をたどってたんだよ」
わかな「......ありがと」
わかな「そいつどうするの?」
「とりあえず、病院にでも......と思ったけど、わかなは一人で帰れるのか?」
わかな「.....たぶん」
「電話、つなぎながら帰るか?」
わかな「.....そうしよ」
その日は電話しながら家に帰った




