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魔王軍侵攻・陸

オレは陸ゲートに向かった。

場所はみんなの原っぱだ。

撮影係のコウモリネコ・ピピスもいっしょだ。

時間になると巨大な門が出現して不気味な音を立てて開いた。

モンスターたちがゾロゾロと出てくる。

サイとか虎とかいろんな動物のヴィジュアルをしたモンスター軍団だ。

オレは地獄刀を天に掲げた。

「地獄門ッ!」

あたりの風景が地獄に塗り変わる。

モンスターたちは動揺した。

「おいおい地獄に来ちまったぜ?」

「俺たちゃ死んだのか?」

おろおろして軽いパニックになってやがる。

泣く子も黙る魔王軍も地獄はさすがにこえーか。

オレは岩陰に隠れて全員でるまで待つことにした。

モンスターたちは地獄で迷子になるのがいやなのか大人しく門前で待機してる。

全員でそろったところでオレは岩陰から飛び出す。

「地獄閃ッ!」

あいさつ代わりに斬撃を放つ。

長く横に伸びた赤き閃光が整列したモンスターたちに襲いかかる。

「なんじゃこりゃ!うぎゃっ!」

モンスターたちは次々に胴体を真っ二つにされた。

うひょーすごい威力だ。

効果範囲もめちゃくちゃひれぇ。

固まってる5万の軍勢をぜんぶカバーできてるんじゃねえか。

地獄はモンスターたちの屍で埋め尽くされる。

地獄みてぇな風景だな。地獄だけどよ。

ジャンプして逃れたやつもけっこういるな。

地獄刀を強く握る。

地獄釜じごくがまッ!」

巨大な釜が出現して生き残ったモンスターたちを煮えたぎった油の湯につける。

「ぐぎゃぁあああ!」

モンスターたちは断末魔の悲鳴をあげて釜の底にぶくぶく沈んでいった。

残酷だって?

ちっちっちっ。

甘いな。

こいつらは人類を皆殺しにしようとしてたんだぜ?

残酷な殺しかたもすっし人間の命をもてあそぶ気まんまんよ。

魔界でも敵軍には拷問したり捕虜への釜茹でも数万人単位で行ってた。

北の魔王軍の悪評は全土にとどろいてるぜ。

自分がされていやなことは人にすんなっつーの。

「悪夢だ・・・・信じられんッ!」

これで全員片付いたと思ったら上等な鎧を身につけたゴリラが1人生き残ってる。

沸騰した油のプールを泳いだのかよ。

生命力がつえーな。

総大将だな。

会話する義理もねーしいその場で死んでもらおう。

飛びながら撮影してるピピスを手招きして呼び寄せる。

オレの真横に来てもらった。

「地獄炎ッ!」

刀に地獄の炎を灯す。

それからもういっちょ。

「地獄変ッ!」

地獄刀に呼びかけて八寒地獄にチェンジしてもらう。

「うほほ・・・」

ゴリラ将軍は一瞬で紅蓮華のような死体になり果てた。

オレとピピスは地獄刀の炎で暖をとってたから平気だ。

おーさぶさぶ。

「閉幕」

すぐに地獄世界を閉じた。

現実世界に戻る。

いちおうゲートも破壊しておくぜ。

門に手をかざす。

「ヘルファイヤッ!」

門はど派手に炎上した。

地獄刀はほんとチート武器だぜ。

ま、オレの霊力が爆上がったことも無傷で勝てた要因だがな。

楽勝すぎる。

一仕事終えたら腹が減ったな。

海の見える洒落た店で飯の約束もあるし急ごう。

オレはピピスといっしょに夜霧のもとに向かった。


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