お泊り会
読んでいただきありがとうございます。
お泊り会は、私の離宮でするのは、ルークやラキの獣舎があるので、外部からの立ち入りを禁止されてしまい、王宮の貴賓室でのお泊り会のOKが出た。
貴賓室でのお泊り会も、結局ルイス団長の仕事お増やし、警備を拡大してもらうことになり…………自由にするのも簡単ではないことを知る。
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「わあ~。王宮はデビュタントに来た以来よ!それも貴賓室に泊れるなんて素敵」
ローラがはしゃいで、ぴょんぴょん跳ねている。
「私も貴賓室に入るのは初めてよ。緊張しちゃう」
ソフィアが高い天井を見上げる。
「二人とも荷物を置いたら、まずは夕飯にしましょう、隣の部屋にもう準備がされているはずよ」
「わぁ王宮ごはん♪」
ローラって、本当に裏表がなくてかわいい人。
私達が部屋に入ると、既にノア兄さまとレイモンドが待っていた。
「「レイモンド!!」」
ローラとソフィアの声が重なる。
「ルシアが、夕飯くらい一緒にって、誘ってくれたんだよ」
ふてくされるレイモンドの隣で、ノア兄さまが立ち上がる。
「やあ、お嬢様達。ぼくも一緒に夕食をいただいてもいいかな」
「ノア殿下、もちろんです」
ソフィアが、綺麗なカーテシーをすると、ローラもそれに続く。
二人とも、さすが完璧な所作だ。
「じゃあ。冷めないうちにいただこう」
みんなで席について、料理長おすすめのディナーが並ぶ。
「そうか、レイモンドは、ルイス団長の背を追うんだな」
「はい。学院を卒業したら、騎士団の入団試験を受けます」
「僕もどんな形で、兄上支えて行けるか、考えているが、騎士になるのもその一つだな……今度手合わせしないか?」
「はい、是非お願いします」
「グラント侯爵家には、弟君もいたな」
「はい。10歳も年が離れているので、まだ7歳です」
ノア兄さまとの話すレイモンドを、ソフィアが見つめている。
そんなソフィアを私とローラが見つめる…………。
和やかに夕食は終わり、ノア兄さまとレイモンドは、女子会の邪魔はしないと、早々に帰って行った。
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それそれお風呂を済ませて、パジャマで集合。
私はアロのくれた薄紫色のナイトドレス。
ソフィアはピンク色、ローラは水色のナイトドレスでどちらも素敵。
お気に入りの、ぬいぐるみやお菓子を持ち寄って、ベッドルームにあるローテーブルに集まる。
「さあ。女子会の始まりね~。まずは、レイモンドとソフィアの恋バナから聞かせてよ~」
ん?
「レイモンドとソフィアはお付き合いしてるの?」
「うーん。婚約の話は出ているの…………でも、レイモンドもルイス叔父様も、騎士として独り立ちしてからって…………。」
「もうポンコツ親子め!令嬢の適齢期をなんだと思ってるのよ、せめて婚約しなさいよ!他の釣書にソフィアがなびいたらどうするの!」
ローラが、プリプリと怒りながら、クッションを叩く。
「ねえ、ソフィアは、レイモンドのこと、好きなの?」
私が、ソフィアの顔を覗き込むと、色白のソフィアの顔が、みるみる赤く染まる。
かわいい。
ローラが、隣に座るソフィアの肩をグイっと引き寄せた。
「もうルシアは鈍いわね~。ソフィアの行動を見てたら直ぐにわかるじゃない」
「そうなの?ソフィアは、レイモンドに厳しいから、どちらかと言えば……苦手なのかと思ってた」
「くー。清々しいほど鈍くて、ルシアらしいわ~。ソフィアは、ルシアに優しくするレイモンドを見て、嫉妬してたのよね~」
「え~。ごめん。ソフィア!嫉妬してたの?そしたらそしたら、レイモンドは?」
「ふふふ。昔からレイモンドはソフィアが大好きよ~。みんなであそんでいても、ソフィアのことばかり気にしていたわ、今回のことも、アロイス兄さまからソフィアが難題を仰せつかったから、レイモンドなりにソフィアを助けてるつもりなのよ~」
むむむむ。私は穏当に清々しいほど鈍いのね…………。
全然…………二人の気持ちに気がつかなかった。
(*''ω''*)




