第十四話 すれ違い
いじめられてから数週間後
そろそろ小6になるころ
わかなが俺にかかわらなくなった
というよりわかなが俺を避けている感じだった
休み時間になってもわかなは来ない
帰り道も一緒に帰らない
休日も誘いが来ない
なぜかはわからなかった
嫌われたのかと思った
俺の心はもうダメになっていた
一時期死のうかなって思ったこともあった
けど死ななかった
俺はそれを拒んだ
母さんは
百「わかなちゃんにも何か思うことがあるんだよ、そういう時は距離を置くのが一番」
そういってくれた
けど、帰り道
いつもは一緒に帰っていたわかなの姿はない
何度も後ろを振り返る
けど、いない
淳平達は
淳平「最近お前らどうしたんだ?」
りん「一緒に帰らなくなったし」
「...........別に」
........................................
愛奈「....最近、竜也をデート誘わなくなったよね、わかな」
わかな「......」
愛奈「喧嘩でもしたの?」
わかな「違う......」
愛奈「やっぱり、あの事件?」
わかな「........うん」
愛奈「確かに、あれはショックだったよね」
わかな「私が....私が竜也と関わったから.....あんなことに.....なった」
愛奈「........」
わかな「だから、私はもう.......竜也と関わらない」
愛奈「竜也がかわいそうだけど」
わかな「けど.......いじめられるより.....まだマシ」
愛奈「.........彼にとってわかなに無視されるのは一番メンタルに来ると思うんだけどね.....」
わかな「?」
愛奈「まあ、わかながそうしたいなら、私に何か言う権利はないから」
........................................
「..........」
自分の心を保つため、ただ無心で勉強をする
勉強、勉強、勉強
ただそれだけ
両親に心配された
けど勉強、勉強、勉強
自分にはこれしかなかった
勉強、勉強、勉強
ただそれだけ、ただそれだけ
自分でも途中から何をやっているのかすらわからなくなった
気づけば時計は深夜二時を回っていた
それでも手は止まらなかった
ただそれだけ




