第十七話 友達のままで
「......集まってくれてありがとう」
淳平「礼を言われる筋合いはねえよ」
りん「いきなり呼んでどうしたんだ?」
愛奈「なんかいきなり引っ越すし」
由衣「聞いてないこともたくさんあるね」
「一つ一つ説明していくわ」
俺はすべて説明していった
自分の親父からもらった家に引っ越したこと
そして
「そしてもう一つ........俺とわかなは許嫁になった」
淳平「.......へ!?」
りん「許嫁ってあれ?」
由衣「『当事者の意思に関わらず、主に双方の親や親族の合意によって幼少期などから決められた結婚の約束、またはその約束をした相手』でしょ?」
「そう.......今検索したのか?」
愛奈「へえ~まあ、とりあえずおめでとう!」
淳平「祝わないとな、お祝いにケーキでも頼むか?」
「まあ、今はいいよ」
わかな「......みんなありがとう」
りん「これくらいしないと、友達だろ?」
「ははw」
りん「.........まあ、一瞬『リア充爆発しやがれ!』って思ったけど」
「........それは自分の頭の中にとどめといてくれ」
わかな「あははwww」
淳平「ってことは、今同棲中?」
「そういうこと」
由衣「許嫁になってどう思うの?」
「........まあ、嬉しい限りだな」
わかな「私たち両想いだったし」
淳平「そうか.....まあ、おめでとう!」
りん「おめでとう!」
愛奈「私は気づいてたよ、竜也もわかなが好きなこと」
わかなを見て少し寂しそうに笑う
「え!?いつ?」
愛奈「最初のデートの時」
「.......ってことはやっぱりつけてたのか?」
愛奈「あ、気づいてた?」
「まあ、なんか視線を感じるとは思ったけど」
俺たちは集まったカフェで他愛もない会話をした
.......................
愛奈「あ、竜也、あとでちょっと話さない?」
「ん、いいけど」
..........
「で、何の用?」
愛奈「いや、ただ話したい事、あってさ」
「?」
愛奈「知ってた?私、実は竜也のこと好きだったりするんだよね」
「ブハッ........え!?いつから?」
愛奈「ん~初めて会った時から」
「まじか.......」
愛奈「あ、大丈夫!普通にわかなの許嫁になったことにまったく嫉妬してないから」
「..........」
愛奈「というか、あれ、恋だったのかでさえ定かじゃないから」
「そう.......」
愛奈「それに、私が先に言ってても結果は変わらなかったと思うけどね」
「ごめん」
愛奈「そんなこと言わなくても。これからも、友達でいてくれる?」
「もとより友達なんだがな」
愛奈「あはははww」
わかな「竜也~一緒に帰ろ~」
わかなが遠くから手を振っていた
愛奈「私のことはいいから!妻のもとに帰ってやりな!」
「はいはい.......ってまだ妻じゃないぞ」
愛奈「あはははwww」
あの日のこと、
俺はまだ覚えてるぞ
まあ今聞いても
愛奈「あはははww、そんなこともあったっけ?」
愛奈「私は、竜也のこと、友達として好きだよ!(*^-^*)」
なんて言っている
.........けどね、俺はまだちょっと後悔してるよ、愛奈
俺はわかなを選んだ
それでも、愛奈の想いを忘れることはない




