第十一話 夢が決まった日
月「そろそろ4年生になるけど、将来の夢は決まったのか?」
夕食中、親父にそんなことを聞かれた
「..........決まってない」
月「そうか、なら俺の職場に来るか?」
「そういえば親父の仕事、聞いたこともなかったな」
月「明日、休みだし来るか?」
「.........物は試しだし、行ってみるよ」
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「.......でかくない?」
月「でかいだろう」
俺は今、親父の会社に来ていた
月「とはいっても、まだ会社新しくしたばっかだからさ」
「何やってる会社なんだ?」
月「それは、ロボット開発だな」
「へえ」
月「まあ、とりあえず中に入ろう」
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「すご」
社員1「あ、社長!お疲れ様です」
社員2「そちらは、社長の息子さんですか?」
月「ああ、職場体験ってやつだ」
「何をやってるんですか?」
社員1「これはだな、プログラムってやつだ。理解できるのか?」
「はい、大体わかります」
社員1「はは、すごいな」
「これが何か動かすやつですか?」
社員1「そうだ、ここの数値を変えたら、あーだこーだ」
「......なるほど」
月「.........我が息子ながら恐ろしい」
「何言ってんだ親父」
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月「試作品、見るか?」
「見てみようかな」
社員1「これが試作品だ。まだ歩くだけだけどな」
ロボットがゆっくり歩く。
トテ、トテ、トテ。
「......」
月「どうだ?」
「......かっこいい」
人が作ったものが自分で歩いている
まるで生きているみたいだった
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月「どうだった?」
「........俺の夢が決まった気がする」
月(本当に継ぎたいと思ってくれたのか)
月「そうか、俺の仕事を継ぐのか?」
「まあ、そうしたい」
月「......もともとその予定だったんだがな、お前は次期社長ってことだ」
「まじ?」
月「ああ、ただし、社長になるんだったら、勉強しろよ」
「分かってるよ」
俺はその日からプログラミングの独学を始めた
プログラムコードを母さんからもらったノートPCに書いたり
ロボットデザインも独学でやり始めた
人生の目標が決まった日かもしれない




