第二十一話 何気ない幸せ
今日はわかなとショッピングモールへ行くことになった
わかな「早く行こ!」
「はいはい」
わかな「何買うんだっけ」
「掃除用具と.....あと食材くらいかな」
わかな「私、服買いたい!」
「じゃあ、それも」
わかな「小さな声で(今日は竜也に渡したいもの、買いたいしさ......)」
「?なんか言ったか?」
わかな「ううん、何も♪」
何を買うか決めながら俺たちはショッピングモールへ向かった
道中......
「..........」
わかな「.........ん」
「?」
わかな「.........///」
わかなが手を出してきた
(あーそういうことね)
俺はわかなが出してきた手を握った
わかな(.......あぁあぁあぁッ!........やばいやばい!)
「............」
わかな(竜也と....手を繋いじゃった!....手汗大丈夫かな?これ!)
わかな(心臓の音も聞こえてないよね!?ずっとバクバクしてるって!)
わかなの手は柔らかく暖かかった
「.....これもやりたいことか?」
わかな「うん......///」
「..................」
わかな(恋人繋ぎ.......できた...........)
「..............しれっと恋人繋ぎになってる......」
わかな「手...冷たいね」
「......末端冷え性だからさ」
わかな「.......私が暖めてあげる」
その後は洋服店行くまで手は離れなかった
.................................................
「服、何買うんだ?」
わかな「ん~ネットで見た服が確かここにあったはず」
わかな「あ、あった!」
「....いいんじゃないか?」
わかな「試着してみる」
..............
わかな「ど、どう?」
わかなが試着室から出てきた
淡い水色のワンピースは彼女の髪色によく合っていた
思わず見とれてしまうくらいには可愛かった
「いいね!似合ってるよ」
わかな「ほんと?」
「本当」
わかな「色は?」
「似合ってる」
わかな「本当に?」
「本当に」
「その色、わかなの髪に合ってるよ」
わかな「////ありがと♪」
「それ買うのか?」
わかな「ん、そうする」
「お金は俺が払うから」
わかな「ん、いいよ私が払うから」
「.......」
店員「お会計、6500円になります」
わかな(え~と、財布財布)
「クレジットカードで」
店員「はい、どうぞ」
ピッ
店員「ありがとうございました」
「よし、行こう」
わかな(.......え!?)
「どうした?」
わかな「////」
「あ、荷物持つよ」
わかな「え、ちょ」
「.........俺は普通に当たり前だと思ってやったんだがな」
わかな「あ~うん.....ちょっと聞きたいことがあります」
「?」
わかな「竜也ってクレジットカード持ってるの?」
「ああ、これ?親父からもらったやつ」
わかな「......ふふ、あはははww」
「.....どうした?」
わかな「ごめん、いきなり笑って。ちょっと嬉しくて」
「そうかい」
わかな(竜也.....優しいね、私を.....一番に思ってくれてる...)
わかな「(小さな声で)好きだよ」
「?なんか言ったか?」
わかな「ううん、なにも♪」
「ふ~ん」
..............................................................
「そこのカフェで休憩するか?」
わかな「え!?」
「いや、なんかしんどそうな顔してるから.....」
わかな「........うん、行こ!」
わかな(しれっと、私の気持ちに気づいてくれてるんだけど......)
................
店員「ご注文、お決まりですか?」
「コーヒーとオレンジジュースを」
わかな「あと、このケーキください」
店員「はい、では少々お待ちください」
...........
「何気にカフェってあんまり行ったことなかったわ」
わかな「ふふ、じゃあこれが初めて?」
「まあ、そうなるかな」
店員「ご注文のコーヒーとオレンジジュースでございます」
「ありがとうございます」
わかな「というか、私の好きなオレンジジュースじゃん」
「天音さんから聞いたんだよ」
わかな「......ありがとう」
「はは」
わかな「竜也はコーヒー?」
「角砂糖2個くらい入れるけどね」
わかな「苦くないの?」
「......普通に苦い」
わかな「あはははww」
店員「ご注文のケーキでございます」
「ありがとうございます」
わかな「ケーキ♪ケーキ♪」
「ゆっくり食べろよ」
...................................................
わかな「楽しかった~♪」
「........洗剤買ったっけ?」
わかな「あ」
わかな「忘れてた……」
「まあいいや、別の日にでも買いに行くわ」
わかな「家帰ったら何する?」
「夕飯作らないとな」
わかな「私も作れるようにならないと」
「夏休み中、料理教室でもするか?」
わかな「そうしようかな.......」
「はは、まあなれると簡単だから」
わかな「楽しみだね」
「料理か?」
わかな「違うよ」
「?」
わかな「竜也と一緒にいる夏休み♪」




